チベタンテリアの特徴と性格とは?チベタンテリアの飼い方もご紹介
初回公開日:2020年03月11日
更新日:2020年08月08日
記載されている内容は2020年03月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

チベタンテリアとは?
チベタンテリアは名前に「テリア」とありますが、じつはテリア犬種ではありません。
チベットが原産国であるチベタンテリアは「幸福を呼ぶ犬」と呼ばれ、牧羊犬として活躍していた犬種です。見た目はテリアに似ていますが、犬種はテリアではありません。
チベタンテリアはどのような特徴を持った犬なのか、寿命や性格、飼い方についてご紹介します。
チベットが原産国であるチベタンテリアは「幸福を呼ぶ犬」と呼ばれ、牧羊犬として活躍していた犬種です。見た目はテリアに似ていますが、犬種はテリアではありません。
チベタンテリアはどのような特徴を持った犬なのか、寿命や性格、飼い方についてご紹介します。
歴史
チベタンテリアは紀元前から存在が伝えられている犬種です。
チベタンテリアの生い立ちには2つの説が伝えられていて、遊牧民が牧羊犬として飼育していたものを寺院に贈与した説と寺院で飼育していた犬を遊牧民に与えた説がありますが、後者の説が有力とされています。
家畜であるヤクや羊を移動させる牧羊犬として飼育されていたことと全身の長い被毛が特徴であることから、夏に刈り取った被毛をヤクの被毛と混ぜ合わせて衣服を作るために使っていました。
チベタンテリアの生い立ちには2つの説が伝えられていて、遊牧民が牧羊犬として飼育していたものを寺院に贈与した説と寺院で飼育していた犬を遊牧民に与えた説がありますが、後者の説が有力とされています。
家畜であるヤクや羊を移動させる牧羊犬として飼育されていたことと全身の長い被毛が特徴であることから、夏に刈り取った被毛をヤクの被毛と混ぜ合わせて衣服を作るために使っていました。
チベタンテリアの特徴
チベタンテリアの特徴は、全身を覆い隠してしまうほどの長い被毛です。
性格は一言で言うと犬らしい性格をしていて飼いやすい犬種です。そのほかの「被毛・毛色」、「寿命」、「体高・体重」についてはどのような特徴があるのでしょうか。
ここではチベタンテリアの特徴について解説していきますのでぜひ参考にしてみてください。
性格は一言で言うと犬らしい性格をしていて飼いやすい犬種です。そのほかの「被毛・毛色」、「寿命」、「体高・体重」についてはどのような特徴があるのでしょうか。
ここではチベタンテリアの特徴について解説していきますのでぜひ参考にしてみてください。
被毛・毛色
チベタンテリアの被毛・毛色にはどのような特徴があるのでしょうか。
チベタンテリアの被毛は直毛かもしくは少しウエーブがかかったコートと柔らかいアンダーコートからなるダブルコートで、原産国であるチベットに先祖が暮らしていたことからその厳しい寒さに対応するために今の姿に進化したのでしょう。
毛色はブラック、ホワイト、ゴールデン、グレー、クリーム、スモーク、パーティカラー、トライカラーといったようにたくさんの種類があります。
チベタンテリアの被毛は直毛かもしくは少しウエーブがかかったコートと柔らかいアンダーコートからなるダブルコートで、原産国であるチベットに先祖が暮らしていたことからその厳しい寒さに対応するために今の姿に進化したのでしょう。
毛色はブラック、ホワイト、ゴールデン、グレー、クリーム、スモーク、パーティカラー、トライカラーといったようにたくさんの種類があります。
寿命
チベタンテリアの平均寿命は12~15歳です。
親犬からの遺伝による病気になりやすく、リスクが高いものや発症すると命の危険につながるもの、そして歩くことが困難になる症状があらわれる場合などがあります。
いずれにしてもいつもと様子が違うようであればすぐにかかりつけの動物病院へ連れていきましょう。
また、繁殖するための親犬を遺伝子検査することで遺伝による病気の発症リスクを抑えることができるので、可能であれば飼う前にチェックしましょう。
親犬からの遺伝による病気になりやすく、リスクが高いものや発症すると命の危険につながるもの、そして歩くことが困難になる症状があらわれる場合などがあります。
いずれにしてもいつもと様子が違うようであればすぐにかかりつけの動物病院へ連れていきましょう。
また、繁殖するための親犬を遺伝子検査することで遺伝による病気の発症リスクを抑えることができるので、可能であれば飼う前にチェックしましょう。
体高・体重
チベタンテリアの体高・体重にはどのような特徴があるのでしょうか。
チベタンテリアの体高は36~41cm、体重は8~14kgほどで小型犬に分類され、オスに比べてメスのほうがやや小さい特徴があります。
寒さの厳しいチベット原産の犬種らしい特徴として、足の指が大きく平らで丸い形をしていることが言えます。そのような構造になっていると、道が荒れていたり雪深い道だったりしても「かんじき」のような歩きやすさがあります。
チベタンテリアの体高は36~41cm、体重は8~14kgほどで小型犬に分類され、オスに比べてメスのほうがやや小さい特徴があります。
寒さの厳しいチベット原産の犬種らしい特徴として、足の指が大きく平らで丸い形をしていることが言えます。そのような構造になっていると、道が荒れていたり雪深い道だったりしても「かんじき」のような歩きやすさがあります。
チベタンテリアの性格は?
