牡蠣見分け方と旬の時期も紹介
更新日:2024年07月30日
「マガキとイワガキの違いってなに?」
「真牡蠣と岩牡蠣の見分け方とは?」
「おすすめなカキの食べ方が知りたい」
カキはそのぷりぷりとした食感や貝特有の風味から、好きでよく食べるという人も多いでしょう。
普段食べてはいるけれど、カキの種類までは分からないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、店頭に並ぶことの多い2種類、真牡蠣(マガキ)と岩牡蠣(イワガキ)の違いについて紹介しています。
この記事を読むことでマガキとイワガキについての知識を押さえた上で、それぞれの旬の時期に、新鮮でうま味ののったカキを味わえるようになるでしょう。
マガキとイワガキの違いについて興味のある人は、ぜひチェックしてみてください。
「真牡蠣と岩牡蠣の見分け方とは?」
「おすすめなカキの食べ方が知りたい」
カキはそのぷりぷりとした食感や貝特有の風味から、好きでよく食べるという人も多いでしょう。
普段食べてはいるけれど、カキの種類までは分からないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、店頭に並ぶことの多い2種類、真牡蠣(マガキ)と岩牡蠣(イワガキ)の違いについて紹介しています。
この記事を読むことでマガキとイワガキについての知識を押さえた上で、それぞれの旬の時期に、新鮮でうま味ののったカキを味わえるようになるでしょう。
マガキとイワガキの違いについて興味のある人は、ぜひチェックしてみてください。
真牡蠣(マガキ)と岩牡蠣(イワガキ)の違いとは?
真牡蠣、真ガキはマガキと読み、学名はCrassostrea gigasです。マガキは、食材として出回るものはほとんどが養殖したものです。
岩牡蠣、岩ガキはイワガキと読み、学名はCrassostrea nipponaです。イワガキは、一部養殖も行われていますが、ほとんどが天然ものという点がマガキとは異なります。
マガキに比べるとイワガキは貝が大きい傾向にあります。これは、深いところに生息してプランクトンを食べ、流通する大きさになるまで4~5年、養殖したものも3年はかかる、ということも関係しています。
岩牡蠣、岩ガキはイワガキと読み、学名はCrassostrea nipponaです。イワガキは、一部養殖も行われていますが、ほとんどが天然ものという点がマガキとは異なります。
マガキに比べるとイワガキは貝が大きい傾向にあります。これは、深いところに生息してプランクトンを食べ、流通する大きさになるまで4~5年、養殖したものも3年はかかる、ということも関係しています。
産卵
マガキもイワガキも産卵期は夏です。
マガキは放卵と放精は7月下旬から8月上旬に行います。受精後は、うま味のもとであるグリコーゲンを蓄え、5月か8月の夏の産卵期には卵や精子を成熟させるためにグリコーゲンを消費します。
マガキは産卵期にはうま味も抜け身がやせていますので、産卵期より少し前のものが身も詰まっていておすすめです。
一方イワガキの放卵と放精は数ヶ月続き、身がやせることがなく、産卵期の間もうま味は詰まったままです。そのため、イワガキは夏場のほうがおいしいのです。
マガキは放卵と放精は7月下旬から8月上旬に行います。受精後は、うま味のもとであるグリコーゲンを蓄え、5月か8月の夏の産卵期には卵や精子を成熟させるためにグリコーゲンを消費します。
マガキは産卵期にはうま味も抜け身がやせていますので、産卵期より少し前のものが身も詰まっていておすすめです。
一方イワガキの放卵と放精は数ヶ月続き、身がやせることがなく、産卵期の間もうま味は詰まったままです。そのため、イワガキは夏場のほうがおいしいのです。
旬の時期
マガキは「冬牡蠣」と言われます。マガキは10月ころから4月ころまで出荷され、最盛期は12月から2月です。
マガキは夏の産卵に向けてうまみ成分のグリコーゲンを蓄え、身を太らせます。産卵直前の春先には、たっぷりと太ったおいしいマガキを堪能できます。
イワガキは「夏牡蠣」と言われます。イワガキは4月から8月ころまで出回り、最盛期は6月から8月です。
