ナマケモノとはどんな性格の動物なの?特徴や生態・生活をご紹介
更新日:2024年06月10日
鳴き声
甲高い声で「アーイー」と鳴きます。その声は大きく、森中に響き渡るほどで、現地ではその鳴き声から、ナマケモノのことを「アーイー」とも呼んでいるそうです。
赤ちゃんの声は大変可愛らしく、甘える猫のような声で「ウェー、ウェー」と鳴きます。ちなみに赤ちゃんのころは、とても甘えん坊な性格だそうですよ。
赤ちゃんの声は大変可愛らしく、甘える猫のような声で「ウェー、ウェー」と鳴きます。ちなみに赤ちゃんのころは、とても甘えん坊な性格だそうですよ。
排泄物
種類にもよりますが、概ね週に一度ほど木から降りてきて、地上にしっぽで穴を掘り、そこに排泄をします。フンは黒く丸い、シカのフンのような形をしています。
一日に一度ではなく、週に一度です。後の項で詳しく述べますが、食事の量が大変少ないためにこの回数で十分となっています。
長年、なぜわざわざ木から降りて排泄するのかが謎でしたが、近年の研究によると「体に住まわせている蛾のためである」という説が濃厚になってきました。
先の「苔の生える体毛」の項で説明した蛾ですが、この蛾が実はナマケモノのフンに卵を産んでいることが分かりました。
樹上からフンをすると散らばってしまい、蛾がうまく卵を産めません。そのために、ナマケモノはわざわざ樹上から肉食獣などに狙われやすい、危険に満ちた地上に降りて排泄をしています。
一日に一度ではなく、週に一度です。後の項で詳しく述べますが、食事の量が大変少ないためにこの回数で十分となっています。
長年、なぜわざわざ木から降りて排泄するのかが謎でしたが、近年の研究によると「体に住まわせている蛾のためである」という説が濃厚になってきました。
先の「苔の生える体毛」の項で説明した蛾ですが、この蛾が実はナマケモノのフンに卵を産んでいることが分かりました。
樹上からフンをすると散らばってしまい、蛾がうまく卵を産めません。そのために、ナマケモノはわざわざ樹上から肉食獣などに狙われやすい、危険に満ちた地上に降りて排泄をしています。
運動量が多すぎると危険
ナマケモノは、哺乳類としては大変珍しい「変温動物」です。自分で体温を調節することができないので、例えば体温を上げるためには、ナマケモノは日光浴をしなくてはなりません。
さらに、体温が上がりすぎたり下がりすぎたりすれば、ナマケモノの代謝は止まってしまいます。運動量が多すぎると体温が上がり、代謝もス有数。死の危険さえあります。
そのため、ナマケモノは非常にゆっくり行動します。枝から枝へ移るのに、10分以上かけることもしばしばだそうです。そのために「のんびり」した性格になったんです。
さらに、体温が上がりすぎたり下がりすぎたりすれば、ナマケモノの代謝は止まってしまいます。運動量が多すぎると体温が上がり、代謝もス有数。死の危険さえあります。
そのため、ナマケモノは非常にゆっくり行動します。枝から枝へ移るのに、10分以上かけることもしばしばだそうです。そのために「のんびり」した性格になったんです。
ナマケモノの性格
それでは、ナマケモノはいったいどんな性格をしているのでしょうか。
「見た目どおり、のんびりしているの?」「敵に襲われたときも、こんなかんじなの?」
ナマケモノの「やっぱり特徴的」な性格について見ていきましょう。
「見た目どおり、のんびりしているの?」「敵に襲われたときも、こんなかんじなの?」
ナマケモノの「やっぱり特徴的」な性格について見ていきましょう。
ナマケモノの性格1:大人しくて穏やか
ナマケモノは動きが非常にゆっくりで、なおかつ大人しく穏やかな性格をしています。
一方で、基本的に交尾と子育て以外では単独生活を送っており、社会性のある性格をしている生き物ではありません。脅威を感じると、長い鉤爪で身を守ります。
また、ストレスにもとても弱い性格でもあります。もし触れ合う機会があったとしても、十分に留意してあげると良いでしょう。
一方で、基本的に交尾と子育て以外では単独生活を送っており、社会性のある性格をしている生き物ではありません。脅威を感じると、長い鉤爪で身を守ります。
また、ストレスにもとても弱い性格でもあります。もし触れ合う機会があったとしても、十分に留意してあげると良いでしょう。
ナマケモノはか弱い動物です。日常的に(人に)触られると、重度の精神的ダメージを受けるおそれがあります
出典: https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/020100076/ |
ナマケモノの性格2:死を受け入れている
皆さんがもし野生の生き物だったとして、もし天敵に襲われればどうしますか?
多くの場合は、逃げる、戦うなどの手段をとるはずです。しかし、ナマケモノは違います。そのための筋肉がないからです。ピューマやオウギワシなどの天敵に襲われると、途中で抵抗をやめたかのように力を抜くそうです。
「せめて最後の痛みが無いように力を抜く」とも言われているこの行為ですが、実は野生の中で生き抜くために、ナマケモノたちなりに、日々戦っているんです。
鉤爪や自身の全力(時速120メートル、キロメートルではありません)で逃げるなど、彼らなりの全力で抵抗をします。それでも、最期はふと力を抜いて捕食されてしまいます。
人間の目から見ると、それは「死を受け入れている」性格であるかのように見えることもあるそうです。
多くの場合は、逃げる、戦うなどの手段をとるはずです。しかし、ナマケモノは違います。そのための筋肉がないからです。ピューマやオウギワシなどの天敵に襲われると、途中で抵抗をやめたかのように力を抜くそうです。
「せめて最後の痛みが無いように力を抜く」とも言われているこの行為ですが、実は野生の中で生き抜くために、ナマケモノたちなりに、日々戦っているんです。
鉤爪や自身の全力(時速120メートル、キロメートルではありません)で逃げるなど、彼らなりの全力で抵抗をします。それでも、最期はふと力を抜いて捕食されてしまいます。
人間の目から見ると、それは「死を受け入れている」性格であるかのように見えることもあるそうです。
ナマケモノの性格3:暴力を好まない
ナマケモノはその特性上と性格から、基本的に他者を攻撃することはありません。身を守るためなどでその鋭い鉤爪や、歯を使うことはありますが、それは襲われたときなどの特殊な状況下のみです。
ただし、とくにフタユビナマケモノは少し気性が荒い性格であることが知られています。人間に対しても威嚇行動などが見られるそうです。
ただし、とくにフタユビナマケモノは少し気性が荒い性格であることが知られています。人間に対しても威嚇行動などが見られるそうです。
ナマケモノの生活
ここまで見てきたとおり、とても変わった生態と性格をしているナマケモノ。では、彼らはどんな生活を送っているのでしょうか。
ここからはナマケモノの生活についてご紹介していきます。
ここからはナマケモノの生活についてご紹介していきます。
ナマケモノの生活1:寝ている時間
初回公開日:2019年08月21日
記載されている内容は2019年08月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。