アカハナグマはペットとして飼える？販売価格や懐きやすさ・飼育方法

比較的人に懐きやすい性格であることはわかりましたが、飼育する上で必要なものや与える餌はどのようなものがあるのでしょうか。

ペットとして飼育する上で、ペットショップで購入する前に考える点を以下にまとめています。

アカハナグマをペットとして迎え入れる場合、大型犬が入れる大きなサイズの頑丈なケージのほかに、プールや登ることができる木などが必要です。

全てを自宅でカバーしようとすると飼育スペースに広さを必要とするため、散歩などで水遊びや木登りをさせるなどの対策をすればストレスなく過ごせるでしょう。

「ペットとして飼育している」という情報が少ないことから、何かあったときに病院に連れて行くことができるように、「クレート」と呼ばれるペットキャリーに慣らしておくと安心です。

野生では他の動物などを食べることもあるアカハナグマですが、ペットとして飼うならリンゴなどの果物やゆで卵、ペットフードを与えると良いでしょう。動物園では体調に合わせて鶏頭などを与えることもあります。

体調に合わせて与える餌を変えるということは動物園でないと難しいですが、自分の飼うアカハナグマは何が好きなのか探してみてください。

アカハナグマは人懐っこい面がありますが、発情期になると気性が荒くなり飼い主を攻撃してしまう場合があり注意が必要です。爪や牙が鋭いため、引っかかれたり噛まれたりしてしまったら、自分もアカハナグマもショックを受けてしまうでしょう。

犬などと比べても爪や牙の鋭さは抜群なので、万が一が起こらないよう普段からしっかり様子を観察して変化がないか気をつけましょう。

また、嗅覚が非常に優れているので、室内のいやな匂いにも十分注意しましょう。

普段は単独行動をしているオスですが、繁殖期になるとメスの群れの中に入り繁殖行動をすると考えられています。

メスも出産準備のために群れを離れ、木の上に作った巣で出産、それから生後数週間程度になると子どもとともに群れに戻ります。

ペットとして飼うアカハナグマで繁殖を考えると、繁殖期の見極めと出産前後に隔離するスペースを確保できるかどうかというところが重要になるでしょう。

活動的なアカハナグマの習性に合わせて広いスペースを確保するか散歩をしっかり行うこと、普段から変化に気をつけて繁殖期には刺激せず噛まれたり引っかかれたりしないよう注意しましょう。

15年程度生きることも考え、自分のライフスタイルに合わせて飼育を検討してください。

環境に慣れて、コミュニケーションがとれるようになるとより一層可愛く感じることでしょう。