エリマキトカゲってどんな生き物？特徴と飼育の仕方をご紹介

エリマキトカゲは、体長70㎝ほどまで成長し、身体には襟状の皮膚がついています。エリマキトカゲはトカゲの種類の中でアガマと呼ばれる種類に属します。オーストラリアに生息しています。

オーストラリアの個体は、乾燥をこのみますがインドネシアの個体は湿度を好みます。日本で飼育されている個体は多くがインドネシア産です。高温多湿地域での生活を好むので、飼育は、おなじような環境を整えて行うようにしましょう。

エリマキトカゲは、敵に襲われると通常は木などに登って逃げようとしますが木が近くにない場合は、二足歩行で素早く逃げます。

また、逃げ切れないと感じた場合はエリマキを大きく広げて相手を威嚇します。この時エリマキから音を出して威嚇します。

皆さんが知っているエリマキを広げた姿は可愛いと感じるでしょうが、エリマキトカゲ自身は危機的状況にあります。

エリマキトカゲは危険を察知すると、二足歩行で逃げ出します。 この時、首のエリマキも同時に広げて走ることがあります。

二足歩行で逃げるトカゲはエリマキトカゲだけではありませんが、エリマキを広げながら走る姿はとても可愛らしく滑稽です。

敵から逃げる時の二足歩行のスピードも意外に早いです。他のトカゲにも二足歩行をするものがありますが、エリマキを広げて二足歩行するのはエリマキトカゲだけです。

エリマキトカゲの寿命は、通常ですと10年くらいとされています。これは自然界の中で生きることに関しての寿命とされています。

しかし、エリマキトカゲの飼育に関して、健康管理や飼育環境をしっかり整えてあげることで、およそ20年以上も生きると言われています。

正しい知識や飼育環境を整えることで、ペットとして少しでも長く一緒にいられるようになります。実際に20年を超えて生きているエリマキトカゲもいます。

エリマキトカゲは走る姿がとても独特で、ルックスの印象もかなり強いでしょう。エリマキトカゲを飼育している人は多くいますが、エリマキトカゲに関しては特に飼育が難しいと言われています。

爬虫類に関しては犬や猫とちがい、生息地の事を考えてそれに合った飼育環境を整えてあげることが重要です。

どんなことに注意していけばよいのか、飼育の仕方など見ていきましょう。

エリマキトカゲは、とても臆病な性格をしています。威嚇をして相手が逃げない場合に自分から攻撃を仕掛けることはしません。

威嚇しながら二足歩行で一目散に逃げていきます。こうした性格から、飼育する時にはできる限りエリマキトカゲに強い刺激をあたえることなく落ち着く環境を整えてあげることが重要です。

臆病な性質ですので、ゲージを叩いたり近くで大きな音を立てるなどの行為はしないようにしましょう。

体の大きさは意外に大きく、70㎝ほどあります。飼育するときには、大きめの部屋を用意してあげるようにしましょう。また、飼育するにあたり止まり木を入れてあげましょう。

基本的には、エリマキトカゲの個体にそれぞれあったものを用意してあげるようにします。止まり木やレイアウトなどの工夫次第で住みやすい環境になりますのでチャレンジしてみましょう。

飼育しながら慣れてくれば、ハンドリングする可能性もあります。しかし、扱いにかなり慣れていなければ、こちらが怪我をしてしまう場合もありますし、エリマキトカゲに大きなストレスを与えてしまう場合もあります。

同じ個体でも、ハンドリングが苦手な子もいますので、様子を見ながら過度なハンドリングをしないようにしましょう。

ハンドリングができるようになれば、もっと愛情がわきますし仲良くすることができます。