デグーの繁殖方法とは?覚えておきたい基礎知識や注意点も紹介
更新日:2024年10月14日
デグーは一度の妊娠で3匹~6匹前後、多ければ10匹ほどの赤ちゃんを出産します。成長後はそれぞれにケージなどの飼育設備、餌が必要になるため、赤ちゃんの数をふまえた繁殖計画をたてることが大切です。
また、赤ちゃんに人間の匂いがつくと母親が育児放棄してしまうケースがあるので、出産直後の赤ちゃんには触れないようにして静かに見守ります。
また、赤ちゃんに人間の匂いがつくと母親が育児放棄してしまうケースがあるので、出産直後の赤ちゃんには触れないようにして静かに見守ります。
デグーの交配にはお見合いが大切
繁殖のためにデグーを交配させるなら、オスとメスの相性がとても重要です。いきなり一緒のケージに入れるとケンカになる場合があるため、お互いの相性を確かめるためにも事前にお見合いをします。
お見合いは、オスとメスのケージを近くに置き、お互いの匂いや存在がわかるようにします。慣れてきたら新しいケージを用意して2匹を入れますが、すぐに交尾がはじまるわけではありません。相性やメスの発情周期にもよるので、しばらくは静かに見守ります。
もし、同じケージに入れたあとケンカする場合は相性が悪い可能性があるため、交配は見送りましょう。
お見合いは、オスとメスのケージを近くに置き、お互いの匂いや存在がわかるようにします。慣れてきたら新しいケージを用意して2匹を入れますが、すぐに交尾がはじまるわけではありません。相性やメスの発情周期にもよるので、しばらくは静かに見守ります。
もし、同じケージに入れたあとケンカする場合は相性が悪い可能性があるため、交配は見送りましょう。
デグーの妊娠や出産の注意点
今日のまん丸りんさん?
— ?みけデグー? (@mikemouse0830) April 8, 2018
今日は318グラムです
それにしてもだるまみたい⛄️胎動も見てわかる感じに✨#デグーマウス #デグー #妊婦 #妊娠 pic.twitter.com/AmQq5RnoHq
それでは、実際に妊娠・出産となった場合、どんなことに注意すればいいのでしょうか。安心して妊娠・出産を迎えるためには、いくつかポイントがあります。
母親と赤ちゃんが出産という一大イベントを安全に迎えられるように、事前に知っておくべき注意点を紹介します。
妊娠したら栄養のある食事に切り替える
妊娠したメスには栄養価が高い食事が必要になるため、今までの食事よりも高タンパクなものを与えます。
大人のデグーの食事はドライフードや牧草が中心ですが、普段の牧草に加えてアルファルファという高タンパクな牧草を与えます。餌と水はきらさないように注意し、仕事や用事で家をあけるときは、いつもより多めに用意しておくと安心でしょう。
大人のデグーの食事はドライフードや牧草が中心ですが、普段の牧草に加えてアルファルファという高タンパクな牧草を与えます。餌と水はきらさないように注意し、仕事や用事で家をあけるときは、いつもより多めに用意しておくと安心でしょう。
出産前後はケージの掃除を控える
出産が近いデグーは、とても神経質になっています。環境の変化や大きな物音にも敏感になるので、出産前後のケージの掃除は控えましょう。食事と水をきらさないように注意し、毎日の世話は必要最低限にします。
ケージを動かす、掃除をするなど周りの環境が変わると、母親の大きなストレスになってしまうため、出産前後は静かで落ち着ける環境を用意してあげましょう。
ケージを動かす、掃除をするなど周りの環境が変わると、母親の大きなストレスになってしまうため、出産前後は静かで落ち着ける環境を用意してあげましょう。
つがいで飼っている場合オスを別のケージに分ける
メスのデグーは出産直後でも発情するため、つがいで飼っている場合はオスを別のケージに移動させます。出産後すぐに交尾してしまうと、メスの大きな負担になってしまうためです。
出産から2~3日ほどたてば、またオスとメスを一緒にできます。つがいで飼育しているデグーはオスも巣作りや育児を手伝う習性があるため、オスをケージに戻せば子育てを手伝う様子が見られる可能性もあるでしょう。
ただし、再びの交尾や妊娠の心配もあるため、様子をみながら一緒にします。
出産から2~3日ほどたてば、またオスとメスを一緒にできます。つがいで飼育しているデグーはオスも巣作りや育児を手伝う習性があるため、オスをケージに戻せば子育てを手伝う様子が見られる可能性もあるでしょう。
ただし、再びの交尾や妊娠の心配もあるため、様子をみながら一緒にします。
冬は温度管理をしっかりする
デグーは、もともと気温が高く乾燥した土地に住む動物です。ペットの場合も同様で、デグーの適温は25℃前後とされています。生まれたばかりの赤ちゃんは寒さに対処できないため、冬場の妊娠・出産ではエアコンやペットヒーターをつかい、しっかりと温度管理をします。
デグーの赤ちゃんや子育ての様子
こんにちは、今日は雨になりました。部屋の中で「ヒマい〜」とゴロゴロしている方、#PAW なら室内で動物たちと遊べますよ。#デグー #親子 pic.twitter.com/3U4O3q8Mwb
— 長崎バイオパーク公式 (@ngsbiopark) March 19, 2018
デグーの赤ちゃんは、大人と同じ毛も歯も生えた姿で生まれてきます。生まれてしばらくは母乳を飲みながら大きくなり、離乳するまでは1ヶ月ほどかかります。赤ちゃんの成長のためにも母親には栄養価の高い食事を与え、水もきらさないようにしましょう。
万が一、母親が育児放棄してしまった場合や、母乳がうまく飲めずに成長が遅い赤ちゃんがいる場合には、人工保育に切り替える必要があります。
デグーの繁殖は知識をつけた上で責任を持って行おう
デグー親子の授乳の様子 pic.twitter.com/SJxT5VWJLO
— はな (@avocado_tororin) February 11, 2020
デグーはペットの中でも簡単に繁殖できる種類です。小さくかわいい赤ちゃんを見て、繁殖させたいと思う方は多いのではないでしょうか。しかし、人間の手で繁殖させる以上は赤ちゃんに対する責任があります。育児放棄や人工保育などの可能性もあるため、不安であれば繁殖しない・させないという選択もあります。
繁殖にチャレンジする場合は、親のデグーや生まれてくる赤ちゃんが快適に暮らせるように、正しい知識を身につけて計画的に行いましょう。
初回公開日:2022年07月16日
記載されている内容は2022年07月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。