キリンはペットとして飼える？飼う手順や豆知識7つを知ろう！

キリンは特定動物に指定されていますので、ペットとして飼うためには都道府県や自治体の許可を得る必要があります。キリンをペットとして飼育する事は自由にできますが、ペットとして飼育する許可の他に、マイクロチップを埋め込むなど準備が必要です。

どの自治体でも許可の申請方法はあまり変わりません。弩物の種類ごとに飼育保管許可申請を届けますが、その際にはキリンをペットとして迎え入れるための施設の検査もされますので、設備などをきちんと整えてから申請するようにしましょう。

検査で許可が下りれば飼育保管許可を得る事ができます。こちらは5年間の有効期間です。

キリンを個人のペットとして輸入先を探す事は簡単な事ではありませんが、まずは貿易会社を中心に探してみると良いのではないでしょうか。

動物園へキリンが運ばれてくる場合、専門の業者に連絡し、国土交通省にも届出が必要です。他にも移動する間に通過する地域にも届出が必要になりますので気をつけなければいけません。

動物を運送してくれている輸送サービスには、環境省の取扱い業者としての業許可が必要になりますので注意しましょう。キリンは海外からの輸入に頼るしかありませんので、輸入先の問題をクリアしなければペットとして飼う事はできません。

キリンをペットとして飼うためには、農林水産省の動物検疫を突破しなければいけません。輸入検査では入念にチェックをされますが、採血をおこなったうえで、微生物学や病理学的検査、遺伝子学的検査など最新の技術を活用した検査が行われています。

入念な検疫結果で伝染病などの恐れがないと判断され、検疫証明書が交付されペットとして初めてお迎えする事ができるでしょう。病原体を持っている場合には係留期間が延長されたり、送り返されてしまう事もありますので気をつけなければいけません。

輸入後には対象となるペットはも3ヶ月間は着地検査もあります。

漢字で書く「麒麟」は空想上の動物であり、ペットとして飼いたいキリンとは異なりますので注意しましょう。中国では長頸鹿と呼ばれているキリンですが、キリンをペットにするための豆知識を7つご紹介しますので参考にしてみて下さい。

キリンの全長は、キリンのツノまで合わせて4.5メートルから6メートルもあり、体重は800キログラムから1200キログラム程度となっています。キリンの脳は高い位置にあるため、血液を送り出すために心臓も大きく、キリンの心臓だけで10キロから12キロはあるでしょう。

キリンの血圧は高く、他の動物と比べても突出しています。高血圧だからといってキリンの寿命には影響しているわけではありませんので心配はいりません。

キリンをペットとして飼うためには、動物園のような広さの敷地に高い柵を設けられるようなスペースが必要になるでしょう。キリンは狭い場所ではストレスが溜まってしまいますので、広さは十分に確保しなければいけません。

住宅街ではキリンの飼育許可を得る事は難しいため、都心部ではなく郊外の牧草地などを飼育スペースとして用意するといいのではないでしょうか。

広いスペースで飼育していても、キリンの後ろには立たないようにして下さい。キリンの蹴りはとても強く、人間が蹴られると大変な事になります。

キリンの値段は純血種や雑種など種類で大きく異なってきます。雑種のキリンであれば300万から500万円ほどで購入する事ができますが、動物園などにいる純潔種のキリンであれば1,000万から1,400万円以上すると考えておいて間違いありません。

キリン自体の値段も高いのですが、維持費としてのエサ代なども考えると、キリンの天寿を全うするためには莫大なお金が必要になります。

キリンの餌は基本的に木の葉っぱを食べており、アカシア系の葉っぱを好んでて食べています。動物園のような大きい飼育施設ではなく、個人でエサを用意する事は難しく、専門の業者から購入する必要があるでしょう。

アカシア系の葉っぱばかりを購入して食べさせることは難しいため、ペレットのような合成飼料を栄養補助食品として与えます。