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ドジョウの飼育に適切な水温とは?飼育に必要なものについても紹介

更新日:2024年08月12日

ドジョウを飼いたいが飼育方法が分からないという方も多いのではないでしょうか。本記事では、ドジョウの飼育に必要な道具や、適切な水温などの飼育方法について紹介しています。ドジョウの飼育を検討中の方、熱帯魚など何かしら魚を飼いたい方は、ぜひこの記事を読んでください。

ドジョウの飼育に適切な水温とは?飼育に必要なものについても紹介
「ドジョウってどうやって飼うの?」
日本人にとっておなじみのドジョウですが、最近では飼育する人も多くいます。しかし、ドジョウはどうやって飼えばいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。

本記事では、ドジョウの生態や種類をご紹介した上で、ドジョウの飼育に必要な道具や、水温調整といった飼育方法についても解説しています。また、金魚やメダカたちとの混泳は可能かどうかについても紹介しています。

この記事を読めば、ドジョウの知られざる生態や、たくさんの種類がいること、そしてドジョウを飼育する前に用意すべきものや飼育方法を知ることができ、ドジョウの飼育に対して前向きな気持ちになれるでしょう。

現在ドジョウを飼いたいと思っている方、ドジョウに興味をお持ちの方、熱帯魚や何かしらの魚を飼いたいと思っている方は、ぜひこの記事を読んでみてください。

ドジョウの生態

ドジョウは日本の河川でも見られるため、私たちにとって馴染みのある生き物です。また、近年はペットとしても人気が出てきています。そんなドジョウの生態についてご紹介していきます。

ドジョウはコイ目ドジョウ科ドジョウ属の淡水魚です。泥や砂の中を好むため、泥の中に潜っても目立たない色をしています。さらには、泥や砂の中に潜っても体が傷つかないように表面を粘液で覆っているため、ぬめりがかっています。

ドジョウの見た目で特徴的なヒゲも、泥の中に潜る習性に適した機能を備えています。ヒゲは10本ありますが、味を識別することができるため、水底をつついて泥と餌を判別しているのです。

さらに特徴的なのが、呼吸方法です。ドジョウは魚の中でも珍しく、時に腸を使った空気呼吸をすることがあります。水面に上がり口から空気を吸い込み、お尻から二酸化炭素を出すのです。さらには皮膚呼吸もできるため、土の上のような水がない場所でもしばらく生きることができます。

ドジョウの生息地

ドジョウは日本全国から、中国、台湾、朝鮮半島と広範囲に生息しています。

日本では北海道から沖縄までの全域でドジョウを見ることができます。河川の本流というよりも、沼に近い穏やかな流れの場所や、田んぼ、水路に生息していることが多いです。

特にドジョウは「泥」を好みます。ドジョウという名前は、泥から生まれた「泥生」に由来するとも言われているほどです。そのため、実際に生息地の泥や土、砂利の中に潜っていることが多くあります。

泥や土、砂利の中に潜るという行動は、危険を察知した際にも行います。潜ることで、水辺にいるサギなどの鳥に上から狙われないようにしているのです。

ドジョウの大きさ

ドジョウの大きさは種類によって多少差はあるものの、おおよそ10~15センチメートルほどです。最も一般的と言われるドジョウ(マドジョウ)は、ドジョウの中でも世界最大と言われており、体長30センチほどにまで成長する個体もいます。一方、最小の種類は体長6センチほどです。

飼育されたドジョウの場合は、飼育環境によって体長にも個体差が出ます。中には飼育下においても30センチを超えるほど成長するドジョウもいます。

ドジョウの寿命

ドジョウの平均寿命は、野生の場合は約2~5年と言われています。

一方で飼育されたドジョウであれば、約8~10年生きることができます。過去には15年生きたドジョウもいますので、一般的に飼育されている魚類の中でも長生きをする生き物の一つです。

特に飼育されたドジョウの寿命は、飼育環境に左右されます。ドジョウがストレスを感じてしまうと寿命も短くなってしまう恐れがあります。したがって、ドジョウに負担がかからないような飼育環境を整えてあげることが重要です。

ドジョウの種類



実は、ドジョウは種類が多い生き物です。世界では約200種ものドジョウが確認されています。これらは、ドジョウ属、シマドジョウ属、アジメドジョウ属、フクドジョウ属、ホトケドジョウ属、アユモドキ属の6つの属性に分けられます。

いわゆる一般的なドジョウはドジョウ属のマドジョウです。200種類のうち、日本に生息しているのは、マドジョウを含む6属11種です。その中でも6種のドジョウは、絶滅危機の野生動物が指定される「レッドリスト」に入っています。

寿命や体長は種類によって差があります。一方で、砂や泥の中に潜ったり、水底を泳いだりといった行動は、種類を問わずほとんどのドジョウに見られます。

マドジョウ

マドジョウは国内にも生息している一般的なドジョウです。ドジョウの中でも最大サイズだと言われており、体長の平均サイズは約15センチ、大きいものだと30センチほどの個体もいます。体が大きいということもあり、マドジョウは日本で古くから食用としても親しまれてきました。

生息地は日本全国にわたり、各地の水路や水田で見つけることができます。日本の四季に適応できているという観点から、水温への適応力は高いと言えます。さらに、性格は穏やかであるため、ペットとして飼育するのにも適しています。

見た目の特徴としては、茶褐色に背中の部分には斑点が入っています。寿命は4~8年ほどです。

シマドジョウ

シマドジョウは日本固有種のドジョウのため、日本国内では、マドジョウと同様に多く生息しています。体長は、約8センチで、最小では約6センチ、最大で15センチほどです。

日本国内でも、主に山口県西部を除く本州と四国地域に生息しています。マドジョウとは異なり、水がきれいな場所を好みます。性格は穏やかなため、マドジョウ同様、ペットにも適している種類です。

シマドジョウが他の種類と違うのは、見た目です。基本的に体色が薄いドジョウが多い中、シマドジョウは体の側面にはっきりとした黒色の斑点が並んでいます。体全体を見るとその部分が縞模様に見えることから「シマドジョウ」と名付けられました。

シマドジョウは亜種が多く、シマドジョウ、スジシマドジョウ、タイリクシマドジョウ、ニシジマドジョウの4種がいると考えられています。斑点模様も地域や個体によって差が見られるため、見た目でシマドジョウだと判定するのは難しいとも言われています。

シマドジョウの寿命は約2~3年です。整った環境で飼育すれば、4年以上生きることもできます。
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初回公開日:2022年11月04日

記載されている内容は2022年11月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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