チベタンテリアの性格には「飼い主に忠実」、「愛情深く愛嬌がある」、「警戒心が強い」、「人や周囲に敏感」といった特徴があります。
見た目はテリアに似ているチベタンテリアですが、猟犬だった勇敢なテリアと牧羊犬だったチベタンテリアとでは性格に違いはあるのでしょうか。
ここではそれらの性格について解説していきますのでぜひ参考にしてみてください。
見た目はテリアに似ているチベタンテリアですが、猟犬だった勇敢なテリアと牧羊犬だったチベタンテリアとでは性格に違いはあるのでしょうか。
ここではそれらの性格について解説していきますのでぜひ参考にしてみてください。
チベタンテリアの性格は?
- 飼い主に忠実
- 愛情深く愛嬌がある
- 警戒心が強い
- 人や周囲に敏感
飼い主に忠実
飼い主に従順なチベタンテリアは飼いやすい犬種です。
チベタンテリアはもともと牧羊犬としてのルーツがあるため、おとなしく優しい気質をもっています。猟犬として活躍した勇敢で好奇心旺盛なテリア種と比べると真逆の性格と言えます。
飼い主の言うことをよく聞いているのでしつけがしやすい犬種です。しかし、はっきりとした主従関係があってこそなので、初めて会う人の言うことはなかなか聞いてくれないといった少し頑固な一面も見られます。
チベタンテリアはもともと牧羊犬としてのルーツがあるため、おとなしく優しい気質をもっています。猟犬として活躍した勇敢で好奇心旺盛なテリア種と比べると真逆の性格と言えます。
飼い主の言うことをよく聞いているのでしつけがしやすい犬種です。しかし、はっきりとした主従関係があってこそなので、初めて会う人の言うことはなかなか聞いてくれないといった少し頑固な一面も見られます。
愛情深く愛嬌がある
愛情深く愛嬌があるチベタンテリアは、子どもがいる家庭での飼育に向いています。
おとなしく優しい性格のチベタンテリアは愛情深く愛嬌もあるため、子どものいる家庭で飼うのに向いています。飼い主が喜ぶことに楽しさや嬉しさを感じる気質があり、家族によく懐くので子どもがいる家庭にぴったりの犬種であると言えます。
逆に家族以外の人間には簡単に懐かないので、家族を守るための行動として相手に吠えるなどする場合があります。
おとなしく優しい性格のチベタンテリアは愛情深く愛嬌もあるため、子どものいる家庭で飼うのに向いています。飼い主が喜ぶことに楽しさや嬉しさを感じる気質があり、家族によく懐くので子どもがいる家庭にぴったりの犬種であると言えます。
逆に家族以外の人間には簡単に懐かないので、家族を守るための行動として相手に吠えるなどする場合があります。
警戒心が強い
チベタンテリアは愛情深い性格から家族を大切に思う気持ちがあり、それによって他の犬種以上に警戒心が強い特徴があります。
家族と暮らしている環境に来訪者(インターホンを鳴らす)があったり、飼い主と散歩していて他の犬を見つけるなどすると吠えて威嚇する行動をとる場合があります。
本来は人懐っこい性格をしている犬種ですが、少し頑固な性格があるために慣れるまでにかかる時間は他の犬種と比べて長くかかる傾向があります。
家族と暮らしている環境に来訪者(インターホンを鳴らす)があったり、飼い主と散歩していて他の犬を見つけるなどすると吠えて威嚇する行動をとる場合があります。
本来は人懐っこい性格をしている犬種ですが、少し頑固な性格があるために慣れるまでにかかる時間は他の犬種と比べて長くかかる傾向があります。
人や周囲に敏感
チベタンテリアの性格の特徴として、人や周囲に敏感というものがあります。
慣れてしまえば人懐っこくて明るく愛嬌のある性格をしているチベタンテリアは、おとなしいですが好奇心はそれなりにあります。
とくに初めて会う人や他の犬に対して喧嘩っ早いとまではいきませんが、吠えることで警戒心をあらわすことがあります。
他の犬種と比べて運動量は比較的多くない特徴もあるので、高齢者が散歩をする際のパートナーとしても優れています。
慣れてしまえば人懐っこくて明るく愛嬌のある性格をしているチベタンテリアは、おとなしいですが好奇心はそれなりにあります。
とくに初めて会う人や他の犬に対して喧嘩っ早いとまではいきませんが、吠えることで警戒心をあらわすことがあります。
他の犬種と比べて運動量は比較的多くない特徴もあるので、高齢者が散歩をする際のパートナーとしても優れています。
チベタンテリアの飼い方
チベタンテリアはしつけがしやすい犬種なりのしつけ方や、長い被毛を持つ犬種としての手入れの方法に他の犬種とは違う特徴があります。
ここではチベタンテリアを飼う際に大切な「ポジティブにしつけをする」、「ブラッシング」、「暑い時期はカットするのもよい」についてご紹介していきますのでぜひ参考にしてみてください。
ここではチベタンテリアを飼う際に大切な「ポジティブにしつけをする」、「ブラッシング」、「暑い時期はカットするのもよい」についてご紹介していきますのでぜひ参考にしてみてください。
チベタンテリアの飼い方1:ポジティブにしつけをする
性格に飼い主に忠実で愛情深い特徴のあるチベタンテリアは、どのようなしつけ方をしたら良いのでしょうか。
チベタンテリアは飼い主が喜ぶと自身も嬉しくなる性格なので、失敗してもできなくても叱らずにポジティブなしつけ方をしましょう。
すぐにできなくても、比較的時間はかからずにしつけをすることができるでしょう。しつけのコツは同じことを何度も繰り返さないことです。
しつけは連続で1度に3回までに抑えて日数をかけてじっくりやりましょう、焦る気持ちはグッとこらえて愛犬を信じましょう。
チベタンテリアは飼い主が喜ぶと自身も嬉しくなる性格なので、失敗してもできなくても叱らずにポジティブなしつけ方をしましょう。
すぐにできなくても、比較的時間はかからずにしつけをすることができるでしょう。しつけのコツは同じことを何度も繰り返さないことです。
しつけは連続で1度に3回までに抑えて日数をかけてじっくりやりましょう、焦る気持ちはグッとこらえて愛犬を信じましょう。
チベタンテリアの飼い方2:ブラッシング
被毛の量が多いチベタンテリアの手入れはどのようにしたらいいのでしょうか。全身を覆う被毛は魅力ですが、手入れは毎日丁寧に行いましょう。
チベタンテリアは全身をウエーブがかかった被毛が覆っているために被毛同士が絡まり毛玉になりやすい特徴があります。毛玉をそのままにしておくとやがて皮膚が炎症を起こすリスクがあります。
被毛が毛玉になるのを防ぐためにも少なくても週に2~3回、換毛期は毎日丁寧にブラッシングしてあげましょう。
チベタンテリアは全身をウエーブがかかった被毛が覆っているために被毛同士が絡まり毛玉になりやすい特徴があります。毛玉をそのままにしておくとやがて皮膚が炎症を起こすリスクがあります。
被毛が毛玉になるのを防ぐためにも少なくても週に2~3回、換毛期は毎日丁寧にブラッシングしてあげましょう。
チベタンテリアの飼い方3:暑い時期はカットするのもよい
チベタンテリアの被毛は放っておくと伸びっぱなしになってしまうので、定期的にカットすることで病気の予防や暑さ対策になります。
チベタンテリアの長い被毛は特徴的で可愛らしい見た目をしていますが、夏の暑い時期には対策してあげましょう。
お店で被毛をカットしてもらうことで毛玉ができるリスクを抑えながら夏の暑さ対策までできるのでです。
チベタンテリアの長い被毛は特徴的で可愛らしい見た目をしていますが、夏の暑い時期には対策してあげましょう。
お店で被毛をカットしてもらうことで毛玉ができるリスクを抑えながら夏の暑さ対策までできるのでです。
チベタンテリアの特徴を知ろう!
チベタンテリアは被毛が長いなりの手入れの丁寧さが求められる犬種ですが、とても家族思いで飼育しやすい特徴があります。
警戒心が強くて家族に子どもがいる家庭にぴったりの犬種で、他の動物とも仲良く共存できるので多頭飼いに向いています。
被毛の手入れは換毛期はとくに頑張る必要がありますが、大切な家族の世話なので丁寧にやってあげましょう。
そうすることでより主従関係がはっきりしますし、愛犬も「大切にされている」とさらに強く意識してくれるでしょう。
警戒心が強くて家族に子どもがいる家庭にぴったりの犬種で、他の動物とも仲良く共存できるので多頭飼いに向いています。
被毛の手入れは換毛期はとくに頑張る必要がありますが、大切な家族の世話なので丁寧にやってあげましょう。
そうすることでより主従関係がはっきりしますし、愛犬も「大切にされている」とさらに強く意識してくれるでしょう。