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うり坊の特徴8つ|うり坊をペットとして飼えない理由4つ

更新日:2023年12月06日

皆様はうり坊を知っていますか。小さく丸みがあって愛らしい姿が特徴の動物ですが、成長すると驚くべき変化が起こります。今回はうり坊の生態や名前の由来などについて詳しく解説し、ペットとして飼えるのかどうかということをご紹介します。

うり坊の特徴8つ|うり坊をペットとして飼えない理由4つ
食物を求め人里に下りてきた場合のイノシシやウリ坊の行動時間帯は主に夜間ですが、本来は昼行性です。オスは成熟すると単独行動をし、メスは家族単位の群れでの生活を基本とします。嗅覚に優れ、時速45km程度で走ることも可能で、1mを越えるジャンプ力を持つ個体も存在します。

また、猪突猛進という言葉から来る直進しかできないイメージは誤りで、停止や急旋回も可能です。

特徴6「性格」

イノシシは基本的には非常に警戒心の強い動物で、見慣れないものを避けようとする習性があり、普段は餌場や水場を頻繁に変えます。これは、自分の行動半径を敵に掴まれにくくする意味があります。

ただし、危機感を感じると突然攻撃的になる性格であり、発情期や妊娠期では特に攻撃性が顕著になります。また、慣れることができる動物でもあり、安全と判断すると大胆な行動をする場合もあります。

特徴7「知能」

警戒心の高さが示すように、知能も比較的高く、学習能力が高いのもイノシシやウリ坊の特徴です。特に記憶力は一度覚えると半年程度は忘れないという特徴があり、人里に下りて田畑の穀物を食べる際でも同じルートを通って行き来することが可能です。

さらにほかの個体の真似をする程度の知能もあり、一匹が安全だと判断すると集団で同じ餌場に何度も足を運ぶ傾向もあります。

特徴8「生息数」

イノシシやウリ坊は出産個体数が多く、さらに警戒心の強さや知能も相まって繁殖率が非常に高い動物です。暖かい地方を中心に全国的に生息し、推定で70万頭~120万程度存在するというデータもあります。日本では国によって指定管理鳥獣に指定され、捕獲や狩猟対象になっているにもかかわらずかなり生息数が多いと言えるでしょう。

うり坊やイノシシをもっと知りたい方に

この記事を読んでイノシシやうり坊の生態に興味を持った方には、上記の本がです。被害の多い農作物をイノシシから守るという観点から、イノシシやうり坊の生態についてかなり詳細に書かれています。誤解や勘違いを防ぐためにも、興味のある方はぜひ読んでみてください。

うり坊をペットとして飼えない理由4つ

うり坊やイノシシは指定管理鳥獣に指定されています。つまり、保護鳥獣ではないためペットとして飼育しても法律的には問題なく、特別な届出や許可は必要ありません。ただし、動物としての生態や行動傾向を考えると、見た目が愛らしくてもペットとして飼うのは非常に困難です。

ここでは、うり坊をペットとして飼えない理由を4つに分けて解説します。

理由1「入手が困難」

一つ目の理由として、入手が困難なことが挙げられるでしょう。警戒心が強いため、基本的には山間部や森の中など、人が入れないところに生息しています。また、捕獲しようとしても移動速度が非常に速く人の足では追いきれません。さらに、うり坊をペットにしたくても幼少期が非常に短いことも入手が困難な原因です。

理由2「すぐ体が大きくなる」

先ほども触れましたが、イノシシがうり坊である期間は出産からわずか5ヶ月程度であり、1年と半年程で60kgを越えるまでに成長します。現実的に考えて食物の問題、あるいは飼育スペースの問題が出てくるでしょう。人間との生息場所の違いもあり、飼育は非常に困難です。

理由3「物を壊すことがある」

最初は可愛らしいうり坊も、大人になるにつれ体が大きく食欲も旺盛になってきます。成体のイノシシは、70kgもの岩などを動かすこともあります。作物を狙って人里に下りてくる際、簡単な鉄網程度では破壊された実例もあります。物を壊すことがあり力も強いため、行動半径を非常に制限しにくいことも飼育が困難な原因です。

理由4「人に危害を加えることがある」

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初回公開日:2018年09月21日

記載されている内容は2018年09月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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