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ペットの蛇はなつくのか・ペットにできる蛇の種類と値段・餌

更新日:2024年11月06日

大人しい性格が多い蛇は、ペット初心者の人にもできる動物です。一口に蛇と言っても、コーンスネークやボールパイソンなど種類が豊富で、細かく見ていくと色や柄、大きさなども全く異なります。それぞれで性格も異なるので、購入する前にきちんと確認しておきましょう。

ペットの蛇はなつくのか・ペットにできる蛇の種類と値段・餌

ペットの蛇はなつくの?

近年、じわじわとが上がっているペットが、にょろにょろとした動きが愛くるしい「蛇」です。意外なことに、若い女性を中心にペットとしての需要が広まりつつあります。

そんな大の蛇ですが、いざ飼うとなると「蛇は犬のようになつくのか」といった疑問が浮かんでくるでしょう。事前に蛇の基本的な性格について知っておきましょう。

「なつく」のは難しい

よくペットショップの店員さんやベテランの蛇飼いの人から聞かれるのが、「蛇は人間に慣れることはあってもなつくことはない」という言葉です。この言葉は本当で、蛇は基本的には犬猫のように人間にすり寄って甘えてきたり、飼い主に対して喜びを表現することはしません。蛇が観賞用のペットと呼ばれるのは、こうした側面があるからです。

しかし、なつくことはなくても慣れさせることは可能です。そのためには、餌をあげる人を一人に決めて、蛇が混乱しないように配慮してあげることが大切です。すると、餌の時間になるたびに飼い主に寄って来たり、噛まなくなったりします。

個体差がある

基本的には感情があまりないとされている蛇ですが、性格は犬猫と同じく個体によって異なります。そのため、人に対する慣れやすさも個体によってまちまちです。よく犬猫などの哺乳類の場合は子供の頃に接していればなついてくれると聞きますが、蛇の場合はこれが逆効果になる可能性もあるので注意が必要です。

種類によって違う

個体差と同じように、ペットにする蛇の種類によっても性格は異なります。一般的に、ペットとして流通している種類は扱いやすいとされていますが、それも種類によって飼いやすさには結構な違いが出てきます。もし、自分の手に乗せたり餌を手渡しであげたいという人がいたら、飼う前にきちんと種類を確認しておくことが大切です。

ペットで飼える蛇をご紹介!

「蛇を飼いたいけどどんな種類がいるのかわからない」という蛇初心者の人は、まずは日本で購入できる蛇の種類を確認しておきましょう。ここでは、その中でもメジャーな4種をご紹介します。

【超有名種】ボールパイソン

ボールパイソンは、蛇に関心がない人でも一度は聞いたことがあるであろう、ペットの蛇の中でも最もメジャーな種類の一種です。諸説ありますが、アフリカを原産とするボールパイソンはニシキヘビの仲間と言われています。大きさはおよそ1~1.5mほどにまで成長し、大きいものでは2mほどにまで達する個体もいます。ペットで流通している個体で2mほどまで成長するのは珍しいですが、かなり大きく育つ種類と言えるでしょう。

ボールパイソンは、比較的臆病で神経質な性格の個体が多いとされています。「ボールパイソン」という名前が付けられているのは、驚くとボール状に丸まる性質があるためです。静かな環境を整えれば、大人しいため飼いやすく、またカラーバリエーションも豊富なため、愛好家にもが高い品種です。

【白い個体も?】コーンスネーク

コーンスネークも、ボールパイソンと並んでペットとしての高い種類です。まん丸なつぶらな瞳と大人しい性格から特に若い女性から支持を集めている種類で、最近では扱うペットショップなども増えてきました。意外にも、日本のアオダイショウと同じ仲間で、別名で「アカダイショウ」と呼ばれることもあります。

近年、SNSを中心に話題になっているペットの白い蛇は、コーンスネークのブリザードと呼ばれる種類です。このブリザードを始め、コーンスネークは黄色や赤、茶色などカラーバリエーションが豊富で、縦縞や横縞、斑点など柄の種類もたくさんあるのが大きな特徴です。

【毒あり】セイブシシバナヘビ

北米原産のセイブシシバナヘビは、蛇の中では珍しく死んだ動物を餌とする種類です。また、驚いたときに擬死行動、いわゆる死んだふりで難を逃れようとする変わった性質も持っています。反り上がった特徴的な鼻先と、大きいものでも60cm程度にしか成長しない小柄な個体ということもあって、ペットとしての需要が高まりつつある種類です。

セイブシシバナヘビは、ペットの蛇としては珍しく毒を持っています。軽く噛まれる程度では出血くらいで済みますが、長く噛まれていると唾液の中の毒が回り、傷口が腫れたり痛みが続く可能性もあるので、噛まれた際は早急に処置をするようにしましょう。

【大型種】コースタルカーペットパイソン

コースタルカーペットパイソンは、オーストラリアを原産とするカーペットパイソンの一種です。色は地味ですが、帯状や網目状など模様が美しいのが特徴です。性格も大人しく、ハンドリングもしやすい個体が多いとも言われています。上記の三種とは違い、一般的によくイメージされる蛇と同じように瞳孔が縦長なのがかっこいいと評判です。

コースタルカーペットパイソンは、ニシキヘビ科の大蛇系で括られている種類の蛇です。大きいものでは4m近くにまで成長する個体もいますが、同じく大蛇系であるボアほど大きくなることはありません。ペットとして流通している個体はまずそこまで大きく成長することはないので、蛇に慣れていない人でも飼いやすい種類と言えるでしょう。
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初回公開日:2017年11月04日

記載されている内容は2017年11月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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