ケープハイラックスはペットとして飼える？飼育方法と必要なものを紹介

「ケープハイラックスをペットとして飼うことってできるの？」
「ケープハイラックスの飼育方法が知りたい」
このように、ケープハイラックスを飼育したいと考えていたり、飼育方法の疑問を持っていたりする方はいないでしょうか。

この記事では、ケープハイラックスがどのような動物なのかをはじめ、ペットとして飼育する際の飼育方法や飼育のために必要なグッズなどを紹介していきます。

この記事を読むことで、ペットとしてのケープハイラックスの知識が得られます。その情報をもとにして、ケープハイラックスの飼育を考えることができるため、ペットのケープハイラックスと上手に向き合えるようになるでしょう。

ケープハイラックスを飼育してみたいと考えている方は、ぜひこの記事をチェックしてください。

ケープハイラックスは、イワダヌキ目イワダヌキ科に属する動物です。体長は約40～50cm、体重は2.5～5㎏ほどと小さく、とても可愛らしいのが特徴です。ロックハイラックスと呼ばれることもあります。

外見はネズミに似ていますが、その特徴は、実はゾウに似ています。上あごからは2本の牙が生え、ゾウの牙のように一生伸び続けます。また、足に蹄に似た爪が生えている所もゾウと同じ特徴です。

ケープハイラックスは、アフリカの中部～南部の各地に分布しています。乾燥した環境を好むため、サバンナや岩場などで姿を見ることができるでしょう。

巣穴は、岩場の割れ目の中などにつくられます。ケープハイラックスは足の裏が滑りにくくなっているため、ほとんど垂直という角度の岩壁でも軽々と登れるのが特徴の一つと言えるでしょう。

野生下では群れで生活し、岩の上で寄り添って休んでいることもあります。

ケープハイラックスの寿命は、15年程度と言われています。野生下の個体の場合はもっと短く、10年程度の寿命です。

上手に育てられれば20年近く生きられますが、ストレスや太りすぎなどの問題を起こさないように気をつけることが大切です。

ケープハイラックスは、1年ほど経つと成熟します。ただし、3年ほど経つまでは成長を続けるでしょう。

ケープハイラックスをペットとして飼育することは可能です。ただし、ペットとして家庭に迎え入れるのは簡単なことではありません。

一般的なペットショップでケープハイラックスの姿を見かけることはほとんどありません。そのため、気軽にお迎えすることは難しいでしょう。

また、ペットとして迎えるのであれば、診察してくれる動物病院を見つけることが最優先事項です。

ケープハイラックスはあまりメジャーなペットではないため、診察できる病院の数は少ないと考えておきましょう。

ケープハイラックスの入手は簡単ではありません。近所のペットショップで購入できることはほとんどないため、動物商に問い合わせるか、海外の動物も販売されているペットショップに足を運ぶことになるでしょう。

簡単に迎え入れられる動物ではないため、販売価格も時価になると考えておくと良いでしょう。一般的な相場は、20～50万円ほどと言われています。

ケープハイラックスは珍しいペットであるため、飼育方法が広く知られているわけではありません。そのため、飼育を始める前に飼育方法をきちんと知っておくことが大切です。

ここでは、ケープハイラックスの飼育方法について紹介します。ペットとして迎え入れる前に、しっかりと飼育方法を把握し、実際に迎え入れた際には適切なケアができるようにしましょう。

ケープハイラックスは体温調節が得意ではありません。野生下では、寒いときは日光浴で体を温め、暑いときは日陰で体を冷やして体温を調節しています。

飼育下では、ケープハイラックスにとって過ごしやすい温度を保ってあげましょう。適温は、昼間は25度以上、夜間は20度程度が適温です。ケージ内に爬虫類用のバスキングライトを設置すると、日光浴の代わりにライトで温まるようになります。