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世界最小の猿!ピグミーマーモセットって飼えるの?特徴を合わせて解説

更新日:2023年11月15日

ピグミーマーモセットは自宅で飼育できるとても小さな猿です。ここでは、ピグミーマーモセットの特徴や飼育についてまとめています。ピグミーマーモセットに興味のある方やピグミーマーモセットをペット候補として検討している方のお役に立てると思います。

世界最小の猿!ピグミーマーモセットって飼えるの?特徴を合わせて解説
ピグミーマーモセットは猿です。猿はとても知能が高く、また大人になるにつれ自我をもつようになり、自由な行動をとります。

ニュースで報道されるような、観光地で野生の猿が観光客から食べ物を奪うといった行動も賢いが故のことです。

ペットとして飼育する場合は、このような自由な行動を取らせないように、幼いころからじっくり時間をかけてしつけや訓練をしましょう。これを怠ると手に負えない厄介者になってしまいます。飼い主として責任をもって育てることが大切です。

ピグミーマーモセットを飼う場合の注意点

ピグミーマーモセットを飼う場合の疑問点について整理していきましょう。

ピグミーマーモセットは、いくらぐらいで販売され、どこで入手できるのでしょうか?成長過程において、どのような食べ物を与えたら良いでしょうか?そして、ピグミーマーモセットが心地よく生活できる環境をつくるにはどうしたら良いでしょうか?

実際に飼育するにあたり、注意するポイントをまとめてみました。

生体価格は約50万~

ピグミーマーモセットは個体数が少なく、とても高価です。1体50万円以上で販売されていますが、通常2体セットで販売されていることが多く、2体で100万円以上になります。

ピグミーマーモセットは2006年にワシントン条約付属書Ⅱに分類され、輸出国の許可がなければ商取引ができません。日本国内で繁殖された個体を販売しているところもありますが、数は少ないです。

見つけるのは困難ですが、運とタイミングがカギとなりますのでブリーダーや販売店と連絡を取り合って情報を入手できるようにしておくといいでしょう。

幼少時のエサはモンキーミルクや離乳食

ピグミーマーモセットのエサは、生まれてから3ヶ月ほどの幼少時にはモンキーミルクを与え、4か月目ごろからは離乳食に切り替えます。

モンキーミルクとは、霊長類のための粉ミルクで、お湯に溶かして人肌に冷ましたものを3~5時間に1回与えます。

離乳食には、粉末にしたモンキーフードにモンキーミルクとつぶした果物や野菜を混ぜるなど、やわらかく消化にいいものを与えます。

成体時のエサは果物や野菜

生後6か月目ごろからは徐々に成体のエサ切り替えていきます。成体時のエサは、モンキーフードの他、果物や野菜です。

よく運動するようになると消化機能が働くので、消化状態を確認しながら徐々に固形の野菜や果物を与えましょう。

生後1年までには成体のエサにします。1日に必要なエサの量は、体重の3~5%です。1日分のエサを一度に与えると、エサで遊んでしまい必要量を食べない場合があるので、2~3回に分けて与えましょう。

運動不足を解消するためにケージは大きめ

ピグミーマーモセットは、かなり動き回りますので広めのケージを用意しましょう。高さは1~1.5メートルほどにします。ケージの中には、かじることができる丈夫で太めのとまり木や、つかまったり乗ったりできるものを置きます。

温度は25℃くらい、湿度は50%くらいを保つようにします。ケージの中にバスキングライトなどでホットスポットを作ると自分で温度調節ができ、快適に過ごせる環境になります。特に幼少時にはあったほうがいいでしょう。

珍しくて賢いピグミーマーモセット!丁度良い距離感で接してあげよう

自宅で飼えるピグミーマーモセット、いかがでしたか?

ピグミーマーモセットは小さくて賢い動物です。焦らずゆっくり信頼関係を築き、丁度良い距離感で接することで、愛らしい仕草や賢い行動を目の前で観察することができます。

希少動物ですのでピグミーマーモセットを取り扱うペットショップも少ないですが、茨城県にある水戸熱帯魚センターでは繁殖に力を入れていて、販売もしています。

ピグミーマーモセットを飼育して、生涯の宝になる体験をしませんか?

初回公開日:2019年08月20日

記載されている内容は2019年08月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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