世界最小の猿!ピグミーマーモセットって飼えるの?特徴を合わせて解説
更新日:2024年10月18日
ピグミーマーモセットの特徴
手のひらサイズ小さな猿、ピグミーマーモセットをご存知ですか?
南米アマゾン川上流の川沿いの森で生息しているとても小さい猿です。近年の森林伐採などで住みかとなる森が減少したこともあり、個体数が少ない希少動物ですが、ペットとして飼育することができる猿なんです。
まずは、ピグミーマーモセットの小さな体に秘めた魅力ついてご紹介します。
南米アマゾン川上流の川沿いの森で生息しているとても小さい猿です。近年の森林伐採などで住みかとなる森が減少したこともあり、個体数が少ない希少動物ですが、ペットとして飼育することができる猿なんです。
まずは、ピグミーマーモセットの小さな体に秘めた魅力ついてご紹介します。
ピグミーマーモセットの特徴1:かなり小型の猿
ピグミーマーモセットのピグミーは「小型の動物」のこと、マーモセットは「小型の猿」のことを意味します。つまり、ピグミーマーモセットは名前のとおり「かなり小型の猿」です。
具体的には、しっぽを除いた体長が11~17センチ、体重が100~160グラムで、手のひらの上に鶏の卵を2個乗せたときと同じくらいの大きさです。しっぽは体長よりも長く、17~23センチあります。
ピグミーマーモセットは、1998年にピグミーネズミキツネザルが確認されるまでは世界で有数小さいサルとされていました。
余談ですが、世界で有数小さい哺乳類はトウキョウトガリネズミというモグラの仲間、世界で有数小さい食べ物には、ギネスに認定された桜島小ミカンというみかんがあるそうです。
具体的には、しっぽを除いた体長が11~17センチ、体重が100~160グラムで、手のひらの上に鶏の卵を2個乗せたときと同じくらいの大きさです。しっぽは体長よりも長く、17~23センチあります。
ピグミーマーモセットは、1998年にピグミーネズミキツネザルが確認されるまでは世界で有数小さいサルとされていました。
余談ですが、世界で有数小さい哺乳類はトウキョウトガリネズミというモグラの仲間、世界で有数小さい食べ物には、ギネスに認定された桜島小ミカンというみかんがあるそうです。
ピグミーマーモセットの特徴2:鳴き声に方言を使う
ピグミーマーモセットは、鳥がさえずるようなきれいな声で「チーッチーッチーッ」と鳴きます。
野生のピグミーマーモセットは数本の樹木を中心に縄張りをもち、5~10頭の群れで生活し、鳴き声で互いにコミュニケーションをとります。
2009年1月に発表された研究結果によると、群れによって異なる鳴き方をする、いわゆる方言があるということが分かりました。この方言によって自分の群れを認識してコミュニケーションをとるそうです。
また、繁殖時には自分の群れとは異なる方言の雄がです。遺伝子の多様性を守るために、近親交配を避けるのが目的といわれています。
野生のピグミーマーモセットは数本の樹木を中心に縄張りをもち、5~10頭の群れで生活し、鳴き声で互いにコミュニケーションをとります。
2009年1月に発表された研究結果によると、群れによって異なる鳴き方をする、いわゆる方言があるということが分かりました。この方言によって自分の群れを認識してコミュニケーションをとるそうです。
また、繁殖時には自分の群れとは異なる方言の雄がです。遺伝子の多様性を守るために、近親交配を避けるのが目的といわれています。
ピグミーマーモセットの特徴3:平均寿命は約12年
リスザルなど小型猿の寿命は15~20年と言われていますが、野生のピグミーマーモセットの平均寿命は約12年と比較的短いです。
樹上で生活していることもあり、ワシやフクロウ、蛇などに襲われることがあります。ちなみに飼育環境下での寿命は18年という記録があります。
ピグミーマーモセットは決まった繁殖期がありません。4~5ヶ月の妊娠期間で1~4頭産みます。出産後3ヶ月ほどで発情し、1年に2度出産することもあります。
育児は群れのメンバーで行います。雄が子供を背負って世話をし、授乳時になると母親のところに連れていくといったイクメン行動もしばしば観察されます。
樹上で生活していることもあり、ワシやフクロウ、蛇などに襲われることがあります。ちなみに飼育環境下での寿命は18年という記録があります。
ピグミーマーモセットは決まった繁殖期がありません。4~5ヶ月の妊娠期間で1~4頭産みます。出産後3ヶ月ほどで発情し、1年に2度出産することもあります。
育児は群れのメンバーで行います。雄が子供を背負って世話をし、授乳時になると母親のところに連れていくといったイクメン行動もしばしば観察されます。
ピグミーマーモセットの特徴4:野生の主食は樹液
野生のピグミーマーモセットは樹液や樹脂を主食とし、とても賢い方法で食べます。前日に前歯や爪で樹皮に穴を開けておき、翌朝その穴からにじみ出て固まった樹液を食べます。そしてまた樹皮に傷をつけておき、半日後に染み出た樹液を舐めます。
この行動から、樹液がにじみ出てくるまでに時間がかかることを知っているということがわかります。このように先を見越した行動をとる動物は非常に珍しく、猿の賢さがうかがえます。
ピグミーマーモセットは、樹液の他に、果物や花、昆虫類、カエル、トカゲ、蜘蛛なども食べます。
この行動から、樹液がにじみ出てくるまでに時間がかかることを知っているということがわかります。このように先を見越した行動をとる動物は非常に珍しく、猿の賢さがうかがえます。
ピグミーマーモセットは、樹液の他に、果物や花、昆虫類、カエル、トカゲ、蜘蛛なども食べます。
ピグミーマーモセットはペットにできる?
冒頭で紹介したとおり、ピグミーマーモセットはペットにできます。しかし、犬や猫と違って飼育に関する情報が少なく、難しいともいわれています。
その反面、この難しい動物をペットとしててなづけ、「大変だけど貴重な経験ができた」という声もあがっています。
そこで次に、ピグミーマーモセットの飼育について、ポイントをまとめてみました。
その反面、この難しい動物をペットとしててなづけ、「大変だけど貴重な経験ができた」という声もあがっています。
そこで次に、ピグミーマーモセットの飼育について、ポイントをまとめてみました。
ピグミーマーモセット飼育の特徴
- 警戒心が強くしつけ辛い
- 賢いが故に自由な行動をとる
警戒心が強くしつけ辛い
ピグミーマーモセットは、とても警戒心が強い動物です。
人間でいうところの、人見知りが激しい人といったところでしょうか。そのため、最初から積極的にスキンシップをとろうとするとかなり距離をおかれてしまい、警戒心がより強くなってしまいます。
行動をよく観察し、距離感をはかりながら徐々に距離を縮め、信頼されるようにしましょう。警戒心を解くことができれば、手のひらに乗せてスキンシップをとることも容易にできるようになります。
人間でいうところの、人見知りが激しい人といったところでしょうか。そのため、最初から積極的にスキンシップをとろうとするとかなり距離をおかれてしまい、警戒心がより強くなってしまいます。
行動をよく観察し、距離感をはかりながら徐々に距離を縮め、信頼されるようにしましょう。警戒心を解くことができれば、手のひらに乗せてスキンシップをとることも容易にできるようになります。
賢いが故に自由な行動をとる
初回公開日:2019年08月20日
記載されている内容は2019年08月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。