うさぎの性欲が強いと言われる理由｜プレイボーイのロゴ

うさぎも属している草食系動物ですが、ほかの動物は性欲よりも激しさが目立っています。　
・オラウータン：オスのオラウータンは、無理やりメスに対して交尾することがあります。他の動物は、メスの許可なしに交尾をすることは無いので、オラウータンの交尾は特殊だといわれています。　

・キリン：盛りがついたオスのキリンは、交尾の前にメスがどれほど発情しているのか確認するため尿をなめます。メスを奪い合うオス同士のケンカは壮絶で、中には首の骨を折ってしまうこともあります。

・サイ：発情したオスのサイはメスを追いかけ回して突進し、メスがダウンしたところで交尾をはじめます。　

とても激しい草食系動物ですが、うさぎの激しさも負けていません。オスのうさぎは見境なく次から次へと交尾し、オス同士のメスの奪い合いも日常茶飯事です。

ペットのうさぎは性欲を抑えなければ、異常に速く走ったり、行動が挙動不審になったり、食欲不振を起こすことがあります。食欲と性欲が関係しているので食欲不振になった場合には、腰振り行為に対して人間が相手をしない、お人形などを与える、といった対処法があります。

うさぎの腰振り行為も1日の回数が多ければ、腰を痛める原因になります。うさぎが発情期に入って、腰振り行為やマウンティングをしそうな雰囲気を察知したら、気をそらすように仕向け、行動がエスカレートしないように止めてあげることが大切になります。　

現実的な対策の去勢ですが、発情期の問題行動を抑えられるのは2割程度です。うさぎは、幼少期の過ごし方で性格が決まってきます。管理の行き届いていないペットショップで幼少期を過ごし、飼い主から愛情をもらわずに育ったうさぎは問題行動が増えます。

うさぎの初産は、生後6カ月～1年以内が最適といわれています。もっと早くに妊娠することはできるのですが、体がついていかないので赤ちゃんと母体に負担がかかります。逆に1歳を超えてからの初産も、リスクが高くなるといわれています。　

うさぎは5歳までは出産が可能で、妊娠期間は約1カ月です。1回の出産で10匹以上生まれることもあります。妊娠したときにお腹の中に胎児が何匹いるのかは分からないので、妊娠が分かった時点で里親を探しておく必要があります。　

うさぎは交尾すれば必ず妊娠するので、先月出産したのに今月また出産したということもあります。去勢していない場合には、出産の刺激で排卵して出産後、すぐに交尾してしまうと連続で出産してしまいます。

うさぎは、小声でしゃべるような鳴き声なので近所迷惑になることがありません。草食動物なので臭いも少なく、定期的に掃除をしていればまったく気になることはありません。　

うさぎにリードをつけて散歩させる「うさんぽ」もできますが、散歩に行く時間がない人、うさぎを安全に散歩させれる場所が近所にない人でも、基本的には室内の運動だけで大丈夫なので飼うことができます。

うさぎは寂しがり屋ではないので、家でお留守番するときも気ままにゴロゴロしたり、一人遊びをしてみたりと、自分の時間を持っているので心配は必要ありません。

目の赤いうさぎは、アルビノと言って黒色の色素を作る細胞がない種類で、透明の水晶体が目の奥の血管の赤色を透かしているだけなので、健康上なにも問題はないでしょう。