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土佐犬が危険と言われるのはなぜ?特徴や性格を詳しく解説!

更新日:2020年09月16日

土佐犬のイメージは「闘犬」「怖い」「危険」など、ネガティブなものがほとんどでしょう。確かに、コントロールできないと危険な犬種ですが、飼い主の躾と飼い方次第では、イザというとき頼りになる穏やかで賢い犬でもあります。土佐犬の魅力と危険性を改めてみていきましょう。

土佐犬が危険と言われるのはなぜ?特徴や性格を詳しく解説!

土佐犬の歴史

土佐犬は、四国犬と土佐闘犬の2種がいます。ここでは、土佐闘犬の方について書いていきます。

14世紀ごろから始まったとされる土佐藩(現在の高知県)の闘犬文化は、明治時代までは四国犬が主役でした。明治初期に海外から強い犬種を輸入して交配が始まり、現在の土佐闘犬ができあがりました。

土佐犬は四国犬にイングリッシュマスティフ・ブルテリア・ブルドッグ・グレートデーンをかけあわせて作り出された大型犬です。

忠誠心が強く勇猛な四国犬に、攻撃力や体格をくわえ、現在の土佐闘犬ができ上がりました。

土佐犬の特徴

別名ジャパニーズマスティフと呼ばれるとおり、見た目はマスティフそのものです。

闘犬として生み出されたので、飼い主には忠誠心を示す一方、その他の存在に対しては非常に獰猛で危険です。

その危険な性質から、イギリス・フランス・ドイツなど一部地域では危険犬種に分類され飼育規制があります。日本でも自治体によって特定犬に分類され、飼育に条件がついている場合があります。
  • 成長した大きさ
  • 飼育のしやすさ
  • 闘犬と呼ばれる理由

成長した大きさ

とても大きなイメージのある土佐犬ですが、土佐犬には大型犬・中型犬の血が入っていますので、体の大きさにはバラつきがあります。

ジャパンケネルクラブによると、オス60cm以上、メス55cm以上で土佐犬となります。その他の団体だと、体重で小型・中型・大型と分けるところが多いです。土佐犬の体重は、35㎏~100㎏以上と幅広いです。

飼育のしやすさ

土佐犬の飼育は非常に難しいとされています。

完璧に躾ができなかった場合、飼い主が犬のパワーや体重を制御することが難しく危険だからです。

また、犬を甘やかしたいタイプの飼い主には不向きです。上下関係をハッキリとさせ、躾はなくてはなりません。危険なので、噛み癖・リードを引く癖もやめさせましょう。かといって、虐待のような躾をしていると闘争心に火がつき、余計に手がつけられなくなります。

1日の散歩は、1~2時間を1~2回は必要です。自宅内でも首輪とリードは必須ですし、逃走の危険に備えて強固な囲いも必要です。

闘犬と呼ばれる理由

闘犬とは、戦うために生み出された犬種・または犬同士を闘わせる闘技のことです。

土佐犬は、闘犬として作り出された犬種です。土佐犬は、闘犬競技で勝つことを重視し、強さのみを求めて交配を重ねられてきました。

飼いやすさではなく、強さがそのまま価値となりますので、優秀な戦歴を残した犬は繁殖においても価値があるとされます。

日本各地に闘犬文化は残っており、愛好家たちが開く闘犬大会もあります。現代の闘犬においては、ピットブルの血を濃くした土佐犬が強いとされてがあります。

土佐犬の性格

土佐犬には相反する2つの面があります。大人しく従順という面と、獰猛で危険という面です。

飼い主との間に信頼関係と上下関係があり、躾がしっかりできていて、さらに土佐犬が興奮する要素がない場合にのみ、土佐犬は大人しく従順です。

それ以外の場合には、獰猛で危険な面が顔を出します。興奮した土佐犬は戦うためだけに生み出された危険な猛獣となるので、人間はとてもかないません。

ここでは、土佐犬の主な性格についてみていきましょう。

土佐犬の性格

  1. 土佐犬の性格1:飼い主に対しては従順 
  2. 土佐犬の性格2:見知らぬ相手には強く警戒
  3. 土佐犬の性格3:興奮したときの危険性

土佐犬の性格1:飼い主に対しては従順

土佐犬の性格は、飼い主に対して従順で大人しいとされています。

土佐犬には、犬が持つ上下関係にくわえ、闘犬としての順位付けの感覚があります。そのため、飼い主が自分より強く格上であると考えている間は、飼い主に対して従順に振る舞います。

穏やかで忍耐力がある犬種なので、上下関係と共に信頼関係を結ぶことができていれば、甘えてくるような一面もあります。

ですが、飼い主の家族全員に忠誠心があるわけではありません。飼い主以外の家族、特に、子供や高齢者、犬や猫などの動物は土佐犬に近づけるべきではありません。

土佐犬の性格2:見知らぬ相手には強く警戒

土佐犬は、飼い主に従順な反面、飼い主以外には強い警戒心を抱きます。

闘犬は、攻撃力のみ優れているわけではなく、防衛本能も優れています。見知らぬ人を警戒し、自分のテリトリーを守ろうとするので、ガードドッグとしても優秀といえます。

散歩中、他者の反応によって興奮し、襲いかかる危険があるので、リードをしっかり繋ぐのはもちろん、他の犬や人に出会わない場所で行うべきです。

また、人がいない山や海であろうとリードを放してはいけません。逃走した際、人間の身体能力では、土佐犬に追いつき取り押さえることは不可能です。

土佐犬の性格3:興奮したときの危険性

大型犬を制御できなかったとしても、人間の重篤な事故が起きる危険はほとんどありません。

ですが、土佐犬などの闘犬は別です。飼い主に対しても容赦なく襲い掛かります。土佐犬とはそういう風に作られた危険な犬だからです。

実際に、近年でも日本各地で土佐犬による事故は後を絶ちません。被害者には飼い主も含まれています。

どんなに興奮しているときでも、飼い主の命令1つでピタリと動きを止めさせ、落ち着かせることができるようにしておかないと、取り返しのつかないことになります。

警戒心の強い土佐犬のしつけのポイントは?

闘犬愛好家の中では「躾ができないなら土佐犬を飼う資格がない」というのが共通認識となっているほど、土佐犬の飼育に躾は重要です。

必ず頑丈な囲いの中に入れ、使用するリードは頑丈な鎖でできた物を用意しましょう。また、土佐犬の前で倒れたり背中を見せると危険です。飼い主ですら、自分より弱く格下だと悟れば攻撃してきます。

かといって、力で押さえつけるだけの虐待的な躾をしてはいけません。飼い主との間に信頼関係がなければ、土佐犬はいうことを聞きません。

穏やかな犬にするか獰猛な犬にするか、すべては飼い主次第です。

土佐犬をよく知ったうえで飼うか判断しよう

強い犬の所有・飼育をステータスとする闘犬愛好家は多くいますが、飼いづらく危険な面もあります。

種の本能がない生物は、人間も含めて存在しません。闘いに勝つための闘争心や獰猛さが犬種の本能に組み込まれているので、土佐犬である以上、攻撃的で危険なのは当然です。

手に負えなくなった土佐犬を手放す人が後を絶ちません。その飼育の難しさから、元の飼い主が放棄した土佐犬には里親が見つからず、殺処分されるのが現実です。

安易な気持ちで手を出す犬種ではありません。飼う前によくよく検討しましょう。

初回公開日:2019年08月09日

記載されている内容は2019年08月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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