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猫の耳毛のカットの方法|カットをするかのポイントをご紹介

更新日:2023年12月12日

猫は、自分で耳掃除ができません。猫の耳の内側にふんわり生えている耳毛は、耳の衛生状態によってはカットなどのお手入れが必要です。猫と飼い主双方の負担を減らすためにも、耳毛をカットした方がいい場合と、カットの方法、必要なアイテムをご紹介します。

猫の耳毛のカットの方法|カットをするかのポイントをご紹介
工作用のはさみではなく、ミニサイズのはさみを使いましょう。

工作用だと大きすぎて扱いづらい上、刃物部分が大きく猫の耳にとって危険です。ペット用はさみの中でも、部分手入れ用が販売されています。

はさみは、先が丸いものでないといけません。はさみの先が尖っていると、猫の耳に当たって怪我させてしまう可能性があります。

安全性を考えて、先の丸い、小さいサイズのものを使用します。

猫の耳毛カットする際のアイテム2:ペット用バリカン

大人しい猫であればバリカンを使うという選択肢もあります。

バリカンで刈る際には、毛元を残し、軽く刈る程度に留めておきましょう。皮膚に近いところを刈ろうとすると、猫の皮膚に健康被害を及ぼすケースが考えられます。

バリカンを選ぶ際には、音の静かな低騒音タイプを選びましょう。刃幅3cm以下の物がです。水洗いできるタイプを選ぶことも重要です。

猫の耳毛カットする際のアイテム3:眉毛カッター

猫の耳毛カットは、人間用の眉毛カッターやフェイスシェーバーでも代用できます。

猫の耳毛に当てれば簡単にカットができますので、です。ただ、音が出るタイプの場合、怖がって逃げてしまう猫もいます。

皮膚の薄い箇所に当たると怪我をさせてしまいますので、猫が嫌がっている場合は誰かに押さえ役を頼むなど、猫が動かないよう介助をお願いするようにしましょう。

猫の耳毛のカットの仕方

猫の耳毛は、簡単にカットできます。

ですが、それは猫が大人しくしてくれている場合の話です。1人で抑えられない場合は介助を頼みましょう。猫に怪我をさせるおそれがある場合は、動物病院などにお願いします。

猫の耳毛のカットの仕方1:生え際部分の耳毛は残して毛先をカットする

猫の耳毛のカットは、根元からカットするのではなく、生え際の毛は残しておきましょう。数mm程度残しておけば大丈夫です。

短く残しておけば、外からのホコリや異物の侵入を防ぎやすくなります。完全室内飼いの猫だとしても、家の中にもホコリやゴミはありますので、つるつる状態にしてしまうのは問題です。

本来、猫の耳毛は耳の中を守るために生えているものですから、その役割だけは残しておきましょう。

猫の耳毛のカットの仕方2:皮膚面に当てて根こそぎ耳毛をカットしない

猫の耳毛をカットする場合、はさみやバリカンを皮膚面に当てないようにしましょう。

猫の耳の皮膚はとても薄くて繊細です。驚いた猫が耳を伏せようとして、動いてしまうケースがあります。

咄嗟の耳の動きに対応できず、傷つけてしまう可能性がありますので、必ず数mm浮いた場所に当てるようにしましょう。

また、はさみを使う場合には、生え際付近から切ろうとすると皮膚を挟んでしまう危険性がありますので、注意しましょう。

猫の耳毛のカットの仕方3:定期的に耳毛をカットする

人間の毛と同じく、猫の耳毛はカットしても伸びてきます。耳毛は伸びやすいので、月に2、3回カットしてあげるのがいいでしょう。

人間の体毛をカットしてお手入れしたことがある人なら想像がつくでしょうが、カットされた断面がそのまま伸びて体に当たるとチクチクしてしまいます。

猫の耳毛は、両耳とも内側からしか生えていません。伸び続けて逆側の耳介に当たって嫌がることがあります。嫌がるそぶりがあったらカットしてあげましょう。

猫の耳毛カットのやり方を知ろう

猫の耳毛カットの必要性は、個体差があります。

長毛種の猫は毛が長く量も多いので、耳毛が耳を塞いでしまいます。垂れ耳種の猫も、耳を塞いでいる状態です。

また、猫は年齢が上がるにつれ、毛の伸びるスピードが上がり、全体的に毛深くなってきます。シニア猫は掃除の頻度も落ちますし、掃除自体ができない猫もいます。

飼い主がしっかりチェックするためにも、必要だと判断したら耳毛をカットしてあげましょう。

初回公開日:2019年07月31日

記載されている内容は2019年07月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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