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犬にぶどうを食べさせてはいけないってデマなの?理由や他の危険な食べ物も解説

更新日:2024年04月15日

犬には食べると体に害を及ぼす食材があるのをご存じでしょうか。この記事では、デマ情報が流れているぶどうを与えてはいけない理由や、その他の食べてはいけない食材を紹介します。犬を飼っている方や愛犬に手作りご飯を与えているという方は、是非チェックしてください。

犬にぶどうを食べさせてはいけないってデマなの?理由や他の危険な食べ物も解説

犬がぶどうを食べた場合の致死量はどれぐらい?

研究者によれば、犬の体重約1kgあたりぶどう約3~32g、レーズン約11〜30gと言われています。
しかし、同じ体重で同じ摂取量でも個体によって発症する危険性は異なるため、1粒でも危険だと認識しておくのがよいでしょう。

また、ジュースやワイン、お菓子やパンに含まれるぶどうやレーズンも危険です。犬の届くところや人間がこぼしやすいところには置かないように、日頃から注意することが必要です。

犬がぶどうを食べてしまった際の対処法

ここまで、犬がぶどうを食べてしまった際に起こる危険性を紹介しました。想像していたよりも犬にとって危険な食べ物だということに、驚いた方も多いのではないでしょうか。

ここからは、気をつけていたとしても万が一愛犬がぶどうを食べてしまったときのために、その対処法を紹介します。命にかかわる危険なことなので、素早く的確な対応が取れるように参考にしてみてください。

動物病院にすぐ連絡する

症状が出ていなくても、明らかにぶどうを食べた場合はかかりつけ医に連絡し、動物病院で受診しましょう。中毒性の高い食べ物を食べた場合は素早い治療が大切です。

動物病院では胃の内容物を吐かせて胃洗浄を行い、その後下剤や活性炭を投与します。深刻な場合は入院して点滴治療をしますが、そこまでの状態になると腎機能不良や命の危険もあるため、そうならないようにしっかりと初期症状を見極めましょう。

犬がぶどうを食べた時間を覚えておく

犬がぶどうを食べてしまった場合、家庭内でできる対処法はありません。早急な治療が必要となるため、迷わず受診しましょう。

その際に医師から状況を詳しく尋ねられることがあります。動揺して忘れてしまわないように、犬がぶどうを食べた時間や状況をメモに記して持参するようにしましょう。

犬が食べたぶどうの量を確認する

重症具合は個体差によって異なりますが、基準となる致死量があります。受診の際に病院からも聞かれる可能性があるため、犬が食べたぶどうの量は確認するようにしましょう。

ぶどうの品種や大きさも重要になるため、食べ残したものの写真を撮って病院に持っていくのもおすすめです。

犬の状態を的確に伝える

人間も病院に着いた途端に症状が落ち着いたり、さっきまでとは全然違う症状が出たりすることがあるでしょう。特に、動物は言葉を話すことができないため、発症時の状態を伝えることができるのは飼い主しかいないのです。

発症時間や発作の頻度、その時の状況を細かくメモに記し、言葉で伝えるのが難しいようであれば動画を撮るのもよいでしょう。

愛犬を迅速に救うことができるのはあなたの初期対応次第です。適切に医者へ引き継ぐことができるように、落ち着いて自分が見たこと全てを伝えましょう。

獣医師に応急処置の方法を聞く

家庭でできる応急処置の方法はほとんどありません。そのため、休日や夜間でも迷わずにかかりつけの病院や24時間対応のペットの電話相談サービスに連絡しましょう。

受診の際に必要なものや、控えておいてほしい情報などを教えてくれる可能性があります。焦って家を飛び出さずにまずは医師の指示を仰ぎ、必要なものを揃えてから受診するようにしましょう。

犬がぶどうを食べてしまった際の治療方法

ここからは、犬がぶどうを食べてしまった際に動物病院で行う治療方法について、詳しく紹介していきます。

大事な家族である愛犬がどのような治療を受けるのか、心配になってしまう方もいるでしょう。全ては愛犬を治すために行う治療です。自分の持つできる限りの情報をまとめて、後は病院に託しましょう。
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初回公開日:2022年06月18日

記載されている内容は2022年06月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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