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アルゼンチンテグーの飼育方法|性格や寿命などもくわしく解説

更新日:2024年01月22日

魅惑の大型爬虫類、アルゼンチンテグーをご存知でしょうか。黒と白の特徴的な体色とつぶらな瞳がキュートなアルゼンチンテグーですが、日本では脱走事件の方が有名かもしれません。そんな彼らの生態や飼育方法をまとめました。これから飼育をお考えの方はぜひ役立ててください。

アルゼンチンテグーの飼育方法|性格や寿命などもくわしく解説
どんな動物も飼育していると何かしらの病気や不調に見舞われるリスクがあります。

ここでは飼育されているアルゼンチンテグーに起こりやすい病気について紹介します。

もし、ご自宅のペットに明らかな不調が見られた場合は、速やかにかかりつけの獣医師に相談しましょう。

熱射病

生物が温度の高すぎる場所に留まると、熱により様々な障害を引き起こすことがあります。締め切った室内が高温となり、生体に起こる障害を熱射病と呼びます。ちなみに、日光に当たりすぎて起こるものを日射病、すべてを総称して熱中症と言います。

アルゼンチンテグーの場合、長時間の日光浴やケージの換気不全によって熱中症が引き起こされることがあります。ケージ飼育を基本とするアルゼンチンテグーは特に熱射病のリスクが高いので、温度管理には細心の注意を払いましょう。

熱射病をはじめとした熱中症になると、突然息が荒くなったり泡をふいたりします。熱中症の疑いがある場合は速やかに涼しい場所に移動させて体温を下げてあげながら、かかりつけの獣医師に相談してください。

くる病

くる病とは骨に発生する疾患の1つです。主な原因はカルシウムの不足、あるいはビタミンD3の不足等によるカルシウムの吸収不全と言われています。発症すると骨に貯蔵されていたカルシウムが血中に放出され、骨がどんどん脆く柔らかくなっていきます。

くる病になると単に歩けなくなるだけでなく、低カルシウム血症による神経症状も危惧されます。簡単に治療できる病気ではないので、日ごろからくる病を発症しないように飼育することが大切です。

給餌の際はカルシウムを含む餌やカルシウムパウダー等を使い、必要量を摂取できるよう努めましょう。また、太陽光に含まれる紫外線はビタミンD3を体内で生成するために欠かせませんから、紫外線を浴びることができる環境を作ってあげましょう。

アルゼンチンテグーを飼育する際の注意点

大型種であるアルゼンチンテグーは、その体のサイズゆえに飼育者が気を付けなければならないことがいくつかあります。

ここではアルゼンチンテグーと過ごす日常において、特に気を付けるべき2点を紹介します。

必要に応じ温浴させる

温浴とは、字の通り爬虫類をぬるま湯に浸けることを指します。温浴はテグーに限らず多くの爬虫類にとって多くのメリットをもたらすと言われていますが、野生下では見られない行動のため、体に負担があるという声もあります。

温浴を行うと、脱皮不全や消化不良などを予防することができると言われています。特に、乾燥に弱いアルゼンチンテグーでは温浴により脱皮不全に対してある程度の効果が期待できます。

温浴は、生体の入るサイズの容器に37℃くらいのぬるま湯を貯め10分程度行います。この時、頭が完全に水面から出る程度の深さになるよう気を付けます。お湯を飲んでしまう可能性もあるので、汚染されていない容器と飲用しても問題ないお湯を利用しましょう。

ハンドリングをしない

アルゼンチンテグーの中には幼少期からハンドリングされ人の手に慣れた個体も存在しますが、全く噛まない保証はありません。テグー類は気性の荒い個体が多く、ハンドリングには向かないとされています。

ケージの掃除などやむを得ない場合は皮手袋で飼育者の手を守り、テグーの攻撃に備えます。空腹時は攻撃性が高まるため気を付けましょう。また、自切してしまう可能性があるので尾を掴んではいけません。

ハンドリングに慣れていない個体は、手に乗せると暴れてしまう場合もあります。慣れないハンドリングは飼育者とペット双方にとって危険ですから、慎重に行ってください。

その他の種類のテグー

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初回公開日:2022年06月11日

記載されている内容は2022年06月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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