アオダイショウとヤマカガシの特徴とは?蛇に噛まれた時の対処法を解説
更新日:2024年08月18日
体の大きさや色
体長は60〜120cmで、体色は地域や個体によって差異があります。一般的な体色は褐色の地に黒斑が左右交互に並び、その間を赤い模様が入り混じるというもので、腹側は黄褐色が多いようです。
黒い斑点
地域や個体によって体色に差異がありますが、はっきりと黒い斑点が現れる個体もいます。黒い斑点が薄かったり体色全体が黒かったりする個体もいるので、アオダイショウなど他の蛇と間違えたくない蛇です。
体に赤い色
関東や九州のヤマカガシの幼体は赤い色が強く表れますが、中国地方の成体では赤色の強い個体は少数であるといわれています。
鱗の質感
蛇を見分ける方法の1つとして鱗の質感を見てみるというものがあります。アオダイショウやシマヘビの鱗は艶があり滑らかであるのに対し、ヤマカガシの鱗はくすんでザラザラした質感です。
ヤマカガシ以外で毒のある蛇であるマムシ
日本各地に生息し毒蛇の代表ともいえるのがマムシです。ただ単に毒蛇というだけでなく、マムシ酒や漢方薬に利用されるので、ヤマカガシより有名なイメージが強い毒蛇ではないでしょうか。
ヤマカガシとマムシの毒を比較
ヤマカガシもマムシも毒を持つことは共通していますが、毒の成分や強さは違います。ここからはそれぞれの毒の違いについて比較していきましょう。
ヤマカガシの場合
ヤマカガシは2種類の毒を持ち、それぞれ別の目的で使用する点で珍しい毒蛇といえます。大半の毒蛇が持つタンパク毒と、強心性ステロイドbufadienolide類の2つの毒を持っています。
マムシの場合
マムシの毒はプロテアーゼ・ハスホリパーゼA2など多様な成分を含みます。毒の性質は出血毒で、出血・浮腫・血圧低下・急性心不全などの症状を引き起こします。
初回公開日:2022年12月10日
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