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セミの餌にはどんなものがある?食性や代用できるものついても解説

更新日:2024年07月10日

セミといえば夏の風物詩、しかしセミを飼育したことがあるという方はあまりいないでしょう。本記事ではセミの基本情報から、飼育する際に使える餌と、そのあげ方について解説しております。セミを飼われる際は、ぜひ参考にしてください。

セミの餌にはどんなものがある?食性や代用できるものついても解説
「子供がセミを捕まえてきたけど、飼い方がわからない」
「そもそもセミは飼えるの?」
このような疑問をお持ちではないでしょうか。夏になると必ず耳にするセミの声、まさに風物詩といえる昆虫の一種です。子供のころ捕まえようとしたらオシッコをかけられた、そんな経験が一度はあることでしょう。

そんなセミですが、飼ったことがあるという方は少ないのではないでしょうか。飼ったことはあっても、すぐに弱ってしまって長生きしなかったということが多く、飼い方が載っている本もほとんどありません。

本記事ではセミの基本情報から、餌として使えるものと、餌のあげ方まで解説いたします。記事を読むことで、セミの詳しい飼い方が把握できるでしょう。ぜひセミを飼う際の参考にしてください。

セミの生態とは?食性は?

セミはカメムシ目に属しており、分類上はカメムシの仲間です。日本では30種ほど生息しています。

セミの特徴でもある鳴き声はオスが発しているもので、メスを呼び寄せるための求愛行動です。そのためメスは鳴きません。

呼び寄せられたメスはオスと交尾したあと、木に卵を植え付けます。孵化した幼虫は土に潜り、成虫になるまでの間、そのまま土の中で過ごします。そして、時が来ると土の中から出てきて羽化し、成虫となるのです。

セミの餌は木の樹液です。針のように細い口を持ち、この口を木の幹に突き刺して樹液を吸います。幼虫のときは、木の根から樹液を吸います。

また、セミは1週間しか生きられないという話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。結論としては、セミの成虫は1週間以上生きます。場合によっては1ヶ月ほど生きる個体もいるそうです。

さらに、セミは幼虫の期間が長いことでも有名で、成虫になるまで大体5〜7年、長いと10年以上かかります。幼虫の期間と成虫の期間を合わせると、昆虫のなかでもかなり長生きな種類といえます。

なぜ1週間しか生きられないという話が出てきたのかというと、飼育されているセミのほとんどが短命になってしまい1週間ほどしか生きられなかったからだといわれています。

セミの餌の種類

前述したとおり、セミの餌は木の樹液です。野生下では木の樹液以外、ほとんど口にすることはありません。

だからといって、折れた木ではセミが必要としている栄養分がかなり少ないため、あまり意味がありません。セミの種類によって好みの木も違うため、そのセミが好んでいて、かつ生きている木を用意するのは難しいといえます。

しかし、飼育方法はまったくのゼロではありません。樹液の代用となる餌もありますので、そちらについて解説いたします。

セミの餌に代用できるもの

木の樹液の代用として使えるものは、砂糖水、昆虫ゼリーなどです。果物だと、りんご、ナシ、スイカ、あるいは果汁だけでも大丈夫です。

また、用意できるようであれば、もちろん樹液も使えます。

餌のあげかた

砂糖水や果汁を使う場合は、ティッシュや脱脂綿に吸わせて、とまり木にくくりつけます。

昆虫ゼリーを使う場合は、まずぐちゃぐちゃに混ぜて水分を出します。ゼリーの入れ物ごととまり木にくくりつけるか、あるいは、昆虫ゼリー用のエサ入れを使うのもよいでしょう。

果物を使う場合は、セミを果物に捕まらせてあげると、果汁を吸うようです。樹液の場合は、とまり木にそのまま塗ってください。

また、お庭に木が生えているのであれば、セミが止まっている木ごとネットをかぶせ、その中で飼うという方法もあります。この方法なら、生きている木の樹液が吸えるため、セミが長生きしやすいです。

セミの餌について知っておこう

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初回公開日:2022年06月22日

記載されている内容は2022年06月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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