初心者でも簡単！モルモットの飼い方｜餌/寿命/ケージ/本

不正咬合は咬み合わせが上手くできずに、歯が伸びすぎてしまう歯科疾患です。歯が舌や頬に刺さってしまうので、痛みから食欲が減り、よだれがでるなどの症状がでます。モルモットの歯は生涯伸び続けるので、咬み合わせが悪くなると定期的な治療が必要になります。予防のためにペレットなどの食べやすいものだけではなく牧草も食べさせましょう。

モルモットは温度管理が大切となるので、室内で飼うのがです。室内で飼う場合はケージが必要です。モルモットを一匹で飼う場合、ウサギのように飛び跳ねることはないので、40cmぐらいの高さがあれば大丈夫です。モルモットは体長が20～40cmなので幅60cm、奥行き35cmぐらいあれば十分でしょう。

モルモット専用のケージはあまり販売されていないので、ウサギや小動物用のケージを使いましょう。

モルモットは基本的にトイレを覚えない動物であるため、どこでもおしっこやウンチをしてしまいます。対策としては、ケージにペットシーツや新聞紙を敷きます。ペットシーツや新聞紙を敷きつめる場合は、こまめに取り換えて掃除をしましょう。

まれにトイレを覚えてくれるモルモットもいるため、トイレのしつけをしてみてもいいでしょう。モルモット自身のおしっこやウンチの臭いのついたものや、ペットシーツや新聞紙をトイレとして覚えさせます。

モルモットはおとなしく臆病な動物です。警戒心が強いので、飼い始めてから一週間ぐらいはあまり構わずにそっとしておきましょう。

モルモットは草食動物なので、襲われないように身を隠す習性があります。環境の変化に敏感で、環境が変わると落ち着かなくなりストレスを感じます。ストレスを感じると、食欲がなくなり下痢を起こし、体重も減ってしまい体調を崩してしまいます。

飼い始めは静かに見守り、環境に慣れるまではあまり接しない方がいいでしょう。ケージの掃除や餌やりも素早く済ませてください。

モルモットは捕獲されやすい動物なので、隠れる場所が必要です。隠れる場所がないと、常に緊張して生活しなければならなくなります。ストレスが高まり、病気になってしまうので隠れる場所を作ってあげましょう。

モルモットの餌は基本的に栄養価を考えた固形フードがいいのですが、ウサギのようにビタミンを合成できないので、固形フードだけではビタミンが不足してしまいます。そのため、ビタミンが豊富な野菜や果物を定期的に与える必要があります。ただし、玉ねぎやネギ、ニラ、ニンニクなどはモルモットに良くない成分が含まれるので与えてはいけません。

モルモットにお水を与える場合、ボールのような容器だと雑菌や糞が入ったりするので、給水機を使うことがおススメです。給水器はこまめに水を替えて綺麗なお水を与えるようにしてください。モルモットは一日に体重1kgに対して約100mlの水が必要です。水分が少ないとモルモットの食欲がなくなったり、尿石症などの病気の原因になるため適量の水分を与えましょう。

モルモットを飼う場合、温度管理が大切になります。モルモットは寒さには強いですが暑さには弱い動物です。モルモットにとって快適な温度は20～26℃ぐらいとなります。

気温が激しく変わる場所や日差しで温度が変わる場所には置かないでください。カーテンを使ってみたり、風通しのいい場所に置いてあげましょう。一定の温度が保てる環境を作ってあげることがモルモットにとって快適な環境となります。

モルモットを飼うための基礎から、接し方、医学まで記載されています。また、豊富な品種やバリエーションが写真で掲載されています。モルモットをはじめて飼う人や、これから飼いたいと考えている人に本です。