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メダカは屋外飼育もできる!正しい置き場所や飼育に必要なものなどを解説

更新日:2024年08月12日

メダカを屋外飼育していると、季節によって飼育容器の置き場所や飼育方法に迷うこともあるでしょう。この記事では、メダカを屋外飼育する場合の注意点や、飼育に必要な道具などをまとめています。ぜひメダカの屋外飼育の参考にしてみてください。

メダカは屋外飼育もできる!正しい置き場所や飼育に必要なものなどを解説

夏と冬の温度管理

水温の変化が激しい夏と冬は、とくに温度管理に気を配るのが重要です。

日光浴はメダカの生育にはとても大切ですが、夏の直射日光は水温を急激に上げてしまいます。飼育場所の移動や日陰を作る、水量を上げるなどの対策を取りましょう。

冬になると、凍結による凍死の可能性も出てきます。うまく冬眠させるために、外気温の影響を受けにくい発泡スチロールの容器に変えたり、軒下や玄関など温度変化の少ない場所に移動したりしてあげましょう。水底までの凍結を防ぐため、水量は上げておく必要があります。

他の生き物に狙われることも

屋外飼育で気をつけたいのが、他の生き物に狙われる可能性がある点です。身近なものだと猫やカラス、トンボの幼虫であるヤゴには、とくに注意が必要となるでしょう。

イモリやカメ、ヘビにもメダカを捕食するものがいるため、防獣ネットや目の細かい金網などで、外敵からの捕食や混入を防ぎましょう。トンボの産卵を防ぐには、水面から5cmほど空間を作るのが効果的です。

力の強い動物はネットなどをどかしてしまう可能性もあるため、重りなどを置いてください。

メダカの屋外飼育で必要なもの



メダカの屋外飼育には、基本的にろ過フィルターやエアレーションなどの機材を使いません。メダカが自然に近い状態で生きられる環境を整え、育てていく方法がおすすめです。

ここからは、メダカの屋外飼育に使用するおすすめの飼育容器や、生活しやすい環境を整えてあげるための道具を紹介していきます。
  • 睡蓮鉢
  • プラ容器
  • 発泡スチロール容器
  • 赤玉土
  • 水草

飼育に必要なもの【容器①】睡蓮鉢

メダカの飼育にぴったりの雰囲気を楽しめるのが睡蓮鉢です。サイズや形も豊富で、さまざまな素材のものが販売されています。素材によって以下のように長所や短所があるため、目的や状況に合ったものを選びましょう。

・陶器製…丈夫で長く使える。重量があるため大きなサイズは扱いにくい。
・ガラス製…横からの鑑賞が可能。サイズが小さく汚れが目立つ。
・プラスチック製…安価で扱いやすく、繁殖向け。長期使用に向かない。
・発泡スチロール製…保温性と断熱性が高い。長期使用に向かず破損しやすい。

飼育に必要なもの【容器②】プラ容器

プラ容器はプラ舟ともよばれ、メダカを繁殖させている愛好家も多く使用している飼育容器です。低価格で入手できるのが大きなメリットといえるでしょう。

豊富なサイズから選べ、大型なものでも比較的安価に入手できるため、いろんな種類のメダカを飼育したり、繁殖を視野に入れていたりする場合に適しています。保温性や断熱性は低いため、黒い容器を選ぶ場合は、水温対策に配慮しましょう。

飼育に必要なもの【容器③】発泡スチロール容器

発泡スチロール容器も保温性と耐熱性の高さから、メダカの飼育に適しています。生鮮食品の配送などにも使われるため、処分せずにそのまま飼育容器として使用することも可能です。

購入せずとも手軽に入手できるイメージがある発泡スチロール容器ですが、メダカの飼育用に販売されているものも多く流通しています。体色を濃く育てるために黒やグレーが多く、水があふれるのを防ぐ排水穴が付くなど、メダカの飼育に適した形状をしているのが特徴です。

飼育に必要なもの④赤玉土

飼育容器に赤玉土を敷いて、水質をきれいに保ってあげましょう。赤玉土は本来園芸用に使われるものですが、多孔質でろ過を助けるバクテリアが繁殖しやすいという特徴があります。過剰なグリーンウォーター化を抑え、水の透明度を上げたい場合に役立つでしょう。

使い始めは軽く洗って容器の底に敷き、水道水を入れてカルキ抜きをします。園芸用の赤玉石を使う場合は、崩れにくいよう硬めのものを選ぶのがおすすめです。また、赤玉土は水質を弱酸性にするため、メダカを入れる前に水合わせをおこないましょう。

経年劣化で崩れてくると、赤玉土の利点が損なわれてしまうため、新しいものに取り換えてください。
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初回公開日:2022年06月22日

記載されている内容は2022年11月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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