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レインボーボアの飼育の仕方|特徴や餌の与え方についても解説

更新日:2024年01月23日

レインボーボアを飼育したいけど準備で悩んでいる方もいるのではないでしょうか。本記事では、レインボーボアの生態や入手方法、飼育に必要なものなどについて幅広く解説します。レインボーボアについて興味がある方、飼育を検討している方は是非チェックしてください。

レインボーボアの飼育の仕方|特徴や餌の与え方についても解説
レインボーボアは他のヘビ同様、冷凍マウスや冷凍ラットなどを餌として与えます。基本的にこれらの餌を与え続けることができます。生餌を与える必要はありません。

購入時にショップで餌付いているか確認が必要になるでしょう。

与え方としては冷凍のラットをお湯で解凍して与えます。

お湯は35度〜50度程度の温度で解凍します。冷凍マウスをビニール袋などに入れると良いでしょう。マウスの腹部が柔らかくなっている状態が解凍できている状態です。解凍後に水気を拭き取り、ピンセットなどでヘビの口元に運んであげます。

レインボーボアは温度と匂いで餌を見つけるため、食いつきが悪い場合は温度を上げるなどでも対処することが可能です。

注意点として、食べるため与え過ぎてしまうと消化不良を起こし、食べたものを吐き出してしまうこともあるので、餌をあげ過ぎないようにしましょう。

冷凍ラットや冷凍マウスは栄養満点なので、餌の頻度は幼体時は3日に1回程度、成体時は1ヶ月に2回程度にします。こちらはあくまで目安なので、体重の増減に合わせて量を調整することが最適です。

またエサのサイズについては、個体の胴の太さと同じくらいのサイズを与えましょう。あまり大きな餌を与えてしまうと消化不良で吐き出してしまうので、こちらも注意が必要です。

最適な温度と湿度

最適な温度は24度〜28度程度、最適な湿度は60%前後と高温多湿を好みます。実際に飼育する際は低温と乾燥に注意する必要があります。

低温対策として、冬などはケージ内を温める必要があります。床下を温めるパネルヒーターなどがあるので低温対策しましょう。この際注意点として、床全体を温めるのではなく一部分を温めるようにしてください。

冬季の時期は餌を食べる量も減少するので、餌を与え過ぎずに適切な温度を維持してあげることが大切です。

乾燥対策としては、水容器を使用しケージ内の湿度を60%程度に保つ注意が必要です。幼体時はヤシガラマットや霧吹きなどを使用して対策すると良いでしょう。

レイアウトについて

レイアウトについては床材、水入れ、シェルター、登り木を大きめのケージに入れてあげる必要があります。冬などはパネルヒーターや暖突をつけて温度、湿度に気を配りましょう。

幼体時は樹上棲の傾向が強いため登り木にいることが多いかと思いますが、成体となると地表棲になるため、スペースを広めにして地表でも生活できるようなレイアウトを意識した配置をしましょう。

レインボーボアのハンドリング



ハンドリングは可能なヘビです。レインボーボアは大人になると幼体時と比べると大人しくなるため、成体の方がハンドリングには適していると言えるでしょう。

ただし個体差があり、顔の前に手を出した際に餌と間違えられると噛まれてしまう可能性もあるので、注意は必要になります。

ヘビのストレスとならないように、ハンドリングを行う際は十分に注意しましょう。ストレスになりにくい夜間にハンドリングを行うなどの工夫もしましょう。

レインボーボアの繁殖



実際にレインボーボアを飼育している方、これから飼育を検討している方の中に繁殖を検討している方もいるでしょう。繁殖時には体力の消費が激しいため、健康的な状態で繁殖させる必要があります。

繁殖に必要な準備をご紹介します。

オスとメスを見分ける方法

オスとメスを見分けるためには体格の違いを見る必要があります。目安にはなりますがメスの方が大きく180cm程、オスは160cm程となります。もちろん個体差があるため、ペットショップで購入時に把握しておくことが確実でしょう。

繁殖時期と産卵方法

繁殖時期は10月〜3月付近で行われることが多いようです。ヘビの繁殖時に、冬眠をさせるようにする種類の蛇は多いですがレインボーボアには必要ありません。

オスメスのケージを共にする前に温度を低めに設定し、光が当たる時間を短めにすることで交尾の準備ができます。そして10月付近になったらケージを一緒にし、交尾終了後に速やかに別々のケージに移動しましょう。

レインボーボアは産卵方法が卵胎生となるので、卵ではなく子ヘビを産みます。交尾後約半年の妊娠期間の後に子供を産みます。

レインボーボアの飼育方法を知ろう!



レインボーボアはペットのヘビとして性格としても飼育がしやすい種類になります。寿命が長い生き物であるため長期にわたって共に生活するパートナーとなります。

飼育する際は最適な環境を用意し、飼育に必要な知識を身につければ飼育難易度が高いわけではありません。飼育初心者の方でも飼育できる生き物と言えるでしょう。

また初心者の方は、成長した個体を購入した方が飼育はしやすいです。飼育知識、経験を踏まえて幼体を飼育するのか、成体を飼育するのか検討しましょう。

初回公開日:2022年06月25日

記載されている内容は2022年06月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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