アカハナグマはペットとして飼える？販売価格や懐きやすさ・飼育方法

「アカハナグマはペットとして飼えるのかな？」
「ペットにしたらちゃんと懐いてくれるかな」
「ペットとして飼う時の気をつけるポイントは何だろう」
このようにアカハナグマをペットとして飼うことを検討している方の中には、さまざまな不安を抱えている方もいるでしょう。

この記事では、アカハナグマの体の特徴や習性、懐きやすさや飼育する際の注意点を解説しています。

この記事を読むことで、アカハナグマをペットにするために必要な知識を得ることができます。その知識をもとに飼育することで、可愛いアカハナグマと長く一緒に過ごすことができるでしょう。

アカハナグマをペットにしたいと考えている方は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。

南アメリカの森林地帯に多く生息するアカハナグマは、アライグマ科ハナグマ属に分類されます。中米にシロハナグマという種類もいますが、鼻の周りが白くならないことから見分けることが可能です。

熱帯から亜熱帯に分布しているアカハナグマですが、チリにだけは生息していないといわれています。

昼行性で、メスは群れでオスは単独で行動することが特徴的です。人間やクマなどと同じように足の裏全てを地面につけて歩きます。

アカハナグマは縞模様のしっぽが体の半分近くの長さにもなることが特徴で、鼻先も長く器用に動かすことができます。

体の色は、茶色や褐色など様々な種類がいて、四肢の先が黒っぽく、靴下をはいているように見えるでしょう。

木登りが上手で、長いしっぽを使ってバランスをとって歩いたり後ろ足で木にぶら下がったりするアカハナグマもいます。

名前からアナグマに似た印象を受けますが、比べると四肢が長いことや体のスリムさが違うことがわかるでしょう。

全長が80～120cm程度になるアカハナグマは、しっぽの長さだけで40～65cm程度あり、特徴的な部分であることがわかります。体重は、2〜6kg前後です。

野生での寿命は7～8年程度ですが、ペットとして飼育する場合は15年程度生きることが一般的といわれています。また、オス・メスともに生後2年程度で成熟します。

アカハナグマは、果物やペレットなどのほかに、他の動物や鳥の卵なども食べる雑食性といわれています。動物園では、イモやバナナなどをあげているところが多いです。

木登りが得意なことを活かして木の上にある果物を探したり、鼻先で地面にある石をひっくり返したりして餌を探します。

鋭い爪で倒木を裂くなどの行動も餌探しの一環といわれています。

アカハナグマをペットショップで購入しようとすると、一頭あたり30〜50万円かかります。

決して安いといえる値段ではないですし、長生きすることも頭に入れて責任を持って飼えるのかしっかり考えてから、ペットとして迎え入れましょう。

ペットとして飼育するならば、集団生活を営む特徴があるメスよりは単独行動をとるオスの方が飼育しやすいと考えられます。

芸を覚えられる賢さを持ち合わせていて、抱っこが好きという人懐っこい面もあり、ペットとして飼うと可愛さにメロメロになってしまうでしょう。

なでて欲しい時や抱っこして欲しい時などにアピールしてくることもあります。

南アメリカの森林地帯に多く生息していますが、標高2000m越えのアンデス山脈や海の近くに生息しているアカハナグマもいます。

それぞれあまり共通点がない場所であるのは、アカハナグマが様々な環境に対応できる生き物であるということでしょう。

そう考えると、ペットとして飼う際にも気をつかう部分が減り、飼育のハードルが下がります。