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クサガメってどんな亀?特徴や生態・飼育方法を詳しくご紹介!

更新日:2024年01月07日

初心者だけど水亀を飼ってみたいと思っている方にはぜひしたいクサガメ。丈夫で飼いやすいと言われていますが、しっかりとした知識は必要です。この記事でそんなクサガメの魅力と飼い方を学んで、最高の環境でお出迎えしましょう!

クサガメってどんな亀?特徴や生態・飼育方法を詳しくご紹介!

4:匂い

クサガメの名前の由来は『臭いカメ』だと言われています。

草亀だと思っている方も多いのではないのでしょうか。しかし可哀そうですが『臭亀』のほうなのです。クサガメは名前の通り、匂いにとても特徴があります。

皆さんがよく想像する水の汚れの匂いではなくクサガメ自体が放つ威嚇用の匂いです。飼育下では安心しているからかその匂いを出すことは稀で、自然界では襲われた時などに後肢の付け根あたりから特徴的な匂いを出します。

クサガメは臆病な子も多いので、飼っていても驚くと匂いを出すことがあるかもしれません。

5:夕方から夜に動く

クサガメは基本的に昼行性ですが、特に夏の暑く日差しが強い時期は昼間は眠り、夕方ごろから夜にかけて行動することもあるようです。

飼育下では夏の間も昼間に行動する個体が多いです。わざわざ生活リズムを変える必要もありませんので、そのままの生活リズムで飼育しましょう。

その代わり、強い日差しや暑すぎる温度に気を付け、半分日陰半分日向のような環境でクサガメ自身が選べるようにしてあげると良いでしょう。

6:寿命

クサガメの寿命は20年~40年だと言われています。

個体によって差があると思いますが、カメの寿命は環境で大きく変わります。日ごろから栄養のある餌を食べて日光浴をして水の管理を徹底してあげれば、丈夫な個体は40年は生きます。中には60年生きた個体もいるそうです!

しかしある程度大きくなれば丈夫なカメも、生まれたての赤ちゃんは生きる力が弱くちょっとしたストレスや餌食いが悪いと赤ちゃんの時に死んでしまうことも少なくありません。

10年を過ぎたカメを飼っているのであればそれはとても良い飼い方をしている証拠とも言えるのです!

亀の年齢の見分け方は甲羅のブロックの中に年輪のような成長線があり、それを数えると年齢が分かるので大きいカメを見つけたらぜひ数えてみてください!

クサガメの飼育に必要なもの

カメは水槽に水をはって入れておけばいい。なんて単純な生き物ではありません。気持ちよく生活をしてもらうために、最適な環境を整えてお迎えしましょう!

そうすればきっとクサガメもあなたに懐き、何十年という人生のパートナーになってくれます!

クサガメの飼育に必要なもの1:大きい衣装ケース

クサガメに必要なケースのサイズはカメの大きさに対し横幅は5倍、奥行きは3倍程度です。

小さいころはあまり広すぎるケースで飼うと餌が探せないなどの可能性があるので30㎝水槽ぐらいから飼い始め、カメの成長とともに徐々にケースを大きくしていくのが理想です。

なお、大きくなるにつれてガラス水槽では割れる危険性や動かすときに非常に重たいなどのデメリットがあるため、最終的には大きい衣装ケースでの飼育が安価でです。

クサガメの飼育に必要なもの2:バスキングライト

バスキングライトとは室内での飼育の際に日光浴の代わりとして使用する光と熱を出すライトのことです。

カメにとって日光浴は必要不可欠ですが、室内飼いだと十分に日光を当ててあげるのは中々難しいです。なのでその日光の代わりにバスキングライトと紫外線ライトを使う必要があります。

バスキングライトには、光と熱だけを出すものと、それに加えて紫外線を出せるものの2種類があります。どちらを使用するかはその飼育環境によって選んであげましょう。

クサガメの飼育に必要なもの3:紫外線ライト

クサガメは紫外線を浴びることで丈夫な皮膚と甲羅を作ることができます。

カメに必要な紫外線は自然下では日光浴をしていれば得られるものですが、飼育下では紫外線ライトを使用することで浴びせることができます。

紫外線ライトを使う場合は、ライトの光がガラス蓋やプラ蓋に遮られると浴びせられる紫外線量が減ってしまうため、なるべく直接ライトの光がクサガメに当たるように調整します。

紫外線ライトには、熱帯・亜熱帯に住む爬虫類用や、砂漠に住む爬虫類用などの種類があるため、強すぎるものを選ばないように注意が必要です。クサガメの場合は熱帯・亜熱帯に住む爬虫類用で十分な光量を得ることができます。

クサガメの飼育に必要なもの4:日光浴ができるところ

クサガメにとって日光浴は非常に大切で、日光浴をすることで丈夫な甲羅を作ることができます。

まず日光浴をさせてあげるために飼育ケースの中に石やブロックなどを置いて陸地を用意してあげます。日光浴は最低でも2日に1回か、できないのであれば先述したバスキングライトや紫外線ライトを使用して疑似日光浴をさせてあげましょう。

外で日光浴をさせる場合は、カメ自身が選べるように半分日陰で半分日向になるようにケースを置いてやります。夏場は水温も上がりやすくカメも疲れてしまうので、10分~20分程度で切り上げるようにしましょう。

クサガメの飼育に必要なもの5:隠れ家になるところ

日光浴が好きなクサガメですが、あまり長時間日光を浴びると熱中症になってしまいます。

また、隠れる場所がないと落ち着くことができませんので、レンガや市販の浮島や隠れ家などを設置してやることでストレスを軽減することもできます。

ペットショップで販売されているものの中には、日光浴のために登れる陸地の下が空洞になっていて、そこに隠れることができるものがあります。

オリジナルのレイアウトで快適な空間を作ってみても良いのではないでしょうか?

クサガメの飼育に必要なもの6:ヒーター

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初回公開日:2019年08月23日

記載されている内容は2019年08月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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