大型犬のグレーハウンドはどんな犬？特徴や飼育する方法も詳しく紹介

「大型犬のグレーハウンドって飼うのが難しそう」
「見た目にインパクトがあるけど、どんな性格なのかな」
「飼う前の準備は何が必要なの？」
このように大型犬のグレーハウンドを飼う前の準備や飼った後で、必要な知識を頭に入れておきたいと考えている人もいるのではないでしょうか。

本記事では大型犬のグレーハウンドの基礎的な知識や飼い方、おおまかな必要費用について紹介しています。飼い方のポイントを把握しておくことで、焦らず冷静な判断でペットの飼育に努めることも可能です。

この記事を読むことで、最低限準備しておくとよいペット用品を把握することができるため、ペットが快適に過ごせるような環境を整えることができます。

これから大型犬のグレーハウンドを飼おうと考えている人やグレーハウンドを飼っている人など、必要な知識を頭に入れようとしている人は、ぜひチェックしてみてください。

スレンダーなボディーが魅力的な大型犬のグレーハウンドは、走行能力が高く、狩猟犬として古くから活躍している犬種です。大型犬ということもあって圧倒される見た目をしていますが、実際は優しい性格をしています。

グレーハウンドの中でもそれぞれの種類が区別しやすいようにさらに、イングリッシュ・グレーハウンドとイタリアン・グレーハウンドなどのタイプ分けがされており、犬種の区別が可能です。

グレーハウンドは、紀元前4000年前の頃から古代エジプトの墓壁にて似た犬種の絵が確認されていたといわれています。しかし、この絵に描かれた犬種がグレーハウンドであるのかは定かではありません。

グレーハウンドは数種類の犬種の原型であるといわれており、長い年月を経てスピードを活かした狩猟犬として活躍してきました。

イベントでは狩猟犬の力を大いに発揮して、最速のチーターをも超える走りを見せたともいわれています。

どちらもグレーハウンドという共通した名前を持っていますが、イングリッシュ・グレーハウンドは大型犬、イタリアン・グレーハウンドは小型犬と、イングリッシュ・グレーハウンドの方がサイズが大きいです。

イングリッシュ・グレーハウンドは狩猟犬として引き締まったボディーはもちろん、獲物を逃がさない追跡能力や獲物を捕獲する攻撃力、優れた持久力を持っています。

イタリアン・グレーハウンドはボディーが細いものの引き締まっており、小さな狩猟犬としてインパクトのある姿をしていますが、イングリッシュ・グレーハウンドとは違って内気な性格です。

ここからは、イングリッシュ・グレーハウンドを主に取り上げていきますので、参考してみてください。

インパクトの強いルックスをしていますが、根は優しく、思いやりのある性格をしています。また狩猟犬として活躍していることもあって、不審を察知すると素早く本能を発揮するでしょう。

日常生活においてはくつろぐことを好む傾向があります。そのため走る姿だけでなく、寝転ぶ姿を目にする機会も多いでしょう。

基本的に穏やかな性格をしており、飼い主に反抗することも滅多にありません。手を焼かずにしつけができるでしょう。

グレーハウンドの中でもイングリッシュ・グレーハウンドは大型犬ということもあり、オスは71〜76cm、メスは68〜71cmと大きな体をしています。

メスはオスに比べて少々小さめのボディーにはなりますが、他の犬種に比べると大きいことには変わりありません。人間と比べると、立った状態でも頭をなでることも可能でしょう。

一方でイタリアン・グレーハウンドは小型犬ということもあって、32～38cmと小ぶりです。

出典・参照：世界の犬｜一般社団法人ジャパンケネルクラブ

グレーハウンドの毛色は複数の種類があり、一般的なブラック系やホワイト系、フォーンに加え、レッドやブルー、薄い茶色のファローやトラ柄のようなブラック・茶色が入り混じったブリンドルがあります。

ブリンドルはブラックや茶色だけではありません。ゴールドが入り混じっていることもあり、単色だけでなく、上記の色にホワイトが混じることもあります。

成長するにつれ色が変化していくため、薄くなることや逆に濃くなることもありえるでしょう。

グレーハウンドの中でも大型犬のグレーハウンドの平均寿命は約10～13歳といわれています。

一方で同じグレーハウンドの中でもイタリアン・グレーハウンドは特に長生きしやすい犬種といわれています。大型犬になるにつれ、寿命は短くなりつつあるため、小型犬は大型犬に比べると長生きしやすいです。

小型犬のグレーハウンド、イタリアン・グレーハウンドの平均寿命は約15歳といわれています。

出典・参照： 犬種別の平均寿命を調査｜アニコム損害保険株式会社