イワガキは産卵期が数ヶ月間と長いことで、その間も栄養分が抜けにくいため、栄養を蓄えた夏のほうがむしろ美味しく食べられるといいます。
マガキは夏の産卵に向けてうまみ成分のグリコーゲンを蓄え、身を太らせます。産卵直前の春先には、たっぷりと太ったおいしいマガキを堪能できます。
イワガキは「夏牡蠣」と言われます。イワガキは4月から8月ころまで出回り、最盛期は6月から8月です。
イワガキは産卵期が数ヶ月間と長いことで、その間も栄養分が抜けにくいため、栄養を蓄えた夏のほうがむしろ美味しく食べられるといいます。
大きさ
イワガキは大きいものでは殻付きで1個1kg以上の個体もあり、マガキに比べてかなり大きいのが特徴の一つです。市場に出回る大きさになるには天然ものは4年から5年、養殖ものは3年以上かかるといわれます。
イワガキの殻の厚みはマガキに比べて分厚く、殻は薄い板状のものが重なっているような感じでゴツゴツと岩のような見た目です。また、マガキは一口でパクリと食べられるのに対して、イワガキは大きいのでカットして食べることもあります。
1個体あたりのサイズが大きいものは値段も高くなります。
イワガキの殻の厚みはマガキに比べて分厚く、殻は薄い板状のものが重なっているような感じでゴツゴツと岩のような見た目です。また、マガキは一口でパクリと食べられるのに対して、イワガキは大きいのでカットして食べることもあります。
1個体あたりのサイズが大きいものは値段も高くなります。
主な産地
マガキは、国内では北海道の樺太南部以南から九州まで、海外では朝鮮半島、沿海州、中国大陸沿岸など広く分布しています。また、マガキは全国各地で養殖が盛んで、主な産地は広島県、宮城県、岡山県などです。
イワガキは、青森県の陸奥湾から九州までの沿岸に生息し、潜水漁で獲る天然ものがほとんどです。主な産地は鳥取県、石川県、東北地方の日本海側です。
イワガキは、青森県の陸奥湾から九州までの沿岸に生息し、潜水漁で獲る天然ものがほとんどです。主な産地は鳥取県、石川県、東北地方の日本海側です。
味の特徴
イワガキは、マガキに比べて味も濃く、みずみずしくクリーミーで、独特の渋みや苦みがあります。生食や蒸しただけでも十分においしくいただけるのではないでしょうか。
マガキは、独特のクセがあり、食感はあまりありませんが、濃厚な旨味があります。
マガキはむき身のパック詰めのものもあります。生食用と書いてあるものは殺菌海水の中に一定期間生かしたもので、生でも食べられるように処理してあるものです。多少旨味が抜けていることがあるため、加熱調理するものには迷わず加熱用を選ぶことで、よりおいしくいただけます。
マガキは、独特のクセがあり、食感はあまりありませんが、濃厚な旨味があります。
マガキはむき身のパック詰めのものもあります。生食用と書いてあるものは殺菌海水の中に一定期間生かしたもので、生でも食べられるように処理してあるものです。多少旨味が抜けていることがあるため、加熱調理するものには迷わず加熱用を選ぶことで、よりおいしくいただけます。
真牡蠣と岩牡蠣の見分け方
どちらとも二枚貝で同じような見た目をしています。イワガキはマガキに比べて殻が分厚く、殻の外観はゴツゴツとして岩のようで、板状のものが層状になっています。イワガキに比べてマガキは殻が薄く小さめです。
身の大きさについても、マガキに比べて全体的にイワガキが大きく、イワガキは身をカットして食べるものがほとんどです。
5月から9月ころの夏場にまるごと殻付きで生のまま陳列されているのは、イワガキの可能性が高いです。それ以外の季節にむき身でパック詰めになっているものは、マガキと思っても差し支えないでしょう。
身の大きさについても、マガキに比べて全体的にイワガキが大きく、イワガキは身をカットして食べるものがほとんどです。
5月から9月ころの夏場にまるごと殻付きで生のまま陳列されているのは、イワガキの可能性が高いです。それ以外の季節にむき身でパック詰めになっているものは、マガキと思っても差し支えないでしょう。
初回公開日:2022年10月12日
記載されている内容は2022年10月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。