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ハリネズミが野生化すると起こる問題とは?見つけた時の対応を解説

更新日:2022年09月06日

ハリネズミが野生化するとどのような問題が起こるのでしょうか。この記事では日本国内で野生のハリネズミが見られる理由や、野生化によって生じる様々な問題点を取り上げています。どのような悪影響を及ぼすのか気になる方は、ぜひご覧ください。

ハリネズミが野生化すると起こる問題とは?見つけた時の対応を解説
ハンドリングもでき、一緒にいるだけでほのぼのとした気分にさせてくれるハリネズミはペットとして人気があります。

そうしたハリネズミの中に、日本では飼育できない野生化した種類があることをご存じでしょうか。以前、多くの家で飼われていた種類も、今は一般家庭での飼育ができなくなっているのです。

この記事では飼えなくなってしまった種類や原因を解説し、野生化によってどのような影響が出るのか、引き起こされる問題も取り上げています。また、野生化したハリネズミを発見した際の対処の仕方も併せて紹介しています。

この記事を読んでおくとペットを野生化させてはいけない理由を理解でき、責任をもって正しく飼育していくことの大切さに気づくでしょう。

なぜ野生化するといけないのか疑問に思っている方は、目を通してみてください。

野生化した種類のハリネズミは特定外来種

ハリネズミは日本に生息していませんでしたが、ペットで飼われていたものなどが野生化し、各地で見られるようになりました。

野生化したハリネズミ属のハリネズミは生態系へ影響するほか、人間や農作物へ被害を与えることから特定外来種に指定され、輸入や飼育が禁止されています。

また、ヨツユビハリネズミを除いたアフリカハリネズミ属、オオミミハリネズミ属、メセキヌス属は未判定外来生物に指定されています。

出典:特定外来生物等一覧|日本の外来種対策 | 外来生物法
参照:https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/list.html

日本で飼育できないハリネズミの種類とは?

特定外来種に指定された動物は原則輸入や飼育ができません。しかし、研究用や展示目的などで、きちんと管理できる場合は許可を取って飼養できます。飼養している特定外来生物を、許可が無い人物へ渡す、譲る、販売することはできません。

つまり、特定外来種に指定されているハリネズミ属を今後入手し、ペットとして飼うことはできないのです。では、どのようなハリネズミが日本で飼えなくなってしまったのか、具体的な種類を見てみましょう。

ナミハリネズミ

ナミハリネズミの生息地はヨーロッパ西部、アゾレス諸島及び移入先のニュージーランドです。生息場所は草地、農地、湿地のほか人間の居住域でも見られます。成体の大きさは25~30cm程度で、足の大きくて丈夫な爪が特徴的です。

食性は雑食性で昆虫、小型の哺乳類、両生類、爬虫類、卵から植物など、地面や土中で採食できる様々なものを食べます。夜行性のため夜を中心に活動します。

アムールハリネズミ

アムールハリネズミはロシア、朝鮮半島、中国北東部に生息している夜行性のハリネズミです。硬さのある鋭い茶色の毛で覆われていて、ペットとして飼育できるヨツユビハリネズミと似ていますが、後肢を見ると指の数が異なります。

生息場所は草地、湿地、農地で、肉食中心で昆虫や小型の動物、爬虫類、両生類などを捕食しますが、植物の葉や実なども食べる雑食性です。野外での越冬が可能で、11~2月頃に冬眠します。

ハリネズミが野生化した原因とは?

野生化しているものは、犬猫以外の動物をペットとして飼育するのがブームになった頃に、海外から日本へ持ち込まれたハリネズミです。当時は外見のかわいさから数多く流通していました。

途中で逃げてしまったり、飼育が難しくなって遺棄してしまったりしたことにより、日本国内の一部で野生化し繁殖したと言われています。夜行性で目撃情報があまり多くないことから、野生化したハリネズミの生息数は明確になっていません。

ハリネズミが野生化すると起こる問題

野生化したハリネズミはその食性から、生態系への影響が心配されます。また、野生化したハリネズミによる農作物の食害も問題です。

このほか、野生化しているハリネズミ属にはダニ類が寄生している場合が多く、誤って人間が触れてしまうと健康を損なうおそれもあります。

アフリカに生息するヨツユビハリネズミも、場所によっては野生化できると言われています。野生化し特定外来生物に指定されてしまうと、新たに飼育できなくなる可能性があるでしょう。

野生化したハリネズミを見つけたらどうすればいいの?

野生のハリネズミを見つけても、むやみに触るのは危険です。特定外来生物に指定されている動物は、許可を持っていないと捕獲して運ぶことができません。野生化したものは自分で捕まえず、行政機関または発見場所の管理者へ連絡して相談しましょう。

日本国内の各地区に置かれている、野生生物の保護や外来生物対策を行う地方環境事務所または自然環境事務所で、野生化した外来生物に関する問い合わせを受け付けています。
次のページ:ハリネズミが野生化するとどんな問題が起こるのか知っておこう

初回公開日:2022年08月04日

記載されている内容は2022年08月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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