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イシガメの餌の種類は?おすすめの商品や食べないときの対処法なども紹介

更新日:2024年07月16日

イシガメがどんな餌を食べるのかご存じでしょうか。この記事ではイシガメの食性を踏まえてどんな餌を与えればいいのかを解説しています。イシガメの餌としておすすめの商品も紹介しているので、飼育初心者の方やこれからイシガメを飼われる方は是非チェックしてみてください。

イシガメの餌の種類は?おすすめの商品や食べないときの対処法なども紹介

好きな餌ばかりあげない

イシガメの飼育に慣れてくるとその子が特に好きな餌がだんだんとわかってくると思います。
しかし喜ぶからといって好きな餌ばかりあげるのはよくありません。
同じ餌ばかりだと栄養が偏ってしまうからです。


日頃主食として与えているフードよりもおやつとしてたまに与える餌の方が要求が強い場合が多いですが、もし欲しがるままに与えていると主食のフードを食べなくなってしまう可能性があります。

1度偏食になってしまったカメをもとに戻すのはとても大変で、カメ自身にストレスがかかってしまいます。
好きなものをもっとあげたい気持ちをぐっと堪えて、バランスよく餌やりしましょう。

午前中にあげる

先程お伝えしたように、イシガメは変温動物なので外気温が高い時間に体温を上げて餌を食べ消化活動を行います。
飼育下でもできれば午前中に餌をあげるようにしましょう。

夕方や夜はだんだんと体温が下がる時間帯なので、餌を食べるとうまく消化されないままになってしまいイシガメの体によくありません。

もしお仕事などで夜にしか餌やりできない状況であれば、ペットショップで販売されている自動給餌機を使ってみましょう。
タイマーを設定できるので留守にしていても適切な時間に餌をあげることができます。

また夕方や夜にお腹が空いたとアピールしている様子が見られたら、次からは日中の餌やりの量や回数を増やしてみましょう。

残った餌は早めに取り除く

イシガメは結構水を汚す生き物です。
餌を丸のみせず噛み砕いたりすると水の中で餌が散らばってしまいます。
餌やりのあと水槽内に食べ残しを見つけたらすぐに取り除くようにしましょう。

残った餌をそのままにしておくとだんだんと水から臭いにおいがしてきます。
水が臭いというのは水が汚れて傷んでいる証拠です。
そのような環境にイシガメを入れておくのは危険です。

食べ残しを回収できるように、スポイトや小さめの網を準備しておくといいでしょう。
また水場に入るサイズのろ過フィルターを設置すると食べ残しを吸い取ってくれて水をきれいに保ってくれるのでおすすめです。

カメは水が汚れていてもそれを人間に伝えることができません。
餌やりのあとは水槽内をこまめにチェックしてあげましょう。

餌を食べないときの対処法

イシガメを飼育されている方の中には、イシガメが餌を食べなくなったという経験をされた方が結構いらっしゃるのではないかと思います。
かわいいイシガメが拒食になるととても心配ですよね。

イシガメは1日食べなかったからといってすぐに死んでしまうわけではありません。拒食になってしまったら、落ち着いて解決のための対処をとりましょう。

イシガメが餌を食べない原因は餌にある場合や水槽の環境が関わっていることもあります。
環境を見直しつつイシガメが食いつきやすい餌を与えるという方法をとりましょう。

それでも餌を食べてくれない場合は強制的に餌を食べさせるやり方があります。
長期的に餌を食べない場合にはこの方法を使った方がいいでしょう。

水温・気温を調整する

イシガメが餌を食べなくなったらまず水槽内の温度を見直してみましょう。
水温は25~30℃程度あれば安心して過ごすことができます。

ヒーターを設置していないと季節や時間帯によっては水温が下がってしまい、イシガメが体温を上げることができず食欲不振につながってしまいます。
また水場以外の空間が冷えていても食欲が出ないことがあります。

人間は暖かく感じていても、イシガメにとっては肌寒く餌は食べずにじっとしておこうと思っているかもしれません。

イシガメが元気に過ごせる適温を知っておき、場合によっては水槽用ヒーターなどを使って水温を調整してあげましょう。

食いつきの良い生餌や生き餌を与える

普段与えているフードではなく、嗜好性の高いものをあげると食いついてくれるかもしれません。
生餌や生き餌をあげると特に効果的な場合があります。

餌を食べなくなってしまったときはとにかく何でもいいので食べてもらい体力を回復してもらいたいので、カメが喜んで食べそうなものをあげてみます。

もしこれらの餌に食いついてくれたら、少しずつカメ用のフードを混ぜていきます。
一気にフードの量を増やすと食べてもらえないかもしれないので、徐々に混ぜる量を増やして慣らしていきます。

また生餌や生き餌なら食べてくれるからといってここで与えすぎるとそれしか食べなくなる偏食になってしまうかもしれません。
判断が難しいですが慎重に餌を与えましょう。

ホットスポットを確保する

変温動物であるイシガメのために、一気に体温を上げることのできるホットスポットを設置してみましょう。
ライトは爬虫類用品として販売されています。

水槽内の陸地の一部分が35℃程度になるようにバスキングライトを設置します。
イシガメはその場所で体温を上げることができるようになり、代謝が上がります。
ライトは朝点灯させて夕方に消しましょう。

ホットスポットを作る場合は、必ず一部分だけ暖まるようにしましょう。
水槽内の全てが35℃程度になるとイシガメにとっては暑すぎるからです。

もしどんなライトを選べばいいかわからなければ、ショップの店員さんに相談してみましょう。水槽やイシガメのサイズを伝えるとちょうどいいものを選んでくれます。

ライトを設置して日光浴させる

バスキングライトは体を温めるためのものですが、それとは別に紫外線ライトも設置しましょう。
紫外線が不足していることで食欲がなくなっているのかもしれません。

カメはカルシウムを摂取することで骨や甲羅を形成します。カルシウムを体内にたくさん吸収するためには紫外線を浴びることでできるビタミンD3が必要不可欠です。
カルシウムが不足していれば甲羅の形が変形したり骨が脆くなってしまいます。

バスキングライトはあるけど紫外線ライトは設置していなかったという方も多いのではないでしょうか。どちらもイシガメの成長には大事なアイテムです。

メーカーによってはバスキングライトと紫外線ライトの両方を兼ねているライトも販売されているので是非チェックしてみてください。

長期間食べないときは強制給餌する

どんな対処をしても食べてくれなければ強制給餌をしましょう。
強制給餌は正しい方法を知らないまま行うと危険なので、最終手段として行ってください。

やり方は、カメ用フードをすり潰して水で練ったものをシリンジで吸ってイシガメの口の中に入れてください。カメの口を開くのは大変かもしれませんが、シリンジを口の隙間からねじ込んで飲ませてあげます。

飲ませたらすぐに戻さずしばらくカメを立て向きに持って吐き戻さないようにします。
嫌そうに暴れてしまったら無理して給餌せず一旦水槽に戻してあげましょう。

無理に強制給餌すると口などをケガさせてしまったり間違った場所に餌が流れていってしまうので大変危険です。イシガメの様子を見つつ慎重に行いましょう。
次のページ:イシガメの餌の種類や特徴を学んで飼育に役立てよう

初回公開日:2022年08月19日

記載されている内容は2022年08月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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