ハリネズミとヤマアラシの違いは？ハリモグラとの違いも紹介！

ハリネズミとヤマアラシの6つ目の違いは生息する場所です。ハリネズミは家庭で飼育されることも多く、アメリカなどでは、犬や猫と同様に愛される動物です。

また、野生のハリネズミは、森や森林に生息することが多く、明るい場所が苦手です。そのため、草の陰に隠れて生活しています。

一方で、ヤマアラシは、岩陰や樹洞で生活することが多いです。ハリネズミと同様、暗い場所を好みます。体が小さいゆえに、基本的に身を隠しながら生活しています。

ヤマアラシの針は、あの百獣の王ライオンも恐れるほど強力です。ヤマアラシの針は非常に鋭く、ライオンでさえも、重大なけがをするほど脅威的です。そのため、ライオンはよほどのことがない限り、ヤマアラシを襲うことはありません。

また、ヤマアラシの針は簡単に抜けるため、針を突き刺すことも可能です。最悪の場合、ライオンを死の危険にさらすことさえできてしまいます。ヤマアラシは、小さな体で身を守る術を身につけています。

ハリネズミはペットとして大です。ハリネズミカフェが登場するなど、近年日本でもを集めており、実はとても飼いやすい動物です。

ハリネズミの理由としては、基本的に群れで行動しない動物であるので、お世話をあまりしなくてよいことが挙げられます。

また、ニオイもせず、飼育にかかる費用もとても少ないです。しかし、デリケートな体質なので、環境の変化には気をつけてあげましょう。室温計やペットヒーターなどで環境を整えることは必要です。

ハリネズミとヤマアラシに似ている動物として、ハリモグラが挙げられます。ハリネズミやヤマアラシと同じように針を持っているので、同じような動物だと思っている方もいるでしょう。

また、あまり家庭で飼われているイメージのないハリモグラですから、ハリモグラについて詳しく知っている人も多くはありません。

ここからは、家庭ではあまり飼われていないハリモグラについて、詳しくご紹介いたします。

ハリモグラも、背中に針を持つ小動物です。特有の吻と舌を持っており、それを活用してシロアリやアリを捕らえて食料にしています。

ハリモグラは、森林やサバンナ、乾燥地帯、熱帯雨林など様々な場所に生息しており、単独行動を好む動物です。卵生で、母乳で子供を育てる単孔類です。丸い体はハリネズミに似ていますが、全体的に黒っぽい色をしています。

生息数は安定しており、絶滅の恐れは低いですが、家庭内などではあまり飼われていないため、馴染みのない動物でしょう。

ハリモグラとハリネズミは名前が似ているだけでなく、同じような特徴も見られますが、明らかな違いもいくつかあります。

ハリネズミはハリネズミの仲間である一方で、ハリモグラはカモノハシの仲間です。また、ハリモグラは肉食であるという点も、ハリネズミと同様の特徴を持っています。

ハリモグラが単独行動を好み、夜行性であるという点も、すでにご紹介したハリネズミと同様ということができるでしょう。しかし、体の大きさを見てみると、ハリモグラの方が大きく、針も長いです。

次に、ハリモグラとヤマアラシの違いについてご説明します。ハリモグラの体長はヤマアラシと同じくらいです。しかし、ヤマアラシはハリモグラと異なり、ネズミの仲間です。

また、ハリモグラは肉食であるため、草食であるヤマアラシとは生態系が異なります。ヤマアラシとハリモグラは針があり、同じ仲間に見えがちではありますが、全く異なる属性です。

ハリネズミとは異なり、ハリモグラは飼育とはかけ離れたイメージをもつ動物でもあるため、その違いを知っている人は少ないでしょう。

結局、ハリネズミとヤマアラシは同じ種族なのでしょうか。結論から言えば、ハリネズミとヤマアラシは、全く異なる種族であるということができます。

ここまででご紹介してきたとおり、ハリネズミとヤマアラシは、属している属性も異なれば、生態も違います。

同じ針を体にもつ動物ではありますが、夜行性で単独行動を好むこと以外は、多くの異なる特徴を持っていることが分かります。見た目やイメージで同じと判断しがちですが、ハリネズミとヤマアラシは違う種族の動物なのです。