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クレステッドゲッコーとは?特徴や性格・飼育の注意点についても紹介

更新日:2024年07月10日

みなさんは頭に王冠のような棘があるクレステッドゲッコーというヤモリをご存じでしょうか?性格が温和でハンドリングしやすいことから、初心者向けのペットになっています。この記事では特徴や性格などの生態知識から、飼育方法まで解説しています。是非読んでみてください。

クレステッドゲッコーとは?特徴や性格・飼育の注意点についても紹介
「はじめて爬虫類を飼うけどどんな種類がおすすめ?」
「ハンドリングしてみたい!」
「カラーや模様がたくさんある種類がいいな」
みなさんはクレステッドゲッコーをご存じですか?

頭の上に王冠のような突起があり、性格が穏やかで初心者向きといわれているヤモリです。初心者向けとはいえ、はじめて飼うときは寿命や性格、飼育方法など色々な疑問がありますよね。

この記事では、クレステッドゲッコーの基本的な生態の知識から、実際に飼うにあたって準備するものや注意する点など、これから飼育するのに役に立つ情報をまとめています。

この記事を読むことで、クレステッドゲッコーの生態に詳しくなり、適切な飼育環境を整えることができるようになります。

ヤモリをペットにしたい方、クレステッドゲッコーに興味がある方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

クレステッドゲッコーとは

クレステッドゲッコーは、ヤモリ科イシヤモリ亜科Correlophus属に分類されるヤモリの一種です。

愛好家たちの間では「クレス」という愛称で親しまれています。人気のある種類のため流通量も多く、ヤモリのなかでは比較的お求めやすい値段で購入することができます。

特徴

クレステッドゲッコーは「オウカンミカドヤモリ」という和名があり、頭に王冠のようなトゲトゲした鱗があることに由来します。

クレステッドゲッコーもこの突起状の鱗を王冠(Crest)に見立てたことから名づけられたため、彼らの特徴といえばやはりこの頭の上にある鱗ということになります。

ヤモリの一種のため彼らも指先に趾下薄板と呼ばれるヒダを持っていて、そのヒダを利用して樹や家の壁などにペタペタと張り付くことができます。

性格

クレステッドゲッコーはペットヤモリの中でも特に穏やかな性格をしており、飼い主に噛みつくなどの攻撃的な反応をしてくることが少ない種類です。

人に対する警戒心も薄いので、ハンドリングがしやすいことも人気の理由の1つです。ハンドリングとは、ヘビやトカゲなどの爬虫類を手に載せてスキンシップをとるときに使われる用語です。

温和な性格でハンドリングもしやすいクレステッドゲッコーですが、無理に触ったりしつこくしたりするとストレスを感じて噛みついてくることがありますので、触れ合うときは相手のことをよく観察しましょう。

原産国・生息地

クレステッドゲッコーは、オーストラリアの東に位置するニューカレドニアの固有種です。

ニューカレドニアは本島のグランドテール島と周辺の島々から構成されているフランスの領土で、美しい海と砂浜が人気で観光客が多く訪れる場所です。

クレステッドゲッコーはニューカレドニアの森林に住んでおり、木の上で生活する樹上性ヤモリになります。

寿命

クレステッドゲッコーの寿命は7~10年ほどになります。

長い場合は18年ほど生きる、比較的寿命の長い生き物です。

高齢になると壁に張り付く能力が弱まってくるので、流木や登れるインテリアを多めに入れて休む場所を作ってあげる必要があります。

長生きさせる秘訣は適切な住環境を整え、ストレスを与えないことですので、末永くお付き合いするためにしっかりお世話してあげましょう。

他のヤモリとの違いとは?

他のヤモリと異なる点は2つあり、1つ目は食性、2つ目は尻尾の自切です。

まずは食性の違いについて解説していきます。

ほとんどのヤモリはコオロギやミルワームなど生きた昆虫を食べます。しかし、クレステッドゲッコーは雑食のため、専用の人工飼料で飼育することが可能です。昆虫食がネックで爬虫類を飼うのをためらっていた方には嬉しい食性です。

2つ目の違いである尻尾の自切について紹介します。

ヤモリはトカゲのように、危険を感じると尻尾を自ら切って逃げていきます。他のヤモリは自切したあと元の長さまで尻尾が戻りますが、クレステッドゲッコーは短いまま元に戻らないのです。ハンドリングの際は注意しましょう。

クレステッドゲッコーのモルフ

クレステッドゲッコーのモルフは非常に多く存在し、カラーや模様によって細分化されています。

モルフとは、爬虫類の品種の呼び方で、カラーリングや模様の表現が確立されているものに名前をつけて分類しています。

クレステッドゲッコーのモルフを全て紹介するのは難しいので、中でも人気なものやモルフ数が多いものをいくつか紹介します。カラーも模様もさまざまなので、ぜひお気に入りの一匹を選んでください。

バイカラー

バイカラーは体に模様がなく、体色が2色になっているモルフのことです。

色合いが同じでも、明るさが少し違う場合にもバイカラーが適用されます。

数あるモルフの中でも比較的お安めな種類で、ノーマルモルフや次に紹介するパターンレスよりは少し値段が上がる程度です。
次のページ:クレステッドゲッコーの値段は?

初回公開日:2022年07月22日

記載されている内容は2022年07月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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