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高齢猫を長生きさせる方法|自宅でも出来る健康チェック方法紹介

更新日:2024年05月26日

家の中だけで飼われている猫はだいたい12歳頃から、家の中と外とを行き来する猫はだいたい10歳頃から高齢猫といわれています。あなたの大切な猫が高齢猫といわれる年齢になったとき、より長く生きてもらうためには何が出来るのか、どんな配慮が必要なのか考えてみましょう。

高齢猫を長生きさせる方法|自宅でも出来る健康チェック方法紹介

高齢猫の寿命を延ばすための効果的な方法3:自宅での健康チェックが大切

高齢猫になるほど寝ていることが多くなりますが、なんとなく食欲がない、いつも以上に甘える、体の特定の部分をしきりになめたり噛んだりするなどはしていないでしょうか。

いつもと違う行動をとっていないか、猫の行動や仕草を普段からよく観察しておくことが大切です。

高齢猫が病気になってしまった時、いち早く病気の兆候を見つけるポイントは、普段の健康状態をよく把握しておくことです。正常な状態が分かっていれば、異常がある場合により早く判断する目安となります。

自宅でできる健康チェック方法

獣医さんにかかることも大切ですが、自宅でできる健康チェックもあります。猫とスキンシップを取りながら簡単にできるものも多いので、参考にしてみてください。

今回は、呼吸数・脈拍・体重・体温・ボディチェック・血圧の6つを紹介します。

自宅でできる健康チェック方法

  • 呼吸数
  • 脈拍
  • 体重
  • 体温
  • ボディチェック
  • 血圧

自宅でできる健康チェック方法1:呼吸数

高齢猫の呼吸数の測り方は、猫が落ち着きゆっくりとしているときに、胸が上下する回数を数えます。遊んで興奮しているときや、運動の後は避け、落ち着いた状態のときに数えるようにしましょう。

もし分かりづらい場合は、おなかに軽く手を当てて、胸が上下している回数を数えてみましょう。

呼吸数は1分間の回数が重要になります。1分間じっとさせておくのが難しい場合や、猫が嫌がる場合は、15秒間の呼吸を数えて4倍した数と覚えておくのもよいでしょう。健康な猫の呼吸数は、平均して1分間に24回~42回くらいです。

自宅でできる健康チェック方法2:脈拍

胸の下に手を当てて、その鼓動を測定します。脇の下から手を入れて、両手で包み込むようして測定すると測りやすくなります。人間と同様に、高齢猫も緊張してしまうと脈拍数が上がってしまうので、呼吸数を数えるときと同じく、落ち着いているときに測るようにしましょう。

脈拍数も1分間の数字が基本となるので、15秒間測定した数に4倍した数値を覚えておきましょう。聴診器を使う場合は、使い方など、かかりつけの獣医師さんに相談した上で購入するようにしましょう。

脈拍数の目安は、1分間におよそ120回~240回くらいです。

自宅でできる健康チェック方法3:体重

高齢猫の体重の測り方は、赤ちゃん用のベビースケールがあれば、より細かい測定が可能ですが、大人用の体重計でも測定は可能です。

しかし、そのままでは、おとなしく体重計に乗ってくれず、乗ってくれてもすぐに動いてしまってうまく体重が量れないので、次に挙げる方法を試してみてください。

猫を抱っこして量る方法:①飼い主さんの体重を量る ②猫を抱っこして再び体重を量る ③猫を抱っこして量った体重から、飼い主さんの体重を引く

ペットキャリーに入れて量る方法:①猫をペットキャリーに入れて体重を量る ②ペットキャリーの重さを量る ③猫をペットキャリーに入れて量った体重からペットキャリーの重さを引く

体重は毎月定期的に量り、ダイエットをしていない状態で、体重が全体の5%以上減っている場合は要注意です。

自宅でできる健康チェック方法4:体温

高齢猫の体温は、耳で測定できるペット用専用の体温計が市販されているので、そちらを使うと簡単に測定することができます。

人間用の一般的な体温計を使い、肛門に入れて直腸の温度を測定することでも体温をチェックすることはできますが、先が硬いタイプの体温計や、時間のかかる体温計では肛門を傷つけてしまうおそれがあるので、はできません。

猫の自宅での正常な体温は、平均して37.5度~39度くらいです。普段のお手入れや、スキンシップをするときに触れると、温かいと感じる温度です。

体温の高い猫の体が冷たく感じたり、部屋の中の温度が適温な状態なのに、冷たい場所にばかり行きたがる時は注意が必要です。

自宅でできる健康チェック方法5:ボディチェック

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初回公開日:2019年08月05日

記載されている内容は2019年08月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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