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ワラジムシの飼育方法は?飼うために必要な餌やお世話の仕方も紹介

更新日:2024年07月13日

ワラジムシを飼いたいけれど飼い方がわからないという方は多いでしょう。この記事では、ワラジムシの捕獲方法から飼育方法、餌の内容まで詳しく解説しています。この記事を参考に、昆虫食の動物の餌としても優秀なワラジムシを飼ってみましょう。

ワラジムシの飼育方法は?飼うために必要な餌やお世話の仕方も紹介
「ワラジムシを飼ってみたいけど、何を食べるのかな?」
「餌用にワラジムシを飼いたいな」
「夏休みの自由研究にワラジムシってどうだろう?」
ダンゴムシとよく似たワラジムシですが、このように様々な疑問があるでしょう。

この記事では、ワラジムシの餌と飼育方法について詳しく解説します。また、ワラジムシの捕獲方法についても、必要な道具とともに解説しています。

本記事を読んでいただければ、あなたもすぐにワラジムシを飼うことができるでしょう。繁殖も簡単ですから、餌用としてキープすることもできます。

この記事を参考にワラジムシを捕獲して、飼育に挑戦しましょう。

ワラジムシってどんな虫?

ワラジムシとダンゴムシはよく似ていますが、ワラジムシもダンゴムシも昆虫ではなく節足動物に属していて、エビなどの甲殻類の仲間です。

その中でもワラジムシとダンゴムシは近縁で、いずれも成体は14本の脚を持ち、体節は12~13節あります。見分け方は簡単で、つついて丸くなるのがダンゴムシ、ならないのがワラジムシです。また、ワラジムシは体が扁平です。

一方で、ワラジムシとダンゴムシとでは好む餌や環境が少し違います。日本にいるワラジムシは、ワラジムシとホソワラジムシの2種です。いずれも、落ち葉や動物の死骸などを餌として分解して、土壌を改善してくれる益虫です。体長はいずれも約10mmで楕円形をしています。

ダンゴムシは、園芸植物の新芽など餌にするので必ずしも益虫とは言えません。

ワラジムシの餌とは?

ワラジムシは本来、森に暮らしあらゆる有機物を食べ分解する森の掃除屋でした。ミミズ、ダンゴムシ、トビムシ、シロアリ、ヤスデ、ダニ、コガネムシやハエの幼虫などの土壌生物と同様、植物の枯れたもの、動物の死骸などを餌としています。

ワラジムシを飼育するのであれば、植物質の餌と動物質の餌の両方を用意しましょう。

野菜くず

メインの餌は、調理の際に出る野菜くずで充分です。ニンジン、ナス、キノコ、キュウリ、レタス、ゴマ、トウモロコシなどを好みます。果物も餌として適しています。

野菜くずは生でも加熱したものでも大丈夫です。バイオコンポストに利用されることもあるワラジムシですから、許容範囲はかなり広いと言えるでしょう。

ただし水分の多い餌は、カビや雑菌の繁殖のもとにもなります。餌はペットボトルのふたなどの容器に入れ、食べ残した餌は飼育容器から除去するようにしましょう。

落ち葉

ワラジムシは、もともと森の土壌生物であるため落ち葉は大好物の餌です。捕獲してきたあたりの落ち葉を餌として与えても良いですし、市販の腐葉土を餌にすることもできます。落ち葉にはワラジムシが好むものとそうでないものがあるので、何種類か入れるのが良いでしょう。

市販の腐葉土は滅菌してあるので管理が簡単ですが、植物栽培用の腐葉土は農薬が入っていることが多いため、昆虫用の腐葉土を使用する方が安心でしょう。

動物質の餌

ワラジムシは動物性たんぱく質とカルシウムを含んだ餌がないと、長期間生きられません。自然界では昆虫や小動物の死骸などを食べています。

飼育下では、にぼし、かつおぶし、チーズ、乾燥エビなどを餌として与えます。熱帯魚の餌や金魚の餌なども良いでしょう。火が通っていても問題ないので、人間の食事の際に出るたんぱく質の多い残飯などを与えてもかまいません。

ただし、動物質の餌は腐りやすいので気を付けましょう。床材に直接これらの餌を置くと、腐った際まわりも汚染されてしまうため、餌皿に入れ、頻繁に取り換えるようにしましょう。

ワラジムシの入手方法とは?

ワラジムシは、釣り餌としても人気があるので、釣具屋やネットで購入できます。しかし、購入すると数が多すぎて、世話が行き届かないことになりかねません。ワラジムシは都会でも生活していますので、ぜひ近所で捕獲してみてください。

ワラジムシは夜間は餌を探して徘徊していますが、昼間は薄暗く湿ったところにじっとしているため、採集には昼間の方が向いているでしょう。とはいえ、光に敏感なワラジムシは周囲が急に明るくなると素早く逃げてしまうため、なるべく日陰を狙うと良いでしょう。

植え込みなどによくいる

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初回公開日:2022年07月26日

記載されている内容は2022年07月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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