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オスのアンコウの育て方・寄生の仕方・吸収・オスとメスの違い

更新日:2024年08月06日

丸いフォルムがとても可愛らしい、水族館の人気者、あんこう。の高い深海魚であるあんうですが、その生態は一体どのようなものなのか?更にはあんこうを飼うことはできるのか?深海に住む不思議なあんこうの生き方を、紹介していきます。

オスのアンコウの育て方・寄生の仕方・吸収・オスとメスの違い

オスのあんこうの育て方

オスのアンコウの育て方・寄生の仕方・吸収・オスとメスの違い
まるいフォルムにちょっと不気味だけれど愛嬌のあるあんこう。意外と水族館では者で、飼いたい、と思う人も少なくありません。では、あんこうって自宅で飼育はできるのか、今からその疑問にお答えしましょう。

あんこうは飼える種類と飼えない種類がいる

あんこうと言われると、頭の先にぼんやりと光るものをぶら下げたチョウチンアンコウを思い浮かべる人がほとんどでしょう。ですが実はチョウチンアンコウは飼う事ができません。一般的に飼うことができるあんこうは、私達が知っているチョウチンアンコウとは少し違う、カエルアンコウという種類のあんこうです。

色は黄色や赤など、色鮮やかな物が多く、海水魚を飼育する人達の間では密かなになっている魚でもあります。

あんこうを飼うには?

基本的に、カエルアンコウを飼うために必要な物は一般的な海水魚を飼う設備さえ整っていれば簡単に飼う事のできる個体です。お世話をして慣れてくれば手をちらつかせると寄ってきてくれたりと案外人懐こい魚でもあります。

ただし、餌やりだけ少し他の魚と違って注意が必要な点があります。それは、あんこう全般に言えることなのですが元々、それほどまでに餌を食べなくても生きられるように進化しているため、餌の与えすぎは消化不良を起こしてしまう、という事です。ただ、子どもの頃の個体は新陳代謝が早い個体がいて、餌をあげた翌日にはもうお腹が空いている、という事もザラにあります。

あんこうを飼う場合は、一匹一匹しっかりと観察して、そのあんこうにあった育て方を考えてあげるのが良いでしょう。

オスのあんこうにはメスに吸収されるものがある?

さて、オスのあんこうがメスに吸収される、というびっくりしてしまう特性をもつあんこうがいます。これこそが、私達が一般的についつい思い浮かべてしまうチョウチンアンコウのことです。チョウチンアンコウのオスはメスの個体を見つけるとその体に噛みつき、そのままゆっくりとメスの身体と融合していきます。これは、深海でパートナーを探すのが困難なあんこうが確実に繁殖できるように進化した結果です。

オスのアンコウの寄生の仕方

では具体的にあんこうのオスはどのように寄生していくのでしょうか?詳しく順を追って紹介していきます。

メスを見つけてその体に噛み付く

暗い海の底で、オスはメスを探します。ようやく出会えて、それが自分と同じ種類のあんこうのメスと解ったオスのあんこうは、そのメスに噛みつきます。しっかりと噛み付いた後、その噛まれた部分からはメスに融合を促すための酵素を放出し、ゆっくりとその身体をメスの身体に融合させようとします。

噛み付いた所から徐々に寄生する

メスに噛み付いたオスは、融合を促す酵素を放出しますが、それはだんだんとメスの身体に取り込まれていくという事です。最初はオスのあんこうの唇の血管が、メスの身体の皮膚と融合し、やがては血管が繋がり完全に同一のものになります。これ以降は、オスのあんこうはメスの血管から栄養を取る事になります。

融合した後、オスはどんどん退化する

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初回公開日:2017年11月07日

記載されている内容は2022年11月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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