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アルゼンチンテグーの飼育方法|性格や寿命などもくわしく解説

更新日:2024年07月09日

魅惑の大型爬虫類、アルゼンチンテグーをご存知でしょうか。黒と白の特徴的な体色とつぶらな瞳がキュートなアルゼンチンテグーですが、日本では脱走事件の方が有名かもしれません。そんな彼らの生態や飼育方法をまとめました。これから飼育をお考えの方はぜひ役立ててください。

アルゼンチンテグーの飼育方法|性格や寿命などもくわしく解説

バスキングライト

アルゼンチンテグーのような爬虫類には、バスキングも欠かせません。バスキングとは英語で日向ぼっこを意味します。変温動物である爬虫類は自身で体温調節ができないため、日に当たることによって体温を調節しているのです。

テグーの場合、飼育温度は25℃~26℃、バスキングスポットは35℃前後が適温であると言われています。適温範囲が同じタイプのライトを選んであげてください。

なお、バスキングスポットの温度が適温より高すぎると成体の負担になり、低すぎるとバスキングスポットから離れられず結果的に低温やけどを引き起こしたりもしますから、バスキングスポットの温度管理もしっかりと行うようにしましょう。

紫外線ライト

爬虫類の飼育において紫外線ライトも大変重要な役割を持ちます。自然下で太陽光の当たる屋外に生きている彼らは、長時間紫外線に当たらないままでいると徐々に体調を崩していってしまいます。

屋内飼育下では紫外線を発するライトを取り付けることでこの問題を解決することができます。

紫外線ライトは線量の強弱がありますが、アルゼンチンテグーの場合、紫外線量の少ないライトで事足ります。一般に熱帯・亜熱帯用として販売されているものを選びましょう。

水入れ

アルゼンチンテグーは、水が大好きです。そのため、飼育の際は水入れを忘れないように気を付けましょう。

飲用はもちろんのこと、水遊びや、脱皮前の湿度調整にも役立ちます。

ケージ内、もしくは部屋で運動の際に水浴びができるよう、大きなサイズの水入れを用意しておくと良いでしょう。成長すると体が大きくなりますから、衣装ケースなどをそのまま水浴び場として利用するパターンもあります。

アルゼンチンテグーの飼育方法

アルゼンチンデグーを実際に世話をするに当たり、どのようなことを行えば良いでしょうか。

大きなトカゲですから頑丈そうに見えますが、常日頃から様々なことに気を付けてあげなければなりません。適切な世話を怠ると、簡単に体調を崩してしまいます。

ここではアルゼンチンテグーの日々の世話について紹介します。

テグーは肉食の傾向を強く持つ雑食性のトカゲです。飼育下ではタンパク質を中心に、果物や野菜などバランスよく与えていく必要があります。栄養が偏ると病気の原因になりますから、タンパク質やビタミン、カルシウムなど必要栄養素を考慮した内容にしましょう。

メインとして与えるものはデュピアやヒナウズラ、マウス等が一般的です。野菜や果物の中には与えてはいけないものもありますので、給餌の際は下調べをしっかり行いましょう。特にネギ類と、シュウ酸を多く含む野菜は危険です。

給餌回数は成長度合いによって変わります。基本的には幼体であれば毎日与え、成体は数日おきが好ましいでしょう。目安として排便回数などを見ることも重要です。

温度と湿度

アルゼンチンテグーの飼育温度はおおむね25℃~26℃程度、湿度は60%~70%が好ましいと言われています。特に冬場は温度と湿度が下がりすぎないようにしましょう。

気を付けたいのは日本の夏場です。原産国である南米は年中温暖な気候ではありますが、夏の最高気温は日本の方が高くなります。暑すぎるとテグーが弱る原因にもなりますので、あくまで適温の範囲に留まるよう調節してあげてください。

また、日本の冬は原産国よりも乾燥が激しく、アルゼンチンテグーの脱皮不全などに繋がりかねません。快適な室温に加え、水浴びや加湿などで適切な湿度になるよう配慮しましょう。

アルゼンチンテグーがかかりやすい病気

次のページ:アルゼンチンテグーを飼育する際の注意点

初回公開日:2022年06月11日

記載されている内容は2022年06月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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