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マグロの種類と特徴・見分け方|ランク/値段/味/大きさ

更新日:2024年02月19日

日本国内で流通しているマグロの種類とその見分け方について、魚体そのものの見分け方から、切り身での見分けや、販売店などでの小売価格や味、あるいは一覧と言ったものを種類別に解説。また、ツナ缶や回転寿司店で使用されている種類についても解説。

マグロの種類と特徴・見分け方|ランク/値段/味/大きさ

マグロの種類と特徴

マグロの種類と特徴・見分け方|ランク/値段/味/大きさ
日本人の食生活において、切っても切り離せない食材のひとつでもあるマグロ。マグロと聞いてホンマグロ・クロマグロを思い浮かべる人がほとんどですが、実際には、思い浮かべる以上に多くの種類が存在します。今回は、そんなマグロの種類や特徴などについて紹介します。

大きさ

マグロの王様と言われるホンマグロ(クロマグロ)は全長3メートルを越え、重さも400キログラムを越え、マグロの中でも最も大きな種類となります。次いでミナミマグロ(インドマグロ)が全長2メートル越え、重さ250キログラム越え、メバチマグロとキハダマグロが全長2メートル越え、重さ200キログラム越えとなります。

ビンナガマグロは、全長1メートル越え、重さ50キログラム越えと、食用として流通しているマグロの中で最も小さなものとなります。

値段

部位にもよりますが、赤身部分のスーパーなどで販売されている小売価格による一覧では、クロマグロが100グラム当たり1000円前後、ミナミマグロが100グラム当たり600円前後、メバチマグロが100グラム当たり500円前後、キハダマグロが100グラム当たり200~300円、ビンナガマグロが100グラム当たり200円前後といった価格帯となっています。

年始の初競りで高値が付いたと、話題になる種類はホンマグロになりますが、ちなみに、2017年初競りでの最高価格は、1匹で7420万円でした。

クロマグロとミナミマグロ

クロマグロは、マグロの中でも肉質に最も深みがあり、脂質も多く、相対的な質の高さに魅かれる日本人も少なくありません。舌にのせた時に感じる、酸味と旨みのバランスが絶妙なところから、美味しいマグロの種類と言えば、ホンマグロと言われるゆえんとなっています。同じ1尾から取れる腹身であっても、部位や脂の乗り方で、大トロ・中とろ・トロと名前が付けられ、異なる味を楽しむことができるのも魅力です。

ミナミマグロは、ホンマグロに比べ、若干脂分は少ないものの、こってりとした味わいになります。その赤身は鉄分が豊富で、濃い赤色をしており、トロの部分は肉厚で甘みが強く、ねっとりとした脂質が良いと、ネタとして使用するお寿司屋さんも少なくありません。

メバチマグロ・キハダマグロ・ビンナガマグロ

メバチマグロは、クロマグロやミナミマグロに比べあっさりとした味わいが特徴です。

キハダマグロは、マグロ類の中でも脂肪分が最も少なく、メバチマグロよりもあっさりとした味わいが特徴です。そのため、寿司には不向きと言われていますが、刺身となるとがあり、そのほど良い脂加減が、あっさりとしたものを好む関西地方でがあります。

ビンナガマグロは、身が柔らかく脂っこいため、寿司にも刺身にも不向きとされて来ました。しかしここ最近の現代人の食生活の変化の中で、その評価も見直され、脂の多い時期の食感がトロに似て美味しいと言われるようになりました。回転ずしにのネタの「ビントロ」はこの種類です。

一覧

日本国内で流通していて、食することのできる主なマグロは、ホンマグロ、ミナミマグロ、メバチマグロ、キハダマグロ、ビンナガマグロといった5種類となりますが、これを、大きさや価格味などを総合的に加味した上での、相撲のような一覧形式であらわすと以下のようになります。

・横綱→ホンマグロ、ミナミマグロ
・大関→メバチマグロ
・関脇→キハダマグロ
・小結→ビンナガマグロ

マグロの産地

大間マグロ

東京築地市場での初セリ価格がニュースの項目になるほど、世間を騒がせている大間マグロ。青森県にある、大間で水揚げされるマグロは近海ものになりますので、その種類は、主にホンマグロとなります。一本釣り漁法で捕られるそのマグロは、質・脂の乗りともに最高とされています。

三崎マグロ

大間のマグロと並び称されるほど質が高いとされている三崎マグロは、神奈川県にある三浦半島の南端に位置する、三崎漁港で水揚げされます。水揚げされる種類も、ホンマグロからミナミマグロ、メバチマグロまでバラエティに富んでいるのも特徴です。
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初回公開日:2017年11月28日

記載されている内容は2022年11月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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