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カナヘビの食べ物はどんなもの?食べる虫の種類や食べないときの対処法を解説

更新日:2024年01月21日

捕まえた際などに、カナヘビを飼い始めたいと考える人も多いのではないでしょうか。本記事ではカナヘビの食べ物の種類やその与え方、餌を食べないときの対処法などを解説します。本記事を参考にして、なるべくストレスのない環境でカナヘビを飼育しましょう。

カナヘビの食べ物はどんなもの?食べる虫の種類や食べないときの対処法を解説
前述したとおり、変温動物である爬虫類には餌を毎日与える必要はなく、1週間に2回~3回ほどで良いと言われています。ただし、体長が12cm以下の子供の頃は毎日与えましょう。

大人のカナヘビを飼い始めたら、最初は1度に与える餌の量を少し多めにし、残した餌は取り除きます。カナヘビは必要な量だけ食べるため、次第にカナヘビが欲しがる量を把握できます。

カナヘビは自分の頭より大きな餌は食べないため、餌を頭より少し小さいサイズにする必要があります。コオロギの足を取ったりミルワームをちぎったりして与えましょう。

食べさせ方

カナヘビの飼育ケージに餌を入れておくと自分で捕獲して食べてくれます。しかし、実際に食べたか分からないため、ピンセットで餌をつまんで直接食べさせる方法がよく使われます。

一方、人間に観察されることによって強いストレスを感じて餌を食べない個体もいるため、皿に餌を載せて置いておくという方法をとる場合もあります。

カルシウム剤の与え方と頻度

飼育下のカナヘビのように昆虫食が中心の場合、栄養価が偏りカルシウムが不足しがちになるため、カルシウムを補う必要があります。

カルシウムを補給する方法は、週に1回のペースで爬虫類専用のカルシウム剤の適量を餌にまぶしてから与えます。半年以上の長期飼育を考えている場合はカルシウム剤を購入してあげましょう。

カナヘビが餌を食べないときにできること

カナヘビだけでなく、野生で生活していた生き物を飼育し始めた場合、まったく食べ物を摂らないというケースは少なくありません。

また、今まで食べていた餌を突然食べなくなることもあります。カナヘビが餌を食べないときにできることをまとめました。

捕獲直後はそっとしておく

飼育を始めた直後は興奮状態にあるため、しばらく餌を食べてくれないことがあります。カナヘビが環境の変化に戸惑っていたり、飼育者が飼育の仕方に慣れていなかったりすることが原因です。

まずは、飼育環境を整えて適した餌の与え方をします。それでも食べないようなら、飼育環境に慣れてもらえるよう、そっとしておきましょう。そして、カナヘビが落ち着いてから餌を与えましょう。

温度や湿度を上げる

カナヘビは気温や湿度によって行動や体調に変化が現れます。たとえば、体温が35℃程度まで温まらないと健康状態が悪くなり、食欲も減ってきます。また、脱皮が近くなると食欲が落ち、動きも悪くなります。

脱皮は適度な水分(湿度)が必要です。そのため、温度や湿度を上げてカナヘビの変化を注意深く観察しましょう。

また、日光浴も効果があります。太陽の光で日光浴が難しいようなら、日光浴用のライトを用いて日光浴をさせてあげましょう。

与える餌の種類を増やす

カナヘビが餌を食べない理由はさまざまです。カナヘビには餌が大きすぎたり、昆虫の動きが早くて捕まえられなかったり、同じ餌ばかりで飽きたりすることが原因と考えられます。

たとえば、動きが活発な虫を与えていたら後ろ足をとってあげる、比較的カナヘビが好むミルワームをあげるなどの対策をとってみましょう。栄養の偏りをなくすためにも与える餌の種類を変えることは重要です。

なお、与える昆虫を変えても数日以上食べる気配がなければ、捕獲した場所に返してあげることをおすすめします。

カナヘビが喜んで食べてくれる食べ物を見つけよう!

カナヘビの飼育はそれほど神経質になることはないものの、餌の種類や与え方、栄養バランスを考えることは重要です。

野生のカナヘビはさまざまな種類の餌を食べることで栄養バランスを保っています。しかし、飼育下では飼育者が栄養価の管理をする必要があります。

試行錯誤をしながらカナヘビが積極的に食べてくれる食べ物を見つけて、なるべくストレスのない環境を作ってあげましょう。

初回公開日:2022年06月22日

記載されている内容は2022年06月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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