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シェルティの毛色は黒色がポイント?特徴・飼い方も併せて解説

更新日:2024年03月02日

シェットランドシープドッグ、通称シェルティに興味はありませんか。この記事ではシェルティの基本情報から、毛色、飼い方、罹りやすい病気などについて詳しく解説しています。美しい被毛と賢く穏やかな性格のシェルティ、あなたも飼ってみましょう。

シェルティの毛色は黒色がポイント?特徴・飼い方も併せて解説
「犬を飼ってみたいけど、シェルティってどんな犬種なんだろう?」
「シェルティってコリーを小型化した犬なの?」
「シェルティって頭がいいって本当かな?」
シェルティについて、様々な疑問がありませんか。

この記事ではシェットランド・シープドッグ、通称シェルティの歴史やタイプ、特徴、毛色、飼い方のポイントなどをはじめ、シェルティが罹りやすい病気について解説していきます。

シェルティは賢く、美しく、飼い主に忠実な素晴らしい犬種です。この記事を読むことで、シェルティの魅力がわかるだけでなく、シェルティを飼育するための心の準備、飼育環境の検討などもできます。

あなたも、シェルティを飼ってみませんか。

シェルティとは?

シェットランド・シープドッグ(Shetland Sheepdog)、通称シェルティはその名前からわかるように、イギリス北部スコットランドのシェットランドで生まれた牧羊犬です。

何種かいるコリーのうち、ラフコリーと呼ばれるメジャーな大型犬と外見が似ていますが、両種はそれぞれに改良された品種で、大きさ以外にもいくつかの違いがあります。

イギリスタイプとアメリカタイプにわけられる

シェルティはもともとの故国であるイギリスと、イギリスから導入されてショードッグとして人気になったアメリカとでは、サイズや外観が少し違います。

イギリスタイプは狭く険しい土地でも活発に活動できる牧羊犬として、運動能力を重視して交配されてきました。その結果、頭部が軽く全体的にほっそりしています。

一方、アメリカタイプはショードッグとして改良され見栄えが重視されました。そのため、骨太でしっかりした体格で、被毛が豊かなことなどが特徴です。

シェットランドシープドッグが正式名称

前述したように、シェルティの正式名称はシェットランド・シープドッグで、フランス語ではベルジェ・デ・シェットランド(Berger des Shetland)となります。

シェルティという愛称は世界的なものです。

シェルティのルーツ

シェルティは同じくスコットランドの牧羊犬である、ラフコリーやボーダーコリーと起源は同一と考えられています。

シェットランド諸島は夏の最高気温が14℃程度という冷涼な島々で、耕作地も牧草地も少ない厳しい環境が特徴です。飼料に限界があるため、飼われている羊や牧羊犬も小型のものが選択されていました。

この地域では放牧地と農耕地を隔てる柵を設置することがなかったため、シェルティの祖先は、農耕地を家畜から守る働きもしました。また、羊だけでなく牛や鶏、豚などの管理もしていました。

シェルティはボーダーコリーのような犬種に、スカンジナビアから持ち込まれたスピッツ系の血が混ざっています。

19世紀の終わりごろからイギリス本土に持ち込まれるようになり、ラフ・コリー、キング・チャールズ・スパニエル、ポメラニアンなどと交配されて、今のシェルティができあがりました。

その後、シェットランドコリーという名前で1909年にイギリスのケネルクラブに公認されますが、コリーのブリーダー団体から抗議の声が上がったため、シェットランド・シープドッグと名称を変更した経緯があります。

シェルティの特徴

もともと牧畜犬としてブリーディングされてきたシェルティですが、どのような特徴があるのでしょうか。ペットとして飼いやすいかどうかも気になるところです。

ここからは、シェルティの特徴について解説していきます。

牧羊犬の名残で吠えやすい

シェルティはもともと羊などの家畜を吠えたり、軽く嚙みついたりして誘導する犬種でした。そのため、吠えやすいのはひとつの特徴です。

しかし、小さいうちになるべく多くの人や動物に接し、社会性を身につけると大きくなってもあまり吠えない個体に育ちます。また、小さいうちから様々な音を聞かせ、過敏にならないよう育てましょう。

吠え癖のつかないシェルティに育てるためには、生後12週までのしつけが大切です。

コリーとの違い

日本では一般的にコリーと言った場合、ラフコリーを示します。コリーには他にボーダーコリー、スムースコリー、アイリッシュコリー、ビアデッドコリーもいますがシェルティに似ているのはラフコリーです。

実際にシェルティを作り上げる過程でラフコリーと交配した過去があるため、両者はよく似ています。

とはいえ、ラフコリーとシェルティにはいくつかの相違点もあります。以下に列挙しましょう。

・体の大きさ ラフコリーは体重が20~30kg、シェルティは6~7kg
・毛色 ジャパンケンネルクラブによって認められている毛色が違う
・性格 ラフコリーの方が穏やか、シェルティはいくらか神経質
・顔 ラフコリーはシェルティと比べるとマズルが長く、なだらか

ラフコリーは体の大きさもありシャープで精悍な雰囲気を持っていますが、シェルティはかわいらしい雰囲気を持っています。

穏やかな性格

シェルティの性格としては、穏やかでやさしいことが挙げられます。

また、とても快活で感受性が強く、飼い主と遊ぶことが大好きです。もともと牧畜犬だけあってかなり賢く、飼い主の指示に従い、訓練性に優れています。

飼い主をとても好きになるので、かまってもらえないとストレスを溜め込むこともあるので注意が必要です。特に従順にしつけられたシェルティは、いろいろなことを我慢してしまい、ストレスを抱える傾向があります。
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初回公開日:2022年12月09日

記載されている内容は2022年12月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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