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ヤギはペットとして飼うことができるの?ヤギの種類や飼い方を紹介!

更新日:2024年04月08日

動物園や牧場などで触れ合える可愛いヤギを、ペットとしてお迎えする方法をご紹介します。ヤギの特徴から、どこで手に入るか、食事・小屋・お手入れ・しつけ、お迎えする時の注意点をまとめました。「お座敷ヤギ」にするにはどうすればいいのかにも触れています。

ヤギはペットとして飼うことができるの?ヤギの種類や飼い方を紹介!

ヤギとは?

ヤギとは、ウシ科ヤギ属の草食動物です。ウシやヒツジと同じく4つの胃袋があり、一度食べたものを口の中に戻して再びもぐもぐと咀嚼する「反芻」をする動物です。

古くから食肉、乳用、毛用として飼育されています。現在では乳製品といえば牛ですが、搾乳が行われたのもバターやチーズなどの乳製品が作られたのも、最初はヤギの乳でした。

ヤギの寿命

ヤギの寿命は、個体差があり種類にもよりますが、飼育下では5~15年と言われています。10年以上長生きする子が多い長寿な動物です。

ヤギをペットとして飼う際は、スペースやエサなどしっかりと環境を整え、長くお世話をできるようにしましょう。

年に一度の予防接種の他にも、健康状態をしっかり把握し、体調を崩した時すぐ診てもらえるかかりつけ医を見つけておきましょう。

ヤギの食事

ヤギのエサは、繊維の多い牧草を主食にしましょう。生の牧草や青草ばかり与えると、水分が多すぎてお腹を壊してしまいます。干し草や乾燥した草も与えましょう。反芻する動物なので、繊維が不足すると胃の調子が悪くなってしまいます。

牛や羊に比べると比較的なんでも食べる雑食で、広葉樹の芽や樹皮まで食べます。また、紙を食べるイメージのヤギですが、食べさせてはいけません。

インクは毒性が強いものが多く、印刷していない紙でも原料に植物以外のものが含まれますので、ヤギにとって有害です。腸をつまらせてしまうこともあり危険です。

ヤギの性格

ヤギの性格は、個体差がありますが基本的には懐きやすく温厚で、ペットに向いています。特に子ヤギは、愛らしい見た目の上に、懐いた人間の後についてくるほどの甘えん坊です。

表情や鳴き声、仕草などのサインで飼い主とコミュニケーションを取ろうとします。

犬や猫と共存できるため、他のペットと一緒に飼うことができます。

ヤギは頭突きをしてくることがあります。挨拶、じゃれている、威嚇しているなど様々な理由ですが、力が強く危険なので注意が必要です。

ヤギの特徴とは?

ヤギは、繁殖のために性欲が旺盛であることや、容赦ない頭突きが恐れられていることから、キリスト圏では悪魔のシンボルとされています。

しかし人懐っこい性格や可愛らしい見た目から、ペットとして希望する人も増えています。

最近では芝刈り機を利用しない・機械では刈れない急斜面の除草もしてくれることから「エコ除草」としてレンタルヤギも登場しています。

山岳地帯や崖で暮らす

ヤギの特徴として、山岳地帯や崖で暮らしていることがあげられます。

じゃんけんのチョキのように2つにわかれたヒヅメは、外側が固く真ん中はやわらかくなっており、一生伸び続けます。

足場の悪い崖や岩場にヒヅメを引っかけて、すいすい移動することができます。ヤギは高いところが好きなので、この特技を利用して木登りをすることもあります。

大昔から家畜として飼育されていた

ヤギは、紀元前7千年頃から家畜として利用が始まったと考えられており、人間との付き合いは紀元前1万2000年頃から始まったイヌの次に古いことになります。メソポタミア文明発祥地のイラク付近で家畜化されたとされています。

ヤギは元々は日本に生息していませんでした。江戸時代に交易で持ち込まれたと考えられています。

ミルクや肉・毛皮もとれる

ヤギはミルク・肉・毛皮も利用されます。特にミルクは、牛乳に比べ脂肪球が少ないことから、牛乳が合わない人やペットも飲めるミルクとして注目されています。

肉は野性味の強い独特のにおいがあり、大変クセが強く好き嫌いがはっきりと分かれます。日本では沖縄と長崎ではヤギ肉料理があります。

ヤギの毛皮も利用されており、よく耳にする「アンゴラモヘア」や「カシミヤ」「セーム皮」はヤギのことです。

ペットとしてヤギを飼うことはできるのか?

次のページ:ヤギをペットとして飼う方法

初回公開日:2019年08月22日

記載されている内容は2019年08月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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