ヒョウモントカゲモドキの値段は？種類や飼育用品についても紹介

「ヒョウモントカゲモドキって、トカゲじゃないの？」
「ヒョウモントカゲモドキとレオパって何が違うの？」
「ヒョウモントカゲモドキのモルフって何？」
見た目や仕草に愛嬌があり、世界中で大人気の爬虫類、ヒョウモントカゲモドキ。車のCMにも出ていたので、目にしたことがある方も多いのではないでしょうか？

中には、興味はあるけど飼育方法がわからないから手が出せない、と諦めている方もいるでしょう。

この記事では、ヒョウモントカゲモドキの特徴や品種、飼育に必要な器具や飼育方法などの解説をしています。

本記事を読むことで、ヒョウモントカゲモドキの種類や、飼育に適した環境が把握できるため、飼育に向けた準備がスムーズにできるでしょう。

ヒョウモントカゲモドキに興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。

ヒョウモントカゲモドキは学名をEublepharis maculariusと言い、爬虫綱有鱗目トカゲモドキ科のEublepharis属に分類されています。

英語名はレオパードゲッコー（Leopard Gecko）で、それを縮めて「レオパ」とも呼ばれています。原種は黄褐色の体表に黒い斑点が入り、それが豹の紋様みたいだと言うことが名前の由来です。

そして、トカゲもどきという名前の通り、ヒョウモントカゲモドキはトカゲではなくヤモリの仲間なのですが、他のヤモリとは違い、トカゲのように瞬き（まばたき）をすることができます。

さらに、ヤモリは足指に趾下薄板（しかはくばん）と呼ばれる器官があり、それを使って壁などをよじ登れますが、ヒョウモントカゲモドキには趾下薄板がありません。

特徴がヤモリよりトカゲの方が近いので、そのためトカゲモドキと呼ばれるようになりました。

ヒョウモントカゲモドキは、おとなしい性格をしており、歯はありますが噛みつくことはあまり無いようです。臆病で警戒心が強いので、飼育を始めたばかりの時は、お世話は最低限にして環境に慣れさせることを優先させましょう。

寿命は飼育下では10～15年と言われています。野生化では25年生きたという記録もあるようです。生息環境によって寿命も変わってきますから、環境がよければ15年以上生きてくれる可能性もあるでしょう。

ヒョウモントカゲモドキの値段は、流通の多いベーシックな種類だと最低で4,000円くらいから、人気の品種や珍しい品種だと数十万円になると言われています。

同じヒョウモントカゲモドキでも、品種やクオリティによってかなりの価格差があります。やはり人気のある品種は高くなる傾向にありますが、それ以上の要因となるのは発生の難しさです。

ヒョウモントカゲモドキのモルフには、安定的に供給されるものとレアで手に入りにくいものがあります。

ハイイエローやハイポタンジェリンなどは、一年中いつでも入手でき、ヒョウモントカゲモドキの中でも手頃な値段で流通することが多いです。特に爬虫類の展示即売会では数千円で購入できます。

アルビノのような劣性遺伝モルフは発生の難しさから高額になります。そして人気の高いモルフや、複数のモルフの組合せでできたモルフなどもやはり高価なります。中でも、ブラックナイトやレモンフロストなど、レア度が高くて人気のモルフは数十万になります。

同じヒョウモントカゲモドキでも、品種によってかなりの価格差があります。人気の品種が高くなるのもありますが、大きな要因は発生の難しさです。

美しい模様の個体を作り出すのは相応の手間と時間が必要になります。高額で販売されるモルフの中には作出に10年以上かかったものも存在します。

人気のブラックナイトはブリーダーが15年以上かけて作り出したと言われています。レア度の高いモルフを生み出すには何年もかかるものです。