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亀の平均寿命|ミドリガメ/クサガメ/イシガメ/ゼニガメ

更新日:2024年05月22日

長生きの象徴とされている動物の亀ですが、実際にどのくらい生きるか知っていますか?亀は寿命が15年ほどのものから200年近く生きるものまで、種類によって寿命にも幅があります。今回は最も寿命が長い亀の種類や、長生きの秘密などをご紹介します。

亀の平均寿命|ミドリガメ/クサガメ/イシガメ/ゼニガメ
長生きの代名詞とも言える亀ですが、我々哺乳類や他の動物とは体の仕組みが若干違います。有名な童話の「うさぎと亀」で表されるように、亀の行動は遅いことで有名です。亀の寿命の長さの秘密は、その遅さにあります。

エネルギー消費を抑えている

亀の動作はとてもゆっくりで、毎日を慌ただしくすごしている私達にとって癒される存在といるでしょう。実は、亀の寿命の長さにはゆっくりとした動作が大きく関係しています。動作をゆっくりと遅くすることで、体の代謝能力も遅くなります。代謝が遅くなるということは、それだけエネルギーを節約することができます。

そして、亀は夏には夏眠、冬には冬眠をする生き物です。クマや虫といった動物が冬眠するのは有名な話ですが、暑い夏にも眠る動物は珍しいでしょう。極端に温度環境が変わる季節に眠ることで、大幅にエネルギーの消費を抑えることができます。

老化が遅い

エネルギーを抑えることがどのように寿命に関係するのかというと、老化のスピードがゆっくりになります。生き物の体はエネルギーを使うと、血流によって酸素を体中の細胞に送り込む必要があります。栄養素を酸化してエネルギーにする仕組みだからです。この酸化こそが、「老化」です。代謝が早いほど頻繁にエネルギーを送り込み、栄養素を酸化させる頻度が高いので、早く老化が進むことになります。

しかし、亀はエネルギーの消費を抑え、代謝も遅い仕組みの体を持っています。血流の流れも速くはないため、老化が遅くなるということです。老化が遅くなるということは、体の機能が若い時間が長いため、寿命が長くなるということです。老化のスピードが遅くなるなんて、羨ましく感じる女性も多いでしょう。

亀の寿命と心拍数の関係

私達生き物の体の中で最も命を象徴づけるのが、「心臓」です。心臓の鼓動がある限り動物は生きていますが、寿命の長さにもこの鼓動の数、つまり心拍数が関係しているといわれています。そしてこの心拍数と寿命には、代謝の遅さや夏眠と冬眠によるエネルギー消費の節約も関係しています。

1分間の心拍数が少ない

左胸に手を当てると心臓の鼓動がドクドク波打っているのがわかります。その心臓の鼓動の回数を心拍数と言いますが、動物が一生に打つ心拍数は、およそ20~30億回ほどで、あらゆる動物でも一定だとされています。

亀は、代謝が遅いうえ、夏には夏眠、冬には冬眠することでエネルギー消費を抑えています。代謝が遅いということは、心拍数も遅くなるということです。一生の心拍数が20億回だとすると、一分間における心拍数が少ないほど長生きできるという計算ができます。

動物によって心拍数の速さは違う

ネズミとヒトと亀を比較例に挙げましょう。ネズミの1分間の心拍数はおよそ600回だとされています。ハムスターを飼ったことがある人は、トクトクトクトクと心臓の鼓動の速さに驚いた経験があるでしょう。そんな心拍数の速いネズミの寿命を心拍数で単純計算すれば6年ほどの寿命になりますが、実際は約4年ほどです。哺乳類の中ではかなり短いといえます。

ヒトの1分間の心拍数はおよそ60~70回とされています。ネズミの1/10ほどです。単純に数字から計算すると63~54歳ほどです。しかし、人間の場合は年とともに心拍数が落ちていくことと、医療や食生活によって寿命が延びている面があるため、実際の平均寿命とは大きく違います。

亀はどのくらいなの?

それでは亀はどのくらいの心拍数なのかというと、もっとも長生きするゾウガメの仲間だと一分間につきおよそ26回ほどです。人間の半分以下で、とてもゆっくりなペースです。単純計算しても140年は生きるという結果になります。

あくまでこの計算方法は心臓の寿命の計算方法なので、実際の寿命とは異なりますが、ゾウガメが100年以上生きる点は変わらないので、おおよそ正しいといえます。生き物の寿命と心拍数にはこのような関係があることがわかります。

亀の寿命のギネス記録

長生きする動物のイメージの亀ですが、実際にもっとも長生きしたのはどの亀なのか気になるところでしょう。ギネスに認定されたほど長生きした亀をご紹介します。

ギネスに認定された亀・トゥイ・マリラ

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初回公開日:2017年11月18日

記載されている内容は2017年11月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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