飼育はできる？サキシママダラに関する豆知識10｜アカマダラとの違いは？

みなさんサキシママダラという生きものを知っていますか。サキシママダラとは爬虫類有隣目ナミヘビ科マダラヘビ属の生きもの、つまりヘビです。

ヘビの中でも飼育しやすいと言われているめずらしい種類になります。宮古列島や八重山列島で生息が確認されている日本の固有種のヘビで、別名「アカツカラ」とも呼ばれることも多いです。

大きさはおよそ1mですが大きいものでは1.5m近いサキシママダラも存在します。

サキシママダラによく似たヘビに「アカマダラ」という種類がいます。

アカマダラとサキシママダラの1番の違いは生息地です。サキシママダラは日本にしか生息していないのに対して、アカマダラは韓国や台湾や中国大陸やベトナムにも分布しています。

またアカマダラは赤褐色の身体に黒い横縞模様が胴体に55-70本、尾には20-90本入っているのが特徴です。

それではここからサキシママダラに関する豆知識を10個ほど見ていきましょう。

サキシママダラは人間がペットとして飼育することのできるめずらしいヘビです。そんなサキシママダラですが詳しく知っているという方は少ないでしょう。

この機会にサキシママダラとはどんな種類のヘビなのかを知って、興味が出てきたらぜひペットにしてみてはいかがですか。10個の豆知識を最後までしっかりと見ていきましょう。

サキシママダラに関する豆知識の1つ目は生息地についてです。

サキシママダラは、おもに沖縄本島よりも南に位置している先島諸島に生息しています。

また宮古島・伊良部島・多良間島・石垣島・西表島・小浜島・竹富島・波照間島・与那国島などの島でも見ることが可能なヘビです。

平地から標高の低い山地、森や林などの自然がたくさんある場所や、池や沼などの水辺でおもに生息が確認されていますが、餌になる獲物を探し求めて民家や路上に現れることもあります。

サキシママダラに関する豆知識の2つ目は別名です。

サキシママダラは別名として「アカツカラ」という名前も持っています。学名で表現されるときは「Dinodon rufozomatum walli」という表記です。

また同じ属性であるため「アカマダラ」というヘビと勘違いされてしまうことが多いですが、実際には違う種類のヘビで、身体にある帯のような模様の数が異なっています。

サキシママダラに関する豆知識の3つ目は大きさです。

一般的なサキシママダラの大きさは50cmから100cmと言われています。

生息地や食べる生きものの種類によって大きさが変化するのが特徴です。たとえば仲御神島に住むサキシママダラは、海鳥の卵や雛鳥を食べものとしているので、最大で130cmまで巨大化することもあります。

一般的に都会や人家の付近で見かけるアオダイショウに比べると、少し大きめなヘビになります。

サキシママダラに関する豆知識の4つ目は体色です。

サキシママダラの体色は黄褐色から茶褐色をしています。その身体に黒い横斑が全身に入っているのが特徴です。この横斑はしっぽの方ににいくにつれてどんどんと幅が細かくなっていきます。

また目は明るい黄褐色のような茶色でをしていますが、夜になると瞳孔が開くことにより黒一色に見えることが多いです。口の中の舌は人間と同じくピンク色をしています。

サキシママダラに関する豆知識の5つ目は毒はあるのかどうかについてです。

サキシママダラの毒性については無毒になります。ヘビと言われると一般的に毒ヘビを想像してしまいますが、サキシママダラは無毒のヘビなので安全です。

ただしサキシママダラ自体に毒はないのですが、食べ物として毒ヘビを捕食することがあるので、食事をした直後のサキシママダラに触れることはなるべく避けた方が良いでしょう。

サキシママダラに関する豆知識の6つ目は悪臭についてです。サキシママダラは自身の身に危険がせまると総排泄腔からとてもくさいにおいを出します。

つかまえようとするとこの悪臭を腕などにこすりつけられることがあるので注意が必要です。

この悪臭はとくに毒性などはなく人間にとっても無害なのですが、においがとてもくさく強烈なので、なるべく嗅がないほうが良いでしょう。サキシママダラに触れるときは刺激を与えずに優しくしましょう。