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レッサーパンダの生態やとは?レッサーパンダに会える動物園4ヶ所

更新日:2024年10月19日

その可愛らしい外見から、動物園でのも高いレッサーパンダ。その生態を、分布、種類、大きさ、習性など7つの特徴に分けてご紹介します。また、レッサーパンダに会える動物園を4ヶ所ご紹介し、それぞれのおススメポイントをまとめました。

レッサーパンダの生態やとは?レッサーパンダに会える動物園4ヶ所

レッサーパンダとは

レッサーパンダは、ネコ目(食肉目)レッサーパンダ科レッサーパンダ属の動物です。日本では動物園に行けば会うことのできる動物ですが、森林伐採などの影響で生息地が減少し、絶滅危惧種に指定されています。

愛らしい見た目で動物園でもの高いレッサーパンダですが、どのような生態の動物なのでしょうか。

ここではレッサーパンダの名前の由来や生態についてまとめ、後半では、レッサーパンダに会える動物園もご紹介します。

レッサーパンダの歴史

レッサーパンダという名前は、その歴史に由来します。今では「パンダ」といえば「ジャイアントパンダ」のことを指しますが、元々は先に存在が知られていたレッサーパンダが「パンダ」と呼ばれていました。

しかし、後に発見されたジャイアントパンダの方が有名になり「パンダ」と呼ばれるようになりました。

そのため、『より小さな』という意味を持つ英語の『lesser』をつけて「レッサーパンダ」と呼ばれるようになりました。

レッサーパンダの生態7つ

レッサーパンダは、どのような生態の動物なのでしょうか。レッサーパンダの生態を、生息地、種類、大きさ、食べ物など、7つの項目に分けてみていきましょう。

生態を知れば、レッサーパンダについて、より深く理解することができるでしょう。

レッサーパンダの生態1:亜熱帯の森林に生息

レッサーパンダは、インド北東部、ミャンマー北部、ネパール、中国四川省、雲南省などに位置する温帯・亜熱帯の落葉樹林や針葉樹林、竹林などに生息しています。

多くは標高1500~4800mほどの高地に生息していますが、インドのメーガーラヤ高原では700~1400mの亜熱帯・熱帯の森林にも生息しています。

レッサーパンダの生態2:種類は主に2種類

レッサーパンダには「シセンレッサーパンダ」と「ネパールレッサーパンダ(ニシレッサーパンダ)」の2種類があります。

「シセンレッサーパンダ」は中国南部に分布し、やや大型で体毛の色もやや濃いのが特徴です。「ネパールレッサーパンダ」はインド北東部やネパールに分布していて、シセンレッサーパンダに比べ、白っぽい色をしています。

日本で飼育されているレッサーパンダはほとんどが「シセンレッサーパンダ」です。

レッサーパンダの生態3:寿命は8~10年ほど

レッサーパンダの寿命は、野生のもので8~10年くらいです。動物園などで飼育されている場合には13~14年生きることもあります。日本の動物園では23年生きた記録があり(人間でいうと100歳以上)、それが最長と言われています。

野生の場合にはユキヒョウなどの外敵が多いこと、飼育されている場合には基本的には外敵がいないこと、病気になったときに治療ができることがその違いの要因と考えられます。

レッサーパンダの生態4:体長50センチ~63センチ程

レッサーパンダの体長は大体50~63センチほどです。

木の上でバランスをとる役目を果たしているしっぽは、長くふさふさしていて、しっぽの長さだけでもおよそ30~50センチほどあります。

したがって、しっぽを含めた体長は80~120センチくらいになります。しっぽがしま模様であることも大きな特徴です。

レッサーパンダの生態5:体重は3~6㎏前後

レッサーパンダの体重はだいたい3~6㎏前後です。オスもメスもあまり体格に差はありませんが、オスの方がやや重く4.5~6㎏前後、メスは3~4.5㎏前後です。

生まれたばかりのころは体長15センチ、体重100~130gほどですが、生後1年くらいで大人と同じくらいの大きさとなります。

レッサーパンダの生態6:食事は雑食性

レッサーパンダの祖先はクマに近い肉食動物でしたが、ジャイアントパンダなどと同じく、進化の過程で生息環境に合わせて草食動物になりました。

レッサーパンダは、タケ(孟宗竹)の葉やタケノコを好んで食べます。どんぐりや果実、昆虫も食べ、ごくたまに鳥や鳥の卵、小動物を食べることもあります。

ジャイアントパンダと同様、手に骨が発達してできた突起があり、これを爪のように使って物をうまくつかんで食べることができます。
次のページ:レッサーパンダの性格

初回公開日:2019年08月22日

記載されている内容は2019年08月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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