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亀の平均寿命|ミドリガメ/クサガメ/イシガメ/ゼニガメ

更新日:2023年12月05日

長生きの象徴とされている動物の亀ですが、実際にどのくらい生きるか知っていますか?亀は寿命が15年ほどのものから200年近く生きるものまで、種類によって寿命にも幅があります。今回は最も寿命が長い亀の種類や、長生きの秘密などをご紹介します。

亀の平均寿命|ミドリガメ/クサガメ/イシガメ/ゼニガメ

種類別亀の平均寿命

イシガメ

日本全国に生息し、幼生はゼニガメとも呼ばれているニホンイシガメの寿命は10~15年ほどといわれています。うまく飼育すれば30年ほど生きることもあります。ニホンイシガメはメスの体長が20~25cm、オスは15cmほどです。亀の寿命は体長が大きいほど長いので、小型のイシガメは比較的寿命が短いです。

クサガメ

日本固有の亀としてイシガメと並んで代表的な種類とされてきていたのがクサガメです。しかし、中国、韓国、台湾にも生息していることから、実は輸入された外来種ではないかという説が出てきています。

そんなクサガメの寿命は15~20年ほどとされています。中には飼育環境が良く40年近く生きたクサガメもいます。イシガメやクサガメといった日本でおなじみの亀を飼っている人もいるでしょう。

飼っている亀の寿命を短く終えないようにするためには、幼体の飼育環境を良く整えることです。イシガメやクサガメが小さいうちはゼニガメと呼ばれています。ゼニガメとは亀の種類の事ではなく、イシガメかクサガメの子どもの時のことを指しています。

生まれてから1~2年ほどのゼニガメは、体長が5cmほどしかなく、体が丈夫ではありません。長生きしやすい亀でも、子どもの時の栄養状態や生活する場の環境が整っていないと、死んでしまいやすくなります。ゼニガメのうちは水温や餌の量などの環境整備に特に気を遣う必要があります。

ミドリガメ

ミドリガメとはアカミミガメという種類の通称です。日本の各地の池にたくさんいるため、日本原産の亀だと思われがちですが、北アメリカ原産の外来種です。ペットの目的で大量輸入し、飼いきれなくなった人が池に放流したため数が急激に増え、生態系をかく乱しているため、環境省では2020年から輸入を規制する方針が立てられています。

そんな厄介者のミドリガメですが、寿命は日本のイシガメと大差なく、10~15年ほどといわれています。同じ寿命でも生命力が強いため、生存競争に勝ち日本の亀の生存環境を圧迫しています。

亀の寿命の長さ

鶴は千年、亀は万年という言葉が有名です。1万年も生きることはできないものの、人間と同じくらい生きる亀は少なくありません。そこで、亀の中でも比較的寿命が短いものと、寿命が長い種類の傾向をご紹介します。寿命の長さを分けるのは、体の大きさだとされています。

短い

世界には約300種類の亀が確認されていますが、すべての種類の寿命が長いわけではありません。寿命が長いのはこの後ご紹介する大型の亀で、私達にとって身近な種類の亀は大型のものと比べるとはるかに短い寿命です。

日本固有種のニホンイシガメや外来種のミドリガメといった国内にいる小型の水生の亀は10~15年ほどです。海外のロシアリクガメやヘルマンリクガメといった種類は、30年~50年とされています。小型のリクガメはペットとしてが出てきていますが、寿命を確認し最後まで自分で飼うか、子どもに引き継げるかの責任を持って買うようにしましょう。

長い

体の大きさが大型になるほど、寿命が長くなります。万年とまではいかないものの、100年近く生きる種類はいくつかいます。

まず、日本でも見られるウミガメの仲間の寿命はおよそ70~80年とされています。日本人の平均寿命と同じくらいです。甲羅の長さが60cmのアオウミガメが90cmにまで成長するのに23年かかった例があるので、成長速度が遅いのも長生きする理由のひとつでしょう。

さらに寿命が長い種類の亀は、野生での平均寿命がおよそ100歳のガラパゴスゾウガメや、セーシェルに生息するアルダブラゾウガメといった、甲羅の長さが1mを超える最大級の種類の亀です。ギネスに認定されているのも、これらの大型の種類です。

なぜカメの寿命は長いの?

次のページ:亀の寿命と心拍数の関係

初回公開日:2017年11月18日

記載されている内容は2017年11月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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