エメラルドツリーボアとは？特徴や飼育に必要なものも併せて紹介

エメラルドツリーボアは特殊なペットであるため、爬虫類専門店や全国で展開されるペット販売イベントで情報を入手するようにしましょう。

通例として4～8月頃に入荷量が増える傾向があります。この頃を見はからって具体的に個体と接触するのがよいでしょう。

幼体と成体の値段に大差はなく、販売価格は概ね10～15万円が目安となります。

エメラルドツリーボアは熱帯雨林気候に生息していますが、比較的に涼しい環境を好みます。

ケージ内の温度勾配や昼夜の温度差をしっかりと設けることが重要です。

昼間の目安温度はおよそ25～26℃、夜間では24℃ほどとやや低めとします。温度勾配の頂点となるホットスポットはおよそ29～31℃が目安です。

繁殖を試みる場合は、繁殖期の1ヶ月前を目安に普段より2～3℃低い温度管理を行います。これは低温状態を感じることで交尾に積極的になるという習性のためです。ただし、およそ22℃を下回らないように注意する必要があります。この際の湿度は90%を目安に維持するようにします。

エメラルドツリーボアは消化が遅いため、小さめのピンクマウスやラットを与えるようにします。

ピンクマウスなどは冷凍されたものを適切に解凍することが重要です。

個体によっては、特定の鶏肉やヤモリなどしか口にしない場合があるため、ペットショップでの購入時に餌付いている品種を確認することが大切です。

最長5cmほどにもなる長く鋭い牙を持ち、とても神経質で気性も荒い性格です。

咬まれれば、それなりの代償を負うことになるため、餌やりなどの世話の際には十分に注意する必要があります。

夜行性で、殆どの時間を樹木の上でとぐろを巻いて獲物を待つ習性があります。夜間は行動が活発になることを理解して対応しましょう。

無毒ではありますが、咬まれれば破傷風の恐れもあるため十分な手当が必要です。場合によっては病院での治療が安心です。

エメラルドツリーボアお迎えした? pic.twitter.com/CMz9kGpMIt

— カタオカ (@Iu4LW4innTHc10I) April 23, 2022

鮮やかな緑色の胴体が枝にとぐろを巻いて獲物を待つ姿は、他のペットでは感じることができない野生美と迫力を与えてくれるでしょう。

エメラルドツリーボアをペットとして飼育するには、それなりの心構えと物理的な環境を整え、日々密接に状況を観察して適切な対処をしてあげる必要があります。

本記事では、特殊ともいえる魅力的なペットを飼育するために必要な事項を網羅できるよう努めてご紹介しました。

爬虫類、蛇好きにはたまらない存在であることは間違いなさそうです。