フェレットの噛み癖は直せるのか？噛み癖を辞めさせるしつけと対策

こちらは犬用のボールです。一瞬「犬用のボール?」と驚かれるでしょうが、大丈夫です。フェレットもちゃんと遊びます。

投げてあげると、フェレットは一生懸命後を追い掛け回して遊びます。ただ、ボール遊びに関しては多少好き嫌いがあり、飽きっぽい性格のフェレットは、2,3回遊んだらふいっと別のところにいってしまう場合もあります。

気に入ってくれると、秘密の隠し場所に持っていったりするので、投げて遊ぶおもちゃは何個か用意するといいでしょう。

「犬の次は猫?」と言う声が聞こえてきそうですが、実はフェレットには猫じゃらしも大好きなんです。チラチラ動く猫じゃらしを夢中になって追い掛け回したり、噛みついてきたりします。

猫じゃらしは今回紹介したような「毛がもこもこしたタイプ」と、先にねずみなどが付いている「人形タイプ」があります。フェレットによって好みが分かれるので、一方を試してだめだった場合は、もう一方のタイプを試してみるのもいいでしょう。

またフェレットは耳がいいので、鈴がついていて音が鳴るタイプの猫じゃらしはです。

フェレットは家の中だけでも十分に飼うことはできますが、実は外を散歩することもできます。外に散歩に出かけることは運動不足解消になるだけでなく、気分転換にもなるのでです。

ただし、絶対に気を付けなければいけないのがフェレットの脱走です。犬や猫と違い、フェレットは一度脱走してしまったら、もう二度と会うことはできないと言えます。なのでフェレットと散歩をするときにはハーネスは必須です。

また、いきなりハーネスをつけて散歩をしようとせず、事前に慣らすために家の中で何度か使ってみて、ハーネスが外れてしまわないか確認することが重要です。

フェレットと遊ぶのにぬいぐるみもアイテムです。ぬいぐるみにじゃれついたり噛みついたりしてきて遊べます。

この時ぐいぐい引っ張りあいをすると、フェレットはとても喜びます。なので、もちろん普通のぬいぐるみでもいいのですが、飼い主が手を入れられるタイプのパペット型のものだと一緒に遊びやすいです。

しかし、フェレットは楽しくなって興奮してくると、かなり強い力で噛んでくることがあります。あまり薄手のものだと、ぬいぐるみごとガブリと噛まれてしまうので、注意が必要です。

最後に、ケージや電化製品のケーブルなどの噛み癖がある子にアイテムです。フェレットに苦手な苦い味がするスプレーで、実はこれも元々は犬用のアイテムです。

フェレットがよく噛む場所にこのスプレーを吹きかけておくと、噛んだときに苦い味がして噛まなくなるというアイテムです。とても手軽な一方で、何度か口にするうちに味に慣れてしまい効果がなくなってしまう場合もあります。

これに頼り切りになるのではなく、補助アイテムとして上手に使いつつ、しっかりしつけをしていきましょう。

フェレットの噛み癖はしつけをすることで必ず直ります。もし「いつまでも噛み癖が直らない」と感じているのであれば、それは「まだ飼い主に警戒している」ということです。

フェレットの噛み癖を直せるのは飼い主だけです。フェレットのお世話をもくもくとこなし、日々のコミュニケーションを積み重ねていくことが、フェレットの噛み癖を直す近道です。

縁あって家族の一員となったフェレットに、たくさんの愛情を持って接してあげてください。