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黒いミニチュアダックスフンドの種類とは?被毛と毛色の種類や飼い方

更新日:2024年07月21日

これからミニチュアダックスフンドを飼いたいと思いませんか。本記事では、ミニチュアダックスフンドの飼い方、かかりやすい病気、種類豊富な毛色について説明していきます。ミニチュアダックスフンドを詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

黒いミニチュアダックスフンドの種類とは?被毛と毛色の種類や飼い方
ミニチュアダックスフンドのバイカラーとは、"二色のカラーを持つ犬"という意味です。

バイカラーの中にはこんな毛色が存在します。
・ブラック・タン
・ブラック・クリーム
・チョコ・タン
・チョコ・クリーム

これらは、ベースが黒、またはブラウンになります。
アクセントは、ブラウンかクリームになります。

よく見かけるのが、ブラック・タンという種類です。
ブラック・タンは、ミニチュアダックスフンドの原色カラーになります。
この原色カラーから派生して、実に様々な毛色が生まれていきました。

混色という珍しいタイプもいます。
ダップルとブリンドルというタイプです。

まだら模様で、個体により、実にさまざまな色合いを持ちます。
珍しい毛色は人気があるため、価格は高い傾向があります。
他のミニチュアダックスフンドにはないオリジナリティを求める方に人気があるようです。

ブラック・タン

レッド同じく、ミニチュアダックスフンドの原色カラーです。
バイカラーの中では、最もポピュラーで、根強い人気があるカラーです。
街中やペットショップでよく見かけることができます。

ベースは、艶やかな黒、茶褐色の毛がタンとして入ります。
タンとは、黒色の毛に混じる茶褐色の毛のことを指します。

タンが入っている箇所をまとめました。

・両目の上
・マズルや唇の側面
・耳の内側
・前胸
・足
・肛門周り
・尾の下側3分の1もしくは半分

ジャパンケネルクラブでは、より濃く、できるだけ混じり気のない方が良いとされています。
鼻、爪、肉球は黒色をしています。

タンが広範囲に散在してしまっている毛色は、公認されていません。
小さな白い斑(直径3センチ以下)は、胸にある場合だけ認められています。

ブラック・クリーム

ベースカラーが黒で、タンの部分がクリームになります。
バイカラーの中では、ブラック・タンの次にポピュラーな毛色でしょう。

ブラック・タンにそっくりですが、比べてみると違いがわかります。
よく見ると、タンの部分がより淡い黄色であり、凛とした品があるカラーです。

ブラック・タンよりも、黒とのコントラストがくっきりとした印象を受けます。
眉頬、耳の内側、首から胸元、手足にクリームが入ります。
クリームの入り方は個体によって少しずつ異なります。

クリームの毛の中に若干ブラウンが入ることもあります。
また、ベースである黒が若干明るくブラウンに近い黒色になることもあります。

ジャパンケネルクラブは、ブラック・クリームもクリームを含むカラーだとして、スタンダードから外しています。

チョコ・タン

ベースカラーがチョコレートブラウンになり、タンの部分は、ブラック・タンやブラックイエローのように顔周りや胸元、手足に入っています。

ベースカラーの色合いは、濃いビターチョコレートから明るめのチョコレートまで個体に寄って差があります。

鼻の色も明るいブラウンになることが特徴的です。
似ていますが、鼻の色が黒いブラック・タンとは異なります

個体によりますが、アイライン、爪、肉球もブラウンカラーの場合があります。
ブラック・タンの凛々しい雰囲気とはまた違って、明るい優しい印象になります。

スムースへアード、ロングヘアードともに人気があるカラーです。
瞳の色が、イエローやブルーアイの個体もいます。
まるでカラーコンタクトをしているかのような美しい瞳を持ちます。

チョコ・クリーム

ベースカラーがチョコレートで、タンの部分がクリームになっているカラーです。

顔周りや胸元、手足にクリームが差し色として入っています。
個体によりますが、鼻、アイライン、爪、肉球もブラウンカラーの場合があります。
瞳は、ブルーアイの個体もいます。

