ハムスターの噛み癖を知ろう！人を噛んでしまう理由や予防法についても解説

ハムスターがストレスなどによって高まった噛みたい欲求を発散出来るように、ケージ内に齧り木を置いてあげることいいでしょう。歯がかゆくて噛むハムスターにも効果的です。

ケージ内に齧り木を置いているにもかかわらず噛む場合は、齧り木の素材が好みの物ではなかったり劣化していたりといったことも考えられるため、注意してあげましょう。

ケージから外に出し、広い範囲を動き回らせてあげましょう。ハムスターの運動量は多く、ケージ外の広い範囲の縄張りチェックも出来るため、ハムスターにとってストレス発散になります。

ケージから出すときは、壁や家具の隙間に入ってしまわないように塞いでおきましょう。また、電化製品のコードを齧って感電やショートを起こさせないように、高い場所に置くなど対策しておきましょう。

まずは、飼育環境を見直します。ハムスターは気温の変化により体調を崩してしまうことがあるため、ケージ内や巣箱が適切な温度になるように管理しましょう。また、ケージ内の汚れや臭いについてもストレスを感じることがあるため気を配りましょう。

ハムスターにも規則正しい生活が必要です。夜間は室内の照明を落とすことや、ケージをタオルなどで覆うといった対処をするといいでしょう。

他のハムスターと一緒に飼っている場合は、そのことがストレスとなっている場合があります。状況に応じてケージを分けるなどの対策をとりましょう。そして、飼い主自身の行動がストレスを与えないように、自分の行動も見直してみることをおすすめします。

甘噛みの場合は、特に何もしないで大丈夫でしょう。一方で、本気噛みにより出血をした場合は、傷口を消毒しましょう。

消毒液がない場合は、傷口を水道水で洗います。こする必要はありません。傷口を洗い流すようにしましょう。

その後、様子を見て傷口がはれたり熱が出たりした場合は、病院で受診しましょう。

ハムスターに噛まれた場合ほとんどは軽傷ですみますが、病気を引き起こす危険性もあります。噛まれたときに、起きるかもしれない病気や症状について解説します。

病気の危険性を知っておくことで、症状が出たときに迅速に対応出来るよう、正しい知識を備えておきましょう。

ハムスターなどの齧歯類動物は、リンパ球性脈絡髄膜炎ウイルスを保有していることがあります。噛まれることによって、人にこのウイルスが感染する可能性があります。

感染すると、軽い髄膜炎を発症することがあります。また、妊婦が感染すると胎児に影響が出ることが知られています。このため、妊娠中はハムスターとの接触は避けた方が無難でしょう。

出典：妊娠中のペットとの関わりについて｜医療法人翔光会　産婦人科　にしじまクリニック
参照：https://nishijima-clinic.or.jp/blog/2020/08/17/

ハムスターもアレルギーの原因となる動物の一つです。ハムスターから出る毛や体液、ケージに使用している物がアレルギー症状を引き起こします。また、ハムスターの餌からダニが発生し、ダニアレルギーの原因となることもあります。

ハムスターを飼ってから鼻炎や結膜炎などの症状が出た人は、アレルギーによる可能性があります。病院で検査してみるといいでしょう。

出典：ペットとアレルギー｜中野こどもクリニック
参照：https://nakanokodomo.com/allergy/pet/