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ラミレジィにはどんな種類がある?飼育方法や飼育下で繁殖する際のポイントを解説

更新日:2024年08月09日

ラミレジィやその種類について、ご存知でしょうか。本記事では、水槽の宝石とも称される美魚ラミレジィの生態や、飼育における必要設備について詳しくご紹介しています。今からラミレジィを飼ってみたいという方は、ぜひこの記事を読んで役立ててください。

ラミレジィにはどんな種類がある?飼育方法や飼育下で繁殖する際のポイントを解説
前述したように、ただ飼育するだけであれば、最低水温は22℃程度でも問題はないでしょう。しかし、繁殖を目指すのであれば、27℃から30℃に設定すると良いでしょう。

ラミレジィの卵は29℃で生育し、約40時間が経過すれば孵化します。低すぎる水温では卵は孵化しませんし、そもそも親のラミレジィたちが繁殖行動をしない可能性がありますので、ヒーター等で温度調節をしてあげてください。

ラミレジィにストレスを与えない

ラミレジィは産卵後、卵に水流を送り込んだり、孵化した稚魚の世話をしたりする子育て熱心な熱帯魚です。しかし、ストレスのかかる環境下ですと、せっかく産んだ卵や子供を自ら食べてしまうこともあります。

子食いをさせないためにも、ラミレジィの繁殖水槽はなるべく魚たちにストレスがかからない環境を目指してあげましょう。

具体的には、外敵になりうる別種との混泳を避ける、突然の水質変化を避ける、強い水流を作らないといった工夫が必要となるでしょう。特に、普段はラミレジィに攻撃することのない種が卵を食べてしまうこともありますので、混泳水槽での繁殖は注意が必要です。

流木・石などを入れる

ラミレジィは、オープンスポウナーと呼ばれる砂利や石などの上に直接卵を産み付ける種類の熱帯魚です。水槽の中で繁殖させるのであれば、ラミレジィが産卵場所として選べるような場所をいくつか用意しておくと良いでしょう。

石や流木などのしっかりした材質のものを入れておいてあげれば、そのどこかに産卵をしてくれるかもしれません。こうした自然物はレイアウトとしても最適ですから、ぜひ入れてみてください。

ラミレジィがかかりやすい病気とは?

水槽飼育で避けて通れないのが病気の問題です。

水槽のような限定された空間では、1匹が病気になると瞬く間に他の魚たちに感染してしまう、というケースも珍しくありません。

魚種ごとにかかりやすい病気もあります。今回はラミレジィ飼育において、気を付けておきたい病気についてご紹介します。

エロモナス病

エロモナス病は、エロモナス・ハイドロフィラという細菌に感染することで引き起こされる魚の病気です。この病原菌は、特に淡水においての適応力が高く、多くの淡水魚類に感染のリスクがあります。

基本的な水質管理が行き届いていて、適切な数での飼育であれば滅多にかかることはありませんが、感染を放置すると死に至るため、日々のチェックを欠かさないようにしましょう。

白点病

白点病にかかった魚は、体の表面に白い粒が大量に付着しているように見えますが、この白い粒の正体は魚の体に寄生するハクテンチュウという繊毛虫です。

ハクテンチュウに寄生された魚は掻痒感から体を掻きたがり、石などに体をこすりつけるようになります。ハクテンチュウは感染初期では目視が難しく、魚が体をかゆがるようでしたら感染の可能性がありますから、数日は注意深く観察をしましょう。

白点病の治療には、メチレンブルーやマラカイトグリーンなどの薬で効果が望めますが、高水温に弱いという一面もあります。そのため水温を28℃にキープすることでも治療効果が期待できるでしょう。

シクリッド病

シクリッド病とは、主にディスカスなどのシクリッドで広くみられる皮膚疾患を指します。

原因は、極端に水質の違う環境に移動することと言われていますので、シクリッド系であるラミレジィもしっかりと水合わせを行って、シクリッド病の予防につとめましょう。

カラムナリス症

カラムナリス症とは、フレキシバクター・カラムナリスによって引き起こされる細菌感染症です。水温15度以上の環境でさまざまな魚種に発生するため、ラミレジィにも感染のリスクがあります。

治療には塩水浴が有効なため、時々水槽の水に塩水を使用してあげると良いでしょう。

ラミレジィの種類や飼育方法を知っておこう!

敷居が高いと思われがちなシクリッドですが、ラミレジィは初心者でも飼いやすい熱帯魚です。ラミレジィの面白さは奥が深く、知れば知るほど魅力的な魚であることがお分かりいただけることでしょう。

アクアショップなどでも目にする機会の多い種類ですから、入手もそれほど難しくありません。

ラミレジィを飼育しようと思った際は、ぜひ適切な環境を作ってあげて、美しいラミレジィたちの飼育ライフをたのしみましょう。

初回公開日:2022年06月07日

記載されている内容は2022年11月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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