バイカラーの中で一番やわらかい、ふんわりとした優しい印象を与えます。
とても可愛らしいカラーです。

こちらも、クリームを含むカラーであります。
そのため、ジャパンケネルクラブではスタンダードから除外されています。

とてもよく似ていますが、ブラウン・タンはスタンダード内とされ、チョコ・クリームだと
スタンダード外になります。
見極めは、素人では難しくブリーダーやペットショップの店員でないとわからないでしょう。

【混色】ミニチュアダックスフンドの毛色種類

ミニチュアダックスフンドのカラーバリエーションは本当に豊かです。
個体によっても少しずつ違うので、星の数ほどあるのではないでしょうか。
そんな数あるカラーの中では、珍しい被毛パターンがあります。

それは、ダップルとブリンドルです。
ダップルは、斑模様を指し、ブリンドルは、縞模様のことです。

ダップルは、掛け合わせが難しいカラーです。
ダップルには半致死遺伝子と呼ばれる遺伝子があり、ダップル同士なら50%、片親でも25%は死産になります。

無事に出産できたとしても、その赤ちゃんは遺伝子疾患を抱えて生まれてくる可能性があるのです。
レアカラーであるダップルやブリンドルの子犬を迎えるなら、事前に健康状態をしっかりと確認する必要があります。

ダップル

ダップルとは、"まだら、ブチ、斑"という意味を持ちます。
大理石のような模様が美しく、他の犬種でマールと呼ばれる毛色に似ています。

上記の写真の毛色は、シルバーダップルです。
シルバーダップルは、別名ブラック・タンダップルとも呼ばれます。
ベースカラーは、ブラック・タンです。

ベースカラーであるブラック・タンから「ダップル遺伝子(M遺伝子/マール遺伝子)」と呼ばれる遺伝子を掛け合わせます。

ダップル遺伝子とは、毛色をシルバーから白系に脱色する遺伝子のことです。
ブラック・タンとダップルを交配させて生まれてくるのが、シルバーダップルです。

ダップル同士の交配は良くないとされています。
珍しい毛色の子犬ですが、遺伝子疾患の健康リスクを抱えて生まれてくるからです。

正しい知識を持った専門のブリーダーから探すことをお勧めします。

ブリンドル

ブリンドルとは、"虎毛"という意味です。
ミニチュアダックスフンドには、非常に珍しくあまり見かけないでしょう。

基本のベースカラーに、黒、茶色、タン、ゴールドなどの毛色がまるで虎模様のようにストライプが入ったパターン柄です。
別名、タイガーストライプと呼ばれます。

ブリンドルとは、毛色の種類ではなく、被毛パターンのことです。
よく見かける犬種といえば、フレンチブルドック、グレートデン、甲斐犬でしょう。

虎模様ほど、はっきりとした発色ではなくマーブルのような模様が特徴的です。
この被毛パターンは、犬だけではなく猫や馬にも見られます。

ジャパンケネルクラブでは、ワイヤーへアードのブリンドルに関して、レッドの地色にダークなブリンドル(濃い縞)で、鼻、爪、肉球は黒い色のブリンドルが公認されています。

それ以外のブリンドルは、失格とし認められていません。
何故なら、色素が欠乏していて、健康上良くないとされているからです。

ミニチュアダックスフンドの飼い方

ミニチュアダックスフンドは、個性豊かな毛色が豊富でとても可愛らしいですね。
お気に入りのミニチュアダックスフンドの毛色は見つかりましたか?
これほどカラーバリエーションが豊富な犬種も珍しいです。

ここまで3種類の毛質や大きさや値段の相場をお伝えしてきました。
ミニチュアダックスフンドは、非常に賢く、穏やかで友好的な犬種です。
そんなミニチュアダックスフンドと一緒に暮らしてみたいと思いませんか。

ここでは、ミニチュアダックスフンドの性格やかかりやすい病気について紹介します。
ミニチュアダックスフンドを迎え入れる前に事前に知っておきましょう。

そして、ミニチュアダックスフンドを飼う時には、珍しいカラーには健康リスクも抱えていることを忘れないでください。
元気な健康的な子犬を選びましょう。
次のページ:黒いミニチュアダックスフンドの種類や他の毛色について知ろう

初回公開日:2022年09月22日

記載されている内容は2022年09月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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