オカヤドカリの寿命は何年？餌や気温など気になる飼育方法について

オカヤドカリは暖かい地域生息している生き物のため寒さに弱いです。適温は25度前後です。プラスマイナス5度に収まるように、冬場はヒーターを使い調整していきましょう。

湿度は50～70％が最適です。湿度を上げると水槽がくもり、中の様子が少し見えにくくなってしまうこともあるかもしれませんが、ヤドカリの健やかな生活、寿命を延ばすことを考えて湿度も気にかけてあげましょう。

また、オカヤドカリが水入れに浸かって動かないときは水槽内が乾燥しているサインです。湿度計をよく確認して、湿度が足りなければ早急に霧吹きを使って湿度の調整をしてあげましょう。

オカヤドカリは雑食の生き物です。小さいハサミで器用に餌を食べる姿が非常に愛らしいです。

オカヤドカリの好物として1番知られているものは、ポップコーンです。ペットショップなどにオカヤドカリ用のポップコーンが売っていますし、人間用のポップコーンを与えても良いです。

キャベツなどの野菜類、焼き魚を与えるのも良いでしょう。ご飯やパン、果物など基本的に何でも食べます。

ヤドカリは小食なので、餌をたくさん与えても食べきれないことが多いです。食べ残しを放置してしまうと、腐敗してカビの原因になります。ヤドカリの健康のためにも、定期的に餌は交換してあげましょう。

オカヤドカリは地上だけではなく砂の中に潜って活動をするので、掃除の際には砂をしっかり洗ってあげる必要があります。

砂の掃除は2週間から1ヶ月に1回行います。まず、ヤドカリを安全な場所に避難させてます。この時に、砂の中に脱皮中のヤドカリがいると脱皮が失敗するリスクがあるので、掃除をするときにはヤドカリが全員地上にいるときが望ましいです。

全員の避難が完了したらバケツなどに、砂を移します。スコップなどを使って砂を移動させるときは、水槽のガラス部分にぶつからないよう気をつけましょう。ひび割れの原因になってしまいます。

砂の移動がすんだら、砂を洗っていきましょう。コメを研ぐ感じで、水道水でじゃぶじゃぶ洗います。たまったフンなどが浮いてきます。

砂がきれいにできたら、洗った砂を天日干しにします。ブルーシートなどに薄く広げて、しっかり乾かしましょう。

乾いたことを確認したらあとは水槽に戻すだけです。砂を乾かすのにかなり時間がかかってしまうので、水槽の掃除を始める時間には注意しましょう。

オカヤドカリはここまでの説明でもわかる通り、温度管理や湿度管理が必要な繊細な生き物です。ですので、ほかの生き物との混泳は難しいです。

亀と一緒に飼うと、オカヤドカリが残念ながら食べられてしまいます。ほかの生き物におびえながら一緒に過ごさせるとストレスになり、寿命が縮んでしまうこともあるかもしれません。

オカヤドカリは単体で飼うことをおすすめします。

やちむんを家にしたヤドカリ#ヤドカリ #オカヤドカリ #やちむん #北窯 #沖縄 #琉球 #やちむんの里 pic.twitter.com/fB4tapbI7P

— しかまファインアーツ (@naohitoshikama) June 16, 2022

オカヤドカリの基本的な飼育の仕方を紹介しました。オカヤドカリの観察も楽しいのですが、オカヤドカリが暮らすための水槽のレイアウトを考えることも楽しみの一つです。ぜひ自分の気に入るレイアウトを作ってみてくださいね。

ではここからは、オカヤドカリを飼育する際に特に気を付けることをお話していきます。

オカヤドカリはあたたかい地域に住んでいる生き物です。日本の冬はオカヤドカリにとっては寒すぎるようです。15度以下になると、オカヤドカリはだんだん行動が鈍くなっていってしまいます。その後、さらに気温が低くなり10度以下になると死んでしまうことがあります。

オカヤドカリの寿命を伸ばすために、気温が低くなる冬にはヒーターを必ずつけるようにしましょう。何年もオカヤドカリと一緒に生きるために忘れないようにしてください。

オカヤドカリは臆病な性格をしていますが、人が見ていない夜中に活発に動き回っています。水槽をあなたの好きなレイアウトで楽しく作り上げることも大切ですが、オカヤドカリが水槽内を歩き回れるようなレイアウトを考えてあげましょう。

流木やガジュマルを入れたり、オカヤドカリが登って遊べるような遊具を入れたり、あなただけのオカヤドカリのための水槽をレイアウトしてみてくださいね。

おはようございます。

ウチのオカヤドカリに熊本より貝殻を送って頂けました?
昨日入れておいたら早速引越してました?
ありがとうございます?‍♂️ pic.twitter.com/CprffHFtPt

— hiroto.? (@hiroto08021) June 9, 2022

オカヤドカリは飼育の難易度も低く、大変魅力的な生き物です。湿度温度の管理は少し大変ですが、それ以上に余りあるかわいらしさがあります。

是非この機会に、オカヤドカリの飼育方法をしっかり学んで、一緒に暮らしてみてください。あなたもきっとオカヤドカリに魅入られること間違いなしです。

長く一緒に暮らせるように、今回紹介した飼育のポイントを押さえながら、オカヤドカリが健やかに成長できるよう楽しく飼育してみてくださいね。