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ニホンヤモリは共食いをするの?生態や飼育方法などもあわせて紹介

更新日:2024年07月28日

ニホンヤモリは共食いをするのかどうかご存知でしょうか。本記事では私たちの生活に身近な生物である「ニホンヤモリ」の生態から、知られざる共食いについて掲載してます。また、飼育する際にそろえておくべき道具や餌の種類、注意点なども解説していますぜひ参考にしてください。

ニホンヤモリは共食いをするの?生態や飼育方法などもあわせて紹介
ニホンヤモリは生きていくため様々な虫を食べていますが、基本的に生きた昆虫を食べます。

飼育する際は生き餌を与えるようにしましょう。

生き餌を用意する

ニホンヤモリは基本的に生き餌を食べます。

生き餌は主にコオロギ、ミルワーム、デュビアをメインで与えましょう。

頻度は幼体であれば1日に1回、生体は3日に1回与えます。ニホンヤモリ自体あまり大きな生物では無いため、1回あたり1~2匹で大丈夫です。

また生き餌を与える際、虫だけでは栄養価が偏ってしまいます。そのため必ずカルシウム剤などのサプリメントを添加して与えてください。

食べ残しが出た際は必ず捨てましょう。

餌の大きさに気をつける

餌の大きさは基本的にヤモリの頭より小さなものを与えます。幼体は頭の約3分の1、成体は半分程度を選ぶようにしましょう。

餌のコオロギについてですが、主にフタホシコオロギとヨーロッパイエコオロギを食べます。

フタホシコオロギは動きが鈍くてヤモリに与えやすいメリットを持っていますが、よく鳴くうえ、こまめに掃除しないと悪臭がするデメリットも持っています。

次にヨーロッパイエコオロギは動きがとにかく早いのです。そのため捕まえにくく脱走されると大変なことになってしまいます。

コオロギを餌として与える際は、飼育できそうな個体を購入するようにしましょう。

餌を選ぶ注意点としては、ヤモリは餌を丸呑みするため大きすぎるとのどに詰まらせてしまう恐れがあります。しかし、小さすぎても食べない為餌を与える際はよく選んでから与えるようにすると良いです。

サプリメントも与える

餌を与えるにあたって欠かせないものがサプリメントになります。

生き餌を与えているだけではカルシウム不足になってしまい『くる病』という病気にかかってしまいます。

くる病とは、ビタミンやカルシウムの不足によって骨が柔らかくなってしまい、骨が変形し痛みが生じて生活が困難になってしまう大変危険な病気です。

それを防ぐためにも、カルシウムパウダーや粉末状のサプリメントを生き餌にまぶして与えるようにしましょう。

出典:くる病とは?|ぶっくんブログ
参照:https://bookunblog.com/archives/936

ニホンヤモリを飼育するときに注意すること

ヤモリはとても飼育しやすい動物と伝えましたが飼育するにあたって気をつけることはあります。

1つは『脱皮不全』です。脱皮不全は基本的にカルシウム不足や栄養不足、極度の乾燥によって発生します。もし放置してしまった場合、最悪の結果壊死を起こしてしまいます。

未然に防ぐには餌を与える際にカルシウムやサプリメントを必ず与えましょう。また、ケージ内を乾燥させないためにも霧吹きを徹底しましょう。

次に、複数飼育する際の注意点です。いくらおとなしい性格のニホンヤモリでもオス同士一緒に飼育すれば縄張り争いが起こってしまいます。

その結果ヤモリがけがをしてしまったり捕食されたりすることもあります。そのため、オス同士は一緒に飼育しないようにしましょう。

幼体と成体も一緒に飼育しないほうが良いでしょう。こちらもヤモリの共食いに繋がってしまうため注意が必要です。

また、脱走しないように注意を払うことも大切です。

ニホンヤモリのことについて知ろう

私たちの身近に生息しているニホンヤモリ。ヤモリの中でも非常におとなしくとても飼育しやすいヤモリです。

しかし、あまり知られていなかった共食いや病気に関して注意すべき点はあります。注意点を踏まえたうえで飼育すれば共食いや病気も防げます。ニホンヤモリは初めての爬虫類の飼育にはピッタリです。

ニホンヤモリも私たちと同じ大切なひとつの命であることをよく理解したうえで飼育しましょう。

初回公開日:2022年10月07日

記載されている内容は2022年10